ゴール期待値「3.5」、シュート数約4倍も…フランクフルトが10人のマインツに1-3敗戦「奇妙な結果」
フランクフルトのディノ・トップメラー監督らが、21日に行われたブンデスリーガ第15節マインツ戦を振り返った。同日にクラブ公式サイトが伝えた。
フランクフルトは正GKケヴィン・トラップの欠場によりゴールマウスに立ったブラジル人GKカウア・サントスの判断ミスが相次ぎ、前半のうちに退場者を出した10人のマインツに1-3で敗れた。フランクフルトは直近の公式戦5試合で1分4敗となった一方、日本代表MF佐野海舟がフル出場で勝利に貢献したマインツは、直近6戦5勝目で3位フランクフルトと勝ち点差「2」の5位に浮上している。
マインツのシュート数「8」に対してフランクフルトは「30」本のシュート(枠内「10」)を浴びせ、ゴール期待値は「3.5」を記録した(マインツは「0.59」)ものの、決定力に欠いて敗戦。トップメラー監督は「奇妙な結果に感じる。私たちは素晴らしいエネルギーを発揮し、開始15分に2-0でリードしていてもおかしくなかったが、突然0-2になった」と、パフォーマンスに対して結果が伴わなかったことへの悔しさを吐露した。
「私たちはあらゆることを試し、100パーセント得点のチャンスがあった。全体を通して、我々は多くのことを本当にうまくやった。我々はあらゆることに挑み続け、もっと報われるべきだった。マインツには素晴らしいキーパーがいたが、私たちはあまりにも簡単に失点してしまった。一人少ない状態で2失点は許されない。それでは試合に勝つのは難しい」
また、フランクフルトのドイツ代表DFロビン・コッホも、「ドレッシングルームの誰もが本当にがっかりしていた。マインツは3度のチャンスで3得点を決めた。これで全部の不運を出し切ったと思い、新年からはまた流れを引き寄せられると願っている。カウアは若い選手だから、こういうこともあるだろうが、そこから抜け出せるだろうし、試合は彼の成長に役立つだろう」と試合を振り返り、「ウィンターブレイクの間に頭と体を休め、今シーズンのスタート地点に立ち返り、長い間積み上げてきたことを続けたい」と、シーズン後半戦での巻き返しを誓った。