新監督探し難航のバイエルン、ラングニック氏の招へい検討か…ジダン氏はリスト外?
バイエルンがトーマス・トゥヘル監督の後任候補として、オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督に関心を寄せているようだ。20日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
3部のザールブリュッケンに敗れ、早期敗退に終わったDFBポカールに続き、12連覇を目指したブンデスリーガでもタイトルを逃したバイエルン。今シーズン唯一優勝の可能性が残されたチャンピオンズリーグ(CL)の戦いが続くなか、クラブは6月末で退任するトゥヘル監督の後任探しにかねてから着手している。
当初はレヴァークーゼンを初のマイスターシャーレ獲得に導いたシャビ・アロンソ監督を“トップターゲット”に据えていたものの、42歳のスペイン人指揮官は3月の会見で残留を明言。その後は、2021年夏から昨年3月までバイエルンの指揮を執っていたユリアン・ナーゲルスマン監督との交渉を進行していたものの、36歳の青年監督は現地時間19日にドイツ代表との契約を2026年まで延長したことが発表された。
“新指揮官探し”が難航しているバイエルンだが、現在はラングニック監督の招へいに関心を寄せているようだ。『スカイスポーツ』が報じたところによれば、同監督はバイエルンのスポーツ部門の取締役を務めるマックス・エバール氏、およびクリストフ・フロイントSD(スポーツ・ディレクター)と数週間前に会談したとのこと。ラングニック氏自身は現在の仕事に集中しているものの、バイエルン側は後任の有力候補として引き続きその動向を注視しているという。
また、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督やアストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督、シュトゥットガルトを率いるセバスティアン・へーネス監督も後任候補に浮上しているようだ。一方で、一部で接触が報じられているジネディーヌ・ジダン氏は、バイエルンのリストに含まれておらず、これまでのところ具体的な交渉は行われていないという。
これまでシャルケやライプツィヒ、マンチェスター・ユナイテッドなどを率いてきたラングニック氏。果たしてバイエルンは実際に招へいに乗り出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。