中村蒼&武田玲奈&イモトアヤコ&三上博史ほか、海外キャストも「東京サラダボウル」に出演
奈緒と松田龍平がW主演するNHKドラマ10「東京サラダボウル」から、脚本家と多彩な新キャストが発表された。
本作は、黒丸による原作「東京サラダボウルー国際捜査事件簿ー」の実写ドラマ化。
およそ70万人の在日外国人が暮らす東京。異なる言語、食、文化が同居する“サラダボウル”の大都市で、ミドリ髪の国際捜査の警察官・鴻田麻里(奈緒)とワケありの通訳人・有木野了(松田龍平)のコンビが日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく。
奈緒&松田龍平 © JUNJI HATA
この度発表された脚本家は、ドラマ「半沢直樹」やNetflixシリーズ「サンクチュアリ」ほか、多数の舞台脚本・演出など、良質なエンターテインメントを生み出し続ける金沢知樹。
「社会問題や人間の機微をこれでもかと、ふんだんに、ひたひたに、練り込んだ黒丸先生の渾身の作品。身の引き締まる想いで、スタッフの方々と何度も話し合い丹念に作りました。といいながら、いまも作ってる途中ですが。観ていただける方に、その想いが届くことを願って、今日も筆を進めます」とコメントを寄せる。
そして、まさに個性が共存する“サラダボウル”な出演者、台湾・ベトナムなど海外キャストも含めた16名が一挙に発表された。
織田 覚 役/中村 蒼
有木野了の心に生きる最愛の人
中村 蒼
元は不良少年だったが、ある出会いをきっかけに警察官になる。ところが国際捜査の場で相棒を組んだ阿川刑事(三上博史)の外国人への“誤訳”を目の当たりにし、苦悩。やがて命を絶つ。陽気な織田は、孤独な有木野の心を癒す最愛の人だった。
今井もみじ 役/武田玲奈
使命感に燃えるベトナム語通訳人
武田玲奈
警視庁・通訳センターに所属するベトナム語の通訳人。ベトナムが大好きで、日越の架け橋になりたいと通訳人になった。だが、特定技能のベトナム人を取り巻く厳しい現実を目にし、通訳人の果たし得る役割に葛藤する。
杓野玲央 役/中川大輔
出世したい!鴻田麻里と競り合う先輩
中川大輔 ©増永彩子
東新宿警察署・国際捜査係の巡査部長。昇進意欲が旺盛で、本庁・捜査一課の刑事になることを夢見ている。歳の近い後輩の鴻田に手厳しいが、どこか憎めないキャラクター。有木野の過去に興味を持つ。
通称「ボランティア」役/絃瀬聡一
人身売買ビジネスに手を染める謎の青年
絃瀬聡一
鴻田と有木野が逮捕を目指す、人身売買ビジネスを手掛ける組織の一味。鴻田が取り調べを行う外国人たちの中には、彼を通称「ボランティア」と呼ぶ者も。日本語ほか、中国語など外国語を口にする、謎めいた存在。
広田カナ 役/ノムラフッソ
鴻田麻里を“推す”活発な新人警察官
ノムラフッソ
東新宿署・国際捜査係の新人警察官。外国人でも日本人でもボーダレスに接することができる鴻田を先輩として尊敬している。新人ながら、チームでの捜査で機転を利かせる一面も。
黒須雄介 役/関口メンディー
もみじに恋するピュアで快活な英語通訳人
関口メンディー
警視庁・通訳センターに所属する英語通訳人。警察で最もニーズの高い英語通訳。バリバリ働く“できる男”だが、同僚・今井もみじ(武田玲奈)に一直線に恋する一面も。感情が読みづらい有木野を警戒しているが、次第に関係性にも変化が…。
張 柏傑(ちょう・ばいじぇ)役/朝井大智
有木野了と織田覚の関係を知るバーテンダー
朝井大智
鴻田と有木野が通うバーのマスター。織田覚(中村蒼)と幼少期からの幼なじみで、元不良。在日中国人の両親のもとで育った。不良たちのたむろする界わいも知りつつ、在日中国人社会を支える弁護士にも通じる顔の広さを持つ。
八柳隆太 役/阿部進之介
過去の事件の傷を抱える警視庁のエリート刑事
阿部進之介 ©佐野円香
警視庁・捜査一課の最前線で活躍する刑事。いつも鋭い眼光で鴻田や東新宿署の面々に接するが、情熱と優しさを秘めている。駆け出しのころ、有木野と織田の面倒を見ていたが、誤訳事件の悲しい顛末を、いまも傷として抱えている。
太良尾 保 役/平原テツ
ギャップのある元マル暴の係長
平原テツ
東新宿署・国際捜査係で鴻田を厳しく教育する。元マル暴ゆえのパンチの効いた見た目と大き目な声量とは裏腹に、飯山(皆川猿時)や後輩たちと活気あるチームを作りあげている立役者。かつて相棒の命を失ったため、仲間の命は何よりも大事。
清宮百合 役/イモトアヤコ
通訳人チームを愛情深く率いるシンハラ語通訳人
イモトアヤコ
警視庁・通訳センターのシンハラ語通訳人かつチームの統括。有木野と同世代で、様々な立場の被疑者・参考人への聴取に慣れている。通訳人の意義を思い悩む今井(武田玲奈)に寄り添い、人と距離がある有木野へ深い理解を示す頼れる存在。
飯山 修 役/皆川猿時
人情にアツく四字熟語を愛する国際捜査係の“ボス”
東新宿署・国際捜査係の統括係長。当初は鴻田の行動を心配するが、次第に鴻田のフットワークや洞察力に才能を見出し、昇進へ導いていく。難しい四字熟語や独特の言い回しが好きで、通訳泣かせ。
阿川博也 役/三上博史
闇の世界へ足を踏み入れた“鍵”を握る刑事
三上博史
中国語を駆使する非常に優秀なベテラン刑事だったが、外国人コミュニティに深入りしすぎて過ちを犯す。かつて外国人の聴取で意図的に誤訳を行い、織田を巻き込む事件に発展。一時干されていたが鴻田の相棒として復帰する。
王 建(わん・じぇん)びん 役/張翰
我が子を10年間探し続ける“お父さん”
張翰
ドラマの序盤に描かれる未成年略取誘拐事件のエピソードで登場。とある理由で中国から来日。10年間、懸命に働くうちにオーバーステイになってしまった男性。自分の罪がさらされるのと引き換えに1人の赤ちゃんを救おうとする。
沈 一諾(しぇん・いーうぉ)役/許 莉廷
鴻田と有木野に出会い夢を抱く留学生
許 莉廷
第1話から登場。SNSで知り合った友人・キャンディーの失踪を機に鴻田、有木野と出会う中国からの留学生。時折食事をしながら鴻田に日本語を教わり上達していく。有木野に憧れ、通訳という仕事に興味を抱くように。
キャンディー 役/喬 湲媛
忽然と消えてしまった初来日の観光客
喬 湲媛
第1話に登場の、物語の“謎”となる女性。アニメが好きで、中国の地方から夢の初来日を果たし、友人になったシェンと観光を楽しむ。ところがある夜、突然彼女の消息がつかめなくなってしまい、鴻田と有木野が行方を追いかける。
ティエン 役/Nguyen Truong Khang
懸命に働くも嫌疑をかけられる介護スタッフ
Nguyen Truong Khang
第5話に登場。特定技能の資格を持って介護施設で働く男性。明るい性格ゆえに入居者にも愛されるが、ある日窃盗の疑いをかけられる。取り調べが進むうち、ティエンが経験していた日本人スタッフとの人間関係が浮き彫りになっていく。
ドラマ10「東京サラダボウル」は2025年1月7日(火)より毎週火曜22時~NHK総合テレビほかにて放送開始(全9回)。
(シネマカフェ編集部)