「何の下調べなのか」中国人インフルエンサー、下校中の小学生を無断撮影⇒SNS拡散の物議

「本市児童を撮影したと思われる動画が現在Xで拡散されております。警察・教育委員会・学校が協力しパトロールを実施します。皆様が安全・安心に暮らせる街とすべく引き続き対応いたします。市民の皆様も、児童の登下校時の見守りをよろしくお願いいたします」

 山形県米沢市のXの公式アカウントは12月2日、こう呼び掛けた。

 これは同市の小学生たちが登下校する様子が撮影された動画がSNSで拡散されたことを受けてのもの。動画では、中国人インフルエンサーがランドセルを背負った小学生を後ろから撮影。「昼間なのに通行人はほとんどいないよ。それでも小学生が二人だけで登下校してる。やっぱり日本の街は安全ってイメージだね」「なんで女の子の足が速くなったんだろう。もしかして、僕を悪い人と勘違いしたのかな?いやいや、怪しい人じゃないよ」などと中国語で話している。

 これにXのユーザーたちは「ホントに気持ち悪い」「何の下調べなのか」「世界に、日本人の子供は、誘拐しやすいですよと晒されたと同じ」「下見しに来て、本国の組織に情報流してんだろうね」「親が送り迎えするしかない」など批判の声が多数。また、同市がXで注意喚起を行ってからは「米沢市の対応は早くて安心しました」「しっかり対応する米沢市は素晴らしい」「全国で危機感を共有してほしいです」など同市の対応を称賛するコメントも集まった。

「この問題についてTBSが中国人インフルエンサーに取材し、4日朝の『THE TIME,』で放送していました。このインフルエンサーは今回の児童の動画より少し前に物議を醸した、全国の議会・役所に無駄に侵入した人物でもあり、議会・役所については『国会議事堂では見学できて、日本の政府機関はすべて入れるものだと思った』、児童の付け回しについては『日本の子どもたちの独立性を見せたかった。中国では子どもが1人で帰ることは絶対ないから』などと説明。悪気はないことを強調していましたが、どこまで信用していいのやら」(ウェブライター)

 インバウンドが増えてから日本ネタの動画で再生回数増を狙う外国人が多いが、犯罪行為と見られるものも珍しくない。そろそろ国レベルでの対応が必要なのではないか。

(鈴木十朗)

※写真はイメージ

2024/12/4 18:00

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