サポーターのSNS投稿を参考に補強した選手がリベルタドーレス優勝に貢献? ボタフォゴ会長が告白
ブラジルメディアの『グローボ・エスポルチ』などは3日、ボタフォゴがコパ・リベルタドーレス2024優勝に貢献したアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダを獲得したきっかけは、サポーターからの『X』の投稿がきっかけだったと報じた。
11月30日にコパ・リベルタドーレス2024決勝が行われ、ブラジルの名門ボタフォゴはアトレチコ・ミネイロとの同国対決を3-1で制し、南米王者に輝いた。そして、このボタフォゴの優勝に貢献したのが、現在23歳のアルマダだった。同選手は2018年7月にベレスの下部組織からトップチームに昇格すると、2022年にMLS(メジャーリーグ・サッカー)のアトランタ・ユナイテッドへ移籍。同年にはFIFAワールドカップ2022カタールのアルゼンチン代表メンバーにも選出された。
MLSでプレーしていたアルマダだが、今年1月、ボタフォゴサポーターの一人であるムニス氏が、SNS『X(旧Twitter)』で同クラブのオーナーであるジョン・テクスター氏に向けて、「ティアゴ・アルマダという名の良い選手がいます。彼はコパ・リベルタドーレスに向けた補強として素晴らしい存在です。彼はプレー組み立てることができ、スピードもあります。また、フィニッシュも良く、ウインガーとしてもプレーできます。現在、彼はアトランタ・ユナイテッドでプレーしています」と同選手を推薦。すると、オーナーのテクスター氏は「彼について調べてみる。ありがとう」と回答した。
すると、それから約半年後の7月、ボタフォゴは実際にアルマダを獲得。そして同選手がコパ・リベルタドーレス全試合に出場し、クラブを初優勝へと導いた。オーナーのテクスター氏は、優勝後にインスタグラムのストーリーズ機能で「なぜ私はいつも自分をアクセス可能な存在でいようとするかわかるかい?私は『LinkedIn(ビジネス特化型SNS )』でボタフォゴから選ばれ、ティアゴ・アルマーダは『X』で見つけた。次は何が起こるだろう?」と投稿。サポーターの『X』のコメントを見たことがきっかけで同選手を調査し、獲得を決断したことを明かした。