月1で膀胱炎。実は更年期が原因ってホント!?残尿感・痛み・違和感が消える「解決策」とは(後編)
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「毎月、膀胱炎になってしまう」「白く濁った尿が出る」と悩んでいませんか?
実は、更年期世代は、とくに膀胱炎になりやすいといわれています。
今回は、膀胱炎が起こる仕組みや、膀胱炎を解決する方法について解説します。【後編】です。
膀胱炎の治療法は 次ページ
Q.膀胱炎はどのように治療しますか?
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膀胱炎の疑いがある場合は、なるべく早いうちに泌尿器科、婦人科などを受診し、状態を診てもらってください。尿路の感染が腎臓まで及ぶと、腎盂腎炎などの病気になる可能性もあります。
また、自己判断で抗生剤を使ってしまうと、かえって菌に耐性がつき、なかなか治らなくなることもあります。必ず医師の判断に従い、治療を受けてください。
基本的に、デリケートゾーンは清潔に保ちましょう。ただし、デリケートゾーンを洗う際は、洗浄力が強すぎる石鹸やボディソープは控えましょう。
用を足してトイレットペーパーを使うときは、前から後ろ(尿道→膣→肛門)に向かって拭いてください。逆の方向に拭くと腸内細菌が膀胱に運ばれてしまうので気をつけましょう。
そして、骨盤臓器脱を防ぐには、骨盤底筋群のトレーニングも重要です。立ったまま深呼吸したあと、尿道、膣、肛門を締め、引き上げるイメージでゆっくりと10秒数えましょう。そして、力を抜いてリラックスしてください。
朝晩、定期的に行うのもおすすめです。
薬以外で「膀胱炎に良いもの」って? 次ページ
Q.膀胱炎には漢方薬がいいと聞きますが本当ですか?
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「更年期症状がつらいけれど、ホルモン補充療法には抵抗がある」
「膀胱炎が起こりにくい体質になりたい」
そんな人には漢方薬がおすすめです。
漢方薬は不調の根本改善と体質改善により理想の健康へ導くことを目的としており、医薬品として効果も認められています。
自然の生薬で作られた漢方薬は、毎日のむだけでからだにやさしく作用していき、理想の健康を目指せます。
膀胱炎には、「尿の出をよくして細菌を排出する」「からだを温め、膀胱の機能を高める」「炎症を改善する」といったはたらきを持つ漢方薬を使用しましょう。
膀胱炎の改善には、以下の漢方薬が使われることがあります。
<膀胱炎になりやすい人におすすめの漢方薬>
・猪苓湯(ちょれいとう)
排尿異常や口の渇きを訴える人に。
尿量を増やして体外に菌を排出し、排尿痛や残尿感、頻尿などを改善します。
・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
比較的体力があり、下腹部に熱感や痛みがある人に。
からだにたまった余分な熱や水分をとり去り、炎症を和らげます。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。
「あんしん漢方」などのAI(人工知能)を活用したオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。
「オンライン個別相談」を利用すれば、漢方のプロが個人に効く漢方を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれます。
相談もスマホで完結ですので、対面では相談しにくい悩みも気軽にできますよ。
まずは病院を受診しましょう
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更年期世代の膀胱炎の原因は、女性ホルモンのエストロゲンの減少や加齢の影響による萎縮性膣炎、または骨盤臓器脱が多いといわれています。
まずは病院で診察してもらってから、デリケートゾーンを清潔に保ち、習慣的に適度な運動も行い、膀胱炎に対処していきましょう。
<この記事の監修者>
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。