「パーソナルジムは高額すぎる！」福井県の25歳ジム経営者が、毎回トレーナーが付く低価格なジム「ボナファイド」を3店舗オープンした誕生秘話

株式会社BONA FIDE 代表取締役　上田涼太

BONA FIDE（ボナファイドジム）は、2019年に代表の上田（当時20歳）が6坪の小さな間借りジムで創業しました。その後「トレーナーが付くジムを誰でも続けられる低価格にしたい！」という想いで、月額6,820円の低価格なセミパーソナルジムを福井市内に3店舗出店した「ボナファイドジム」の誕生秘話に迫ります。

元々は月3～5万円の高価格帯なパーソナルジムだった。その頃の違和感。

ボナファイドジムは元々、マンツーマンのパーソナルジムで月々3万円~5万円の高価格帯でした。

パーソナルジムを選ぶ人は、「一人ではトレーニングが続かない人」が多く年齢層は40代~50代の女性が7割。代表の上田（20歳）にとっては、自分の母親のような年代のお客様が通っていました。

しかしほとんどのお客様から「高額だからずっとパーソナルジムを続けるのは難しい。かといって、一人でジム通いを頻繁にするのは時間も気力もない。何より楽しくないと続かない。」そんなお声が沢山ありました。

福井県は共働きが6割。「自分の母親が通いたくなるジムに」

たしかに、実際に私の母親が高額なパーソナルジムに通うか？と考えれば、通いません。

私の母親はごく一般的な共働きの主婦です。月に何万円もジムに使っていては、家計に負担がかかります。

さらに、仕事と家事で忙しい主婦には時間がありません。週に何回もジムに通うのは難しいです。

そう考えた時に「共働きが6割の福井県では、同じような人が沢山いるはず！だから自分の母親でも通えるようなジムを作ろう！」そう考えたのです。

時間がない共働き主婦がジムに通えるのは週1回。

週1回で成果が出るようなトレーニングをするには、正しい効果的なやり方をする必要があり、さらには楽しくないと続きません。

だからこそ「トレーナーが付くけど低価格なジム」が必要です。

そこで「パーソナルトレーニングを低価格化してサービスをリニューアルしよう！」と決断しました。

（セミパーソナルのイメージ：トレーナーが複数人のお客様に個別指導を行う）

「トレーナーが付くけど低価格なジム」を実現するには2つの条件があります。

１つ目は「トレーナー1人が複数人のお客様を指導できること」

2つ目は「店舗展開によって会社規模を大きくして薄利多売を成立させること」

この2つをクリアしないと、三方良し（お客良し、従業員良し、会社良し）にはなりません。低価格にすることは誰でもできますが、展開しないと雇用条件を上げることはできないし、展開しないと会社の利益が出ません。

「トレーナーが付くのに低価格なジム」を追い求めて独自のセミパーソナル方式へ、店舗展開を志す。

-最初は反対の声も-

まだセミパーソナルジムというのは福井県には無く、全国的にも浸透していませんでした。東京に脚を運んでセミパーソナルジムを運営している経営者を訪ねるなどしましたが情報は得られず、ビジネスモデルが不透明でした。

そのため最初はスタッフの中で「安かろう悪かろうになるのではないか」との声もありました。

マンツーマンだったから質の高い指導ができるのであって、それを複数人のお客様に行うとサービスの質が落ちる可能性がある。結局安くてもお客様には満足されないのではないかと。

そしてもう1つはお金の問題です。

まずはサービスリニューアルに投資が必要でした。店舗改装・管理システムの導入・看板設置などの設備投資から

トレーナー増員による人件費・新しいサービス告知の広告費などのランニングコストが大幅に増えます。

さらにセミパーソナルジムにリニューアルすると、一人あたりの会費は以前より70%低くなるため一旦売り上げがゼロに近くなり、会員数が積み上がるまでは大きな赤字が続きます。

もし集客が大幅に上回らなければ潰れてしまうのです。

みんなの生活もあるし、失敗はできない。色んな不安がありました。

しかしそれでも低価格にこだわった理由は、私の商売における美徳観である「限られた人しか手に取れなかった良いモノを、大衆が手に取れるようにするような商売がカッコいい」があるからです。もしもお客様が求めているならば、難しい理想をなんとか実現し、お客様に喜んでいただく。それでこそ商売のロマンがあると思っています。

「やりたい事をやらないなら、商売をやってる意味がない！」

「やるには全国展開。日本を代表するジムチェーン店を目指す！」

そう皆に伝えて、ボナファイドジムは低価格なセミパーソナルへとリニューアルしました。

（ミーティングの様子）

-思い立ってから2カ月で米松店オープン-

セミパーソナルジムへの低価格化を決めてから、すぐに2店舗目の物件を探して申込をし、既存の1店舗目（成和店）の店内も改装しました。

ホームページも自分で急いで作り、オープン作業を開始しました。

開店資金がなかったため、壁のペンキで塗装したり、トレーニングマシンの分解・搬入・組み立てを自分達で行うことで費用を削減しました。

トラックを借りて毎日ペンキ塗りや組み立ての作業に追われ、朝9時から深夜2時まで作業するなんて日もありました。毎日体力を使い切っていたけど、仲間と創り上げるあの時間は思い返すと本当に楽しい思い出です。

（米松店工事前の写真）

（トラックを借りて自分達で運搬や組み立て作業を行う様子）

（オープン後の米松店）

-店舗展開を志し、仲間を集めトレーナーは7人に-

このセミパーソナルジムで全国展開を目指すと決まり、サイトのリニューアルから管理システムの導入、PVの撮影など、どんどんセミパーソナルジムとして本格始動しました。トレーナーも正社員で雇用し現在7名に。

私達のような専門サービス業は、スタッフ1人1人の接客態度や顧客への姿勢がブランドを創り出すので、とにかく理念や行動指針の浸透を徹底しています。

だからボナファイドでは、パーソナルジム業界で多いトレーナーの業務委託契約ではなく、正社員雇用のみのトレーナーとしています。

-週1回へのこだわりとは？-

ボナファイドジムは、週1回のセミパーソナルジムです。

人々は「1週間」のサイクルで生活ルーティーンを繰り返していると考えます。

職場と家庭を往復する平日と、週末の休みで1週間を終える。そしてまた来週から仕事が始まる。そんな1週間の繰り返しです。

毎日忙しい共働き主婦でも、「週1回の運動」ならライフスタイルにすぽっとハマって生活に負担なく通えるのではないか。そうやって人々の1週間そのものに付加価値を与えたいという想いがあります。

だからこそ低価格でもトレーナーが付くことにこだわり、「人と人」だから提供できるサービスをお届けし、お客様の1週間そのものを応援しています。

福井発祥のジムチェーン店になり全国展開を目指す。

全国にチェーン展開をし、日本を代表するジムブランドを目指しています。そこにたどり着くには様々な壁や困難があると思いますが、展開した先に「人々の1週間に付加価値」を提供できるようなブランドを目指します。

代表の上田が現在25歳であるように、社員6名（仲間）も全員20代です。私達が40歳、50歳になるころには、その夢や成し遂げたい世界が実現できるように、仲間と共に奮闘していきたいと思います。

BONA FIDE（ボナファイドジム）

私にとって、ちょうどイイ「週1回」

毎日忙しいあなたにこそ、始めてみてほしい。

きっとその先に、より輝くライフスタイルが待っています。

ボナファイドは「週1回」のフィットネスを通して、あなたの1週間を応援します。

【株式会社BONA FIDEとは】

「豊かで希望あふれる1週間をつくる」をミッションに掲げ、忙しい毎日を送る方にフィットネスを通して、より健康で豊かな「1週間」を提案するカンパニーです。大衆の生活に付加価値を提供することを目的に、誰にでも手に取れる「低価格」とトレーナーが付く「安心」の両立を実現し、専門サービス業としての社会的な地位を確立することでフィットネス業界の発展に貢献します。

商号：株式会社BONA FIDE

代表者　：代表取締役　上田涼太

所在地　：福井市成和2丁目902 ロインジオ1F南

設立： 2022年3月18日

事業内容：ジムの運営及び企業出張トレーニング業務

資本金　： 200万円

URL ： https://www.bonafide-fitness.com/

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