2025年3月 ダイヤ改正について
東日本旅客鉄道株式会社
JR東日本では、2025年3月に東北新幹線「はやぶさ」の増発や中央線快速・青梅線でのグリーン車サービスの開始を中心としたダイヤ改正を実施します。
このたび、ダイヤ改正の詳細がまとまりましたので、お知らせします。
≪ダイヤ改正の主な内容≫
○東北新幹線 「はやぶさ」の増発
○東北・山形新幹線 一部列車の所要時間短縮
○東北・山形新幹線 新型車両E8系を追加投入
○中央線快速・青梅線 グリーン車サービス開始
○特急列車の利便性向上
○新駅開業(越後線:上所駅)
〇夜間作業時間の拡大を目的とした横須賀線の初終電の見直し
○ご利用状況にあわせた輸送体系の見直し
≪ダイヤ改正日≫
2025年3月15日(土)
I.新幹線
1.東北新幹線「はやぶさ」を増発します
下りは東京駅14時台発、上りは東京駅17時台着の「はやぶさ」を東京~新青森間で1往復増発します。
これにより、東京発着の「はやぶさ」は1日26往復から27往復の運転になり、多くのお客さまにご利用いただいている「はやぶさ」の座席が予約しやすくなります。
首都圏~東北方面の観光・ビジネスに是非ご利用ください。
【E5系】
2.東北・山形新幹線 一部列車の所要時間を短縮します
「やまびこ」、「つばさ」の一部列車の運転時刻を変更し、速達性を向上します。
3.東北・山形新幹線にE8系を追加投入します
東北・山形新幹線にE8系を追加投入し、快適性を向上します。
2025年3月のダイヤ改正までに9編成を投入し、2026年春までに全ての「つばさ」をE8系に統一します。
E8系への統一に伴い、E3系の運転を終了する予定です。
【E8系】
※つばさ131号、122号、124号以外はE3系で運転する日があります。
※E8系で運転する予定でも、車両運用の都合により急きょE3系で運転する場合があります。
II.在来線
1.中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します
中央線快速の東京~大月間、青梅線の立川~青梅間においてグリーン車による有料着席サービスを開始します。グリーン車は東京寄りの4号車・5号車に連結された2階建ての車両です。
ご乗車には、「グリーン券」が必要となりますので、ご乗車前にお買い求めください。なお、グリーン券は、おトクな「Suicaグリーン料金」が適用され、駅の券売機にお並びいただくことなくお手持ちのスマートフォンで購入可能なモバイルSuicaでのご利用が便利です。中央線快速・青梅線のグリーン券・グリーン定期券は、2025年3月15日(土)より発売を開始します。
【E233系】
- 普通列車のグリーン車は自由席です。
- 通路やデッキにお立ちの場合でも、グリーン券は必要です。グリーン車が満席のため、普通車に移動される場合は、証明書を発行しますので、グリーンアテンダントへお申し付けください。
- グリーン券はご乗車前に、モバイルSuicaやカードタイプのSuicaにグリーン券情報を記録し購入いただくことで、通常料金と比較し260円おトクな「Suicaグリーン料金」が適用されます。
- 駅や車内でグリーン券(紙のきっぷ)をお買い求めの場合は、通常料金が適用されます。
- 下記のご利用の場合、1枚のグリーン券ではお乗り継ぎいただけません。それぞれのご利用区間に有効なグリーン券をお買い求めください。
1)東京駅または新宿駅で、中央線快速と他線区とをお乗り継ぎの場合
2)立川駅で中央線快速(八王子・高尾・大月方面の各駅)と青梅線内の各駅とをお乗り継ぎの場合
- 中央線快速・青梅線内に、営業キロが101キロ以上(Suicaグリーン料金1,550円・通常料金1,810円)となる区間はございません。
※グリーン車サービスの開始に伴い、特急「はちおうじ」「おうめ」は運転を取りやめます。
※グリーン料金が不要となる、「グリーン車お試し期間」は2025年3月14日(金)の最終電車をもって終了します。
※モバイルSuica、Suicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
2.特急列車の利便性を向上します
(1)中央線特急の東京駅始発列車を増発します。
新宿駅始発の特急「あずさ」「かいじ」の一部列車を東京駅始発とし、利便性を向上します。これにより、新宿駅を16時30分以降に発車する中央線特急は、全て東京駅始発となります。
【E353系】
【東京駅始発とする中央線特急】 ( )内は土休日の時刻
(2)大糸線と直通する特急「あずさ」の運転時刻および運転区間を変更します。
大糸線から中央線に直通する上りの特急「あずさ」の運転時刻を変更し、首都圏エリアへのお帰りがより便利になります。なお、運転区間は新宿~白馬間に変更します。
【運転時刻および運転区間を変更する特急「あずさ」】 ()内は土休日の時刻
(3)中央線で朝の通勤・通学に便利な臨時特急「かいじ」を運転します。
山梨エリアから東京方面への利便性向上を目的として、臨時特急「かいじ」を運転します。
【臨時特急「かいじ」の主な停車駅時刻】
※運転日については決まり次第、別途お知らせします。
(4)常磐線特急の品川駅発着列車を増発します。
上野駅発着の特急「ときわ53号、54号」を品川駅に延長し、 利便性を向上します。これにより、常磐線特急は全て品川駅発着となります。
【E657系】
【品川駅発着とする特急「ときわ」】 ()内は土休日の時刻
(5)特急「成田エクスプレス」の千葉駅停車を拡大します。
特急「成田エクスプレス45号、50号、52号」の停車駅に千葉駅を追加し、東京、新宿、横浜と千葉エリアのアクセスが向上します。
【E259系】
【千葉駅停車とする特急「成田エクスプレス」の主な停車駅時刻】
(6)特急「しらゆき」をご利用しやすい時間に変更します。
特急「しらゆき」の運転時刻を変更し、ご利用しやすい時間帯に運転します。運転時刻の変更により、北陸エリアへのアクセスが 向上します。
【E653系】
【運転時刻を変更する特急「しらゆき」の主な停車駅時刻】
3.新駅「上所(かみところ)駅」を開業します
越後線白山~新潟間に「上所駅」(新潟県新潟市)を開業します。
上所駅には、越後線の全ての普通列車が停車します。これにより新潟駅へのアクセスが向上します。
【提供:新潟市】
4.夜間作業時間の拡大のため、横須賀線の初終電を見直します
東京~品川間にあるトンネル設備の維持管理のため、夜間作業時間を拡大します。このため、横須賀線の東京駅からの始発列車と東京行きの最終列車をそれぞれ品川駅発着といたします。
【品川駅発着とする列車の主な停車駅時刻】
5.その他
〇ご利用の増加に伴い、山手線、南武線、武蔵野線、日光線等で増発します。
〇東海道線、京葉線で一部の輸送体系を見直します。
○特急「あかぎ」は一部列車で運転区間を変更します。また、土休日は運転を取りやめます。
○この他、各線区でお客さまのご利用状況にあわせて運転本数を見直します。
○南武線(川崎~立川間)、常磐線各駅停車(綾瀬~取手間)、田沢湖線(赤渕~田沢湖間)でワンマン運転を実施します。
注意:この資料の列車時刻は、2024年12月13日(金)現在の時刻を掲載しています。
最終的な運転時刻は、2025年2月25日(火)発売の「JR時刻表3月号」でお知らせします。