一時逆転も“逃げ切り失敗”でドローのトッテナム…指揮官「もっと早く試合を終わらせるべきだった」
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)戦を振り返った。29日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第19節が29日に行われ、トッテナムとウルブスが対戦した。試合は立ち上がりの7分にウルブスが先制し、アウェイチームが先にスコアを動かす。リードされたトッテナムだったが、直後の12分にロドリゴ・ベンタンクールが同点弾をマーク。その後はソン・フンミンのPK失敗があったものの、前半アディショナルタイムにはブレナン・ジョンソンの得点で逆転に成功した。しかし、勝利目前で迎えた87分に痛恨の被弾。結局、そのまま試合は2-2で終了し、互いに1ポイントずつを分け合った。
11月からの公式戦13試合でわずか4勝と足踏みが続いているトッテナム。2連敗中のなか今節へと臨んだ同クラブだったが、下位に沈むウルブスを相手にまたも勝利を逃してしまった。試合を振り返ったポステコグルー監督は、「残念な結果だ。もっと早く試合を終わらせるべきだった」と反省を口に。「3点目を奪うチャンスはあったし、2-1の時点で彼らはそれほどチャンスを作れていなかった。当然のように得点され、残念な結果になってしまった」と敗因を分析している。
また、「試合を終わらせるチャンスはあったが、それができなかった。その代償を払うことになった。今の私たちは疲弊した選手たちを多く抱えており、必要な部分でキレがない。彼らは頑張っている」とコメント。試合後にはサポーターからブーイングも飛んでいたが、「ファンの気持ちに耳を傾けているわけではないが、彼らが今の状況に不満や失望を抱いていても不思議ではない。それを解決するのが私の責任だ」と語った。