松山英樹選手に「ゴルフ界の大谷翔平」、恵俊彰に批判が殺到

 アメリカ男子ゴルフ開幕戦「ザ・セントリー」が1月5日(日本時間6日)まで開催され、松山英樹選手が通算35アンダーで通算11勝目を飾った。第2戦「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で2週連続Ⅴに期待がかかる中、1月9日放送のTBS系「ひるおび」は松山選手を特集で取り上げたのだが、司会を務める恵俊彰の発言が物議を醸している。

 この日はスタジオにプロゴルファーでパリ五輪ゴルフ男子日本代表の丸山茂樹監督を招いて、松山選手のこんなコメントを紹介した。

「丸山茂樹さんら先輩たちが挑戦し、基礎を築いてくれたおかげで今の僕がいる」

 恵はプロ野球に例えて、「世界で戦っている選手ですから。『ひるおび』はよく大谷(翔平)選手のことを取り上げますけど、そこには野茂さんがいて、いろんな方々がいて、松井秀喜さんがいて、今の活躍につながるという」と話を振ると、丸山監督は「僕も先輩たちがいたので。そういう先輩たちのおかげで自分もったので」と先人に敬意を表していた。

 丸山監督は松山選手を初めて見た時に、「(ショットの)奏でる音が素敵だな」「サウンドが心地いい。これは世界だな」と直感したという。ここで恵はまたもやメジャーリーグの大谷選手を持ち出して、こう語った。

「どうですか、大谷翔平さんって世界に向かってるじゃないですか。松山さんも間違いなくゴルフ界の大谷翔平さんになるんでしょう?」

 これに丸山監督は「(松山選手は)先に活躍はしてたんですよ。大谷選手の勢いがすごすぎて、英樹がかすんでしまっているんですけど」とやんわり否定していたが、SNSでは《ゴルフ界の大谷翔平は失礼すぎる》《松山英樹は松山英樹でいいじゃないか》《これだから日本のマスコミは…》などと批判が殺到する事態となった。

「丸山さんが言っていたように、松山選手がマスターズという大きなタイトルを手にしたのは2021年4月。大谷選手はその年の秋に投打にわたる活躍でシーズンMVPを獲得しますが、ホームラン王に輝いたのは23年。海外での活躍は松山選手の方が先なので、やはり『ゴルフ界の大谷翔平』という表現はそぐわない気がします。番組中に流れた松山選手へのインタビューでも、恵さんが野球のWBCの大谷選手の話を引き合いに出すシーンが見られましたが、野球は野球、ゴルフはゴルフと割り切ってほしいですね」(メディア誌ライター)

 世界で活躍する日本人アスリートを「大谷翔平」でくくるのは遠慮してほしいと多くの視聴者が思っているようだ。

2025/1/10 11:15

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