1年でJ2降格の磐田、横内昭展監督の辞任を発表「大変申し訳なく思っています」
ジュビロ磐田は11日、横内昭展監督が2024シーズンをもって辞任することを発表した。
現在57歳の横内監督は、現役時代にサンフレッチェ広島(旧:マツダSC)でプレー。1995年の引退後は広島のジュニアユースやユースなどでコーチを務めたほか、日本サッカー協会のナショナルコーチングスタッフやアンダー世代の日本代表コーチを歴任。2003年から2017年は広島のトップチームコーチを務めた後、2018年からは日本代表のコーチを務め、森保一監督の“右腕”としてチームをFIFAワールドカップカタール2022での躍進に導いた。
大会終了後に日本代表コーチを退任すると、2023シーズン開幕前に磐田の指揮官に就任。国際サッカー連盟(FIFA)から補強停止処分を受けた厳しいシーズンを21勝12分9敗・勝ち点「75」の2位で終え、J1リーグ昇格へと導いた。
そして、迎えた2024明治安田J1リーグだったが、思うように勝点を積み上げられず。最終節まで残留の可能性を残してはいたものの、最終的には10勝8分け20敗で自動降格圏内となる18位に終わり、1年でのJ2降格となっていた。
辞任が明らかになった横内監督は、磐田のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「ファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、いつも多大なるご支援ご声援ありがとうございます。今シーズンをもってジュビロ磐田を離れることになりました。この2年間、皆様には苦しくてつらい思いをさせてしまうことの方が多かったと思います。それでもチームや私を信じて、最後まで一緒に戦ってくれた皆様に感謝しかありません」
「特にホーム最終戦、残留の望みがあるとはいえ厳しい状況は変わらない。試合終了後にブーイングを受けても仕方がないときでも、チームや私を信じてコールし続けてくれたこと、今でも心に響いています。それに結果で応えられなかったことに、大変申し訳なく思っています」
「ジュビロ磐田はこれからも続いていくクラブです。必ずJ1に戻り、J1でタイトルが取れる強いジュビロ磐田を、ジュビロファミリーの皆様と共に築いてくれることを願っています」
「最後になりますが、共に戦ってくれた選手、スタッフ、そしてジュビロ磐田に関わる全ての皆様に支えていただいたことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました」