「Don't think」恵俊彰の映画批評が大不評「それはジャッキーじゃない」

 俳優の斎藤工が企画、プロデュースした映画「大きな家」が12月6日に公開された。児童養護施設で親と離れて暮らす子供たちに密着した長編ドキュメンタリーで、プライバシーの観点から配信などは行わず、劇場でしか鑑賞することはできない。

 同日オンエアのTBS系情報番組「ひるおび」が同作を取り上げたのだが、司会の恵俊彰の映画批評が大不評をかっている。取材VTRの中で、斎藤は「この作品はメディア的に『こういうことを言って欲しい』みたいなことはいっさいないですし、バイアスだったり圧力みたいなものがない純度で作ったものなんですね。映画館でただただ、自分の普通、観てる人の普通と、この『大きな家』の中の普通っていうものが合わさって、自分の物語になっていってくれたら」と語っていた。

 ありのままを観て欲しい。こんな思いを受けて恵俊彰は「斎藤さんの思いとそれを竹林(亮)監督が本当に見事にドキュメンタリーという作品にしたんだな」と語り、監督の「ていねいな撮影の仕方」を称賛。「物語はないんですけど、勝手にこっちが物語をどんどん作っていくんですね。それがいろんな背景があって、この施設にいる子供たち。それをどう感じるのか」と述べてこう続けた。

「ジャッキー・チェンの言葉に『Don't think Feel』っていうね。『考えるな、感じろ』っていう感じの…。僕は本当にこの映画を観て感じましたね。今の世の中を。そしてこの施設で働いている方々の葛藤や喜びも同時に感じました。とにかく観てほしい作品だと思います」

 有名俳優の言葉を引用して作品をプッシュしたのだが、SNSでは《ジャッキーそんなこと言った?》《それはジャッキーの言の葉じゃないよ》《ブルース・リーですよ》などとツッコミの声が相次いでいた。

「『Don't think Feel』は1973年公開の『燃えよドラゴン』で、カンフーの達人を演じるブルース・リーが、弟子に向かって語ったセリフ。直訳すると『考えるな、感じろ』。公開から50年以上経っても、映画ファンの間で語り継がれる名シーンです。同じ香港の伝説的なアクションスターとはいえ、恵さんがジャッキー・チェンとブルース・リーを混同してしまったことに、多くの映画ファンが失望した様子。他の共演者が訂正することもありませんでした。『ひるおび』の新作映画コーナーは、時折ネタバレ発言が飛び出すことで有名ですが、今回は思わぬ失言で炎上する形となったようです」(メディア誌ライター)

 恵の発言はさておき、本日公開の「大きな家」に、少しでも多くの観客が足を運んで何かを感じてくれることを願うばかりだ。

2024/12/6 12:43

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