「ウチに来る?」という男の誘いを断った31歳女。その後、彼からの連絡が途絶えたワケ
今週のテーマは「良い雰囲気で終わったデート。家に行くのは断ったのに、次がなかった理由は…?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:「デートは盛り上がってキスまでしたのに、3回目がない…」美人なのに本命になれない31歳女の特徴
「もう帰っちゃう…?良ければ、この後うちに来ない?」
二度目のデートで、気がつけば、僕はあゆみを家に誘っていた。
良い雰囲気で進んでおり、このまま行けばもしかしたら付き合う流れかな?とも少し考えていた。
しかしあゆみは、僕の誘いを断ってきた。
「まだ一緒にいたいけど…。今日は帰ろうかな」
― まぁ二度目だしな。
そう思い、僕も踏みとどまった。そしてあゆみをタクシーに乗せ、ちゃんと家に帰した。
でもこの瞬間に、僕の中で終わった気がした。
可愛くて良いムードで進んでいた僕たち。それなのにどうして急に僕が連絡をしなくなったのか?どうして彼女を本命視できなかったのか?
その答えを見つけるためには、初対面や初デートまで遡る必要があるかもしれない…。
A1:ノリが良い、軽そうだなと思った。
あゆみと出会ったのは、4対4の食事会だった。
女性陣は4人もいたけれど、中でも少しつり目のキツネ顔で、目を引くほど可愛い子があゆみだった。
― うわ、この子タイプだ。
そう思い、僕は最初からあゆみに狙いを定めて話しかける。
「あゆみちゃん、可愛いね。仕事は何をしているの?」
一見キツそうで、クールに見えるあゆみ。でも最初から、あゆみも僕に対してタメ語で距離を縮めてきた。
「受付だよ」
意外にもたくさん話してくれたあゆみ。でもここで、まずあゆみの性格が垣間見えた気がする。
話しやすいのは好感度大で良いことだと思う。
ただ初対面で、タメ語で話してくる女性は男慣れしているか遊び慣れているかのどちらかだ。
― そっち系ね。
そうなると、僕からすると話は早い。ノリが良くて少し軽そうで、可愛い子なんて最高だ。
だから僕はこの日、ずっとあゆみの隣をキープしていた。そんなあゆみも満更ではなさそうで、僕はすぐにデートに誘ってみることにした。
「あゆみちゃん、今度デートしようよ」
「わかった。いいよ」
もちろんノリが良いあゆみはすぐにOKしてくれて、麻布十番にある『GIFT』でデートをすることになった。
二人きりで会うのは少し緊張したけれど、今日もあゆみは可愛く、やっぱり何度見ても僕はあゆみの顔がとにかく好きだった。
「あゆみちゃんって、どんな企業の受付をしているの?」
「私はデベロッパーの会社の受付だよ。あのビル知ってる?」
そう言ってあゆみが名前を出したのは誰でも知っているような大企業だった。
「そうなの?すごい大手じゃん。良い会社だよね」
「ありがとう。私はただの受付だけど。智樹くんは?お仕事、何をしているの?」
「僕は自分で医療系の会社をやっていて。まだまだ小規模だけど」
「そうなんだ。すごいね」
とりあえずお互いのことを知るべく、女性ウケ抜群で、見た目も華やかで美しく美味しい30品目の前菜などを食べながら、会話は進んでいく。
「あゆみちゃんって、普段は何をしているの?本当に可愛いよね」
「本当に?ありがとう」
そしてもちろん、気になる質問を投げかけてみる。
「今彼氏とかいるの?」
「もちろんいないよ!」
「智樹くんは?」
「僕もいないよ。彼女募集中」
僕のほうは、今本当に誰もいない。しかしあゆみに関して言うと、誰かいてもおかしくないような雰囲気を醸し出している。
「え、本当にあゆみちゃん彼氏いないの?長い彼氏とかいそうだけど」
「本当にいないよ」
「俺、立候補しちゃおうかな」
「本当に?」
結局こんなチャラっとした会話が続き、僕たちは店を出た。
そしてここで、僕は考える。
早く帰してあげるべきだとは思うけれど、まだ飲みたい。それにあゆみだったら、きっとノリ良くもう1軒付き合ってくれそうだ。
「もう1軒行く?」
「うん、行く」
僕の読みは当たって、僕たちは2軒目へ流れ込むことになった。
さらに移動している最中に、僕はもうひとつ試してみることにした。
歩きながら、そっとあゆみの手を握ってみることにしたのだ。すると、あゆみは嫌がらずに僕の手を握り返してきた。
― これは…。
今思うと、この瞬間に僕の中でのあゆみの立ち位置が決まっていたのかもしれない。
A2:軽い。簡単すぎる。
初デートを終え、僕たちは毎日連絡を取り合うようになっていた。たわいもないことばかりだけれど、誰かと連絡を取るのは苦ではないし、むしろ楽しい。
そして、僕たちは二度目のデートをすることになった。
「今日も本当に可愛い」
そんなことを言いながら、あゆみとの1軒目デートを順調に進める。
この日ももちろん2軒目まで行く流れとなった僕たち。西麻布の会員制のバーで、二人の距離はどんどん近くなる。
「智樹くんって、センスまでいいんだね」
「そう言ってもらえると、嬉しい。あゆみちゃんを楽しませたくて」
「今日も本当に楽しいよ♡」
そう言っている時だった。
ふとあゆみと目が合い、僕たちは一瞬無言になる。そしてそのタイミングで、思わずキスをしていた。
― あれ?これは…。
そう。この瞬間に、僕の中であゆみは本命候補から、ただの“遊び相手候補”と化した。
こんな簡単にキスできるなんて、きっと他の男にもしているのだろう。そう思うと、もう本命視はできない。
「やべ、まじで可愛いね」
「まだそんなこと言っているの?でも嬉しい、ありがとう」
こうなったら、次の流れは決まっている。店を出て、僕はお決まりのセリフをあゆみに向かって投げかける。
「もう帰っちゃう…?良ければ、この後うちに来ない?」
しかしあゆみは、意外にそこだけはガードが固く「今日は帰る」と言う。
「まだ一緒にいたいけど…。今日は帰ろうかな」
「帰っちゃう?」
「うん、ごめんね。でもまたすぐに」
「わかった。またすぐにね」
正直、ここで一緒に帰るかどうかは問題ではないと思う。
そもそも、あゆみは最初からタメ口で距離が近く、正直に言うと「ちょっと押したら口説けそう」な雰囲気が否めない。
それだけではない。
初デートで手を繋いでも嫌がらず、そして二度目のデートでキスまでできてしまう。
そういう“簡単な”女性は、それまでなのだ。
それ以上の深い関係を求めようとも思わないし、追いかけようとも思わない。結果として家に行く、行かないはあるにせよ、簡単なことに変わりはない。
もっと高望みのような存在…手を伸ばしても簡単には手に入らなさそうな女性を男は追いたくなるし、本命にしたくなる。
ノリが良いのは素晴らしい。でももし誰かに大切にされたいならば、初回や二度目のデートで…いや、付き合う前までは絶対に、“ほどほど”にしておいた方が良い。
― 可愛いのにもったいないな。
自分から手を出しておいて申し訳ないけれど、あゆみに対しては素直にそう思った。
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