50代男性がやってしまう「女性にウザがられるLINE」4つの特徴

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

 さて、数年前に「おじさん構文」と名付けられ、ウザがられたりイジられたりするようになってしまった中年男性特有のLINEメッセージ。

 赤いビックリマークやハートマーク、馴れ馴れしい「○○チャン」呼び、やたらと句読点を多用、ナゾのカタカナ変換など、「おじさん構文」はさんざん揶揄されてきたので、さすがに気を付けるようになったという50代男性は多いことでしょう。

 しかし、脱「おじさん構文」できたからといって、それで完全に安心というわけでもありません。そこで今回は「おじさん構文」以外でも女性たちが違和感・嫌悪感を抱きがちな、「50代男性」のLINEの特徴を4つ紹介していきます。

◆①一度に送るメッセージが長い

 50代男性のLINEメッセージの特徴には、一度に送る文字数・行数が長いというものもあります。

 最近の若者のなかには、長いメッセージが送られてくると、読むのがめんどくさいと感じるタイプも少なくないため、できるだけ短くして送りたいところ。スマホの1画面に収まりきらないほどの長文は論外で、10行ほどの文章でも長文扱いされてしまうかもしれません。

 そのため1、2行で収められるのであればベストで、さすがにそんなに短くできないならば、できれば4、5行ぐらいに収めたいところ。

 こう言うと、「そんな少ない文字数じゃ伝えたいことを全然伝えられない!」と思う人も多いでしょう。たしかに4、5行では伝えきれないことは多々あります。

 ですが、ご安心を。そういった場合は3通ぐらいまでなら連投してOKです。

 たとえば1通目・2行、2通目・5行、3通目・3行という具合に連続で送れば、トータル10行分のメッセージを送れるわけです。逆に言うなら、10行ぐらいの長めの文章になりそうならば、途中で分割して2、3通に分けたほうがいいということでもあります。

◆②減らしているつもりでも…絵文字が多すぎる

 赤いビックリマークを使うだけでなく、笑顔絵文字などを多用すると「おじさん構文」とイジられてしまうため、最近は絵文字の使用頻度を減らしているという50代男性も多いことでしょう。

 ですが! 本人は減らしたつもりでも、若い世代からするとまだまだ「絵文字多いなー……」と思われてしまっているケースがよくあるのです。

 実は最近の若者たちは絵文字の使用頻度がかなり少なく、ほとんど絵文字を使わないというタイプもいるほど。

 ですから、「赤文字のビックリマークは使わない」のはもちろんのこと、笑顔絵文字や泣き顔絵文字など、どんなに使い勝手がよくても「絵文字は1メッセージに1つまで」ぐらいにしておいたほうがいいでしょう。できれば絵文字は使わないようにし、使う場合も最小限にとどめるというスタンスが正解です。

◆③「。」を多用してしまう

「おじさん構文」は句読点が多いと言われているため「、」は減らしていても、赤文字のビックリマークが封じられたこともあり、やむなく「。」はよく使っているという人も少なくないでしょう。

 けれど、できれば「。」も使わないようにしてください。若い世代のなかにはLINEで「。」が送られてくると、冷たい態度だと思ったり怒っているように思ったりするタイプもいるためです。

 ではどうやって文章を終わらせればいいのかというと、なにも付けずに終わらせるか、もしくは絵文字ではない通常の「!」で終わらせればいいのです。

 絵文字を使わなくなった分、普通の「!」を多用する若者は非常に増えていますので、文章の終わりを示したいのであれば、遠慮なく普通の「!」は使っていきましょう。

◆④「www」や「(笑)」を使いまくる

 その発言が冗談だとわかるように、文末に「www」や「(笑)」を付けるという手法を頻繁に使っている50代男性もいると思いますが、できればそれも控えたほうがいいでしょう。

 理由はシンプル。「www」や「(笑)」は古いから、です。

 特にネットスラングが発祥の「www」は「(笑)」の代替表現として登場し、一昔前の若者たちが多用していたので、若者ぶりたい50代男性が使ってしまいがちですが、文字どおり一昔前の流行なので時代遅れになりつつあります。ちなみに「www」を使うよりは「(笑)」のほうがまだマシです。

 では「www」も「(笑)」も使わないとなると、冗談を書きたいときにどうすればいいのかというと、「笑」を使うと今っぽくなります。若い世代では「()」を付けずに「笑」と表現する人が多いため、「www」を使ってしまっていたとしたら、すぐに「笑」に替えていきましょう。

◆現在の若者たちのLINEはシンプル回帰している

「おじさん構文」以外でも女性たちが違和感・嫌悪感を抱きがちな「50代男性」のLINEの特徴、いかがだったでしょうか?

 4つの特徴を紹介していきましたが、総じて言えることは、近年の若者たちのLINEメッセージはシンプル回帰しているということ。絵文字をあまり使わないというのがわかりやすいですが、パッと見は地味で質素な文面になっているということなのです。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

2024/12/3 15:52

この記事のみんなのコメント

1
  • グレイス

    12/4 12:12

    赤文字でなくても単なる文の締めに感嘆符は違和感あるなあ 「。」が駄目なら空白の方がいいんじゃないかなあ もしくは英文みたくドットにするとか 「。」が冷たい態度とか怒っているとか捉える感性が理解できない。縦書きの作文なら当たり前の句読点が何故LINEだと、そういう捉え方になるのか?

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます