月9「嘘解きレトリック」ゲストに『怪物』黒川想矢
鈴鹿央士と松本穂香が主演を務める月9ドラマ「嘘解きレトリック」に、第10話(12月9日放送)ゲストとして期待の新人俳優・黒川想矢が出演することが分かった。
本作は、やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿)と、ウソを聞き分ける不思議な能力者・浦部鹿乃子(松本)のコンビが難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。
5歳から芸能活動を開始した黒川は、「剣樹抄~光圀公と俺~」で了助を演じ、松本とも共演。『怪物』でオーディションの末、メインキャストに抜擢され、映画初出演にして「第47回 日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第66回ブルーリボン賞」新人賞などを受賞。
そんな黒川が月9ドラマ初出演で演じるのは、履物屋で下働きをしている嘉助。とある事情で本を買いに本屋へと来たところ、目的の本を買うには手持ちのお金では足りなかった。そんな中、本屋の主人が店を空ける。そこに、おつかいにやってきた利市(橋本淳)が嘉助を店員だと勘違いをして声を掛けるのだが、嘉助はこの状況を利用し、偽の店員になりすまして利市からお代をもらいそのまま逃走してしまう。
生き方に苦労してきたことで、ひねくれた性格となり、どこか影のある少年を演じる黒川は、「松本穂香さんと再会でき、“大きくなったね”と言われて、ちょっと恥ずかしかったけれど、うれしかったです!その時の写真を見返して、少し盛り上がりました。今回は少しの出演ではありますが、昭和初期の舞台を楽しんで演じさせていただいたので、視聴者の皆様にも楽しんでいただけるとうれしいです!」とコメントしている。
第10話あらすじ
九十九夜町に雪が降り、本格的な冬を迎えようとしている。祝左右馬(鈴鹿央士)の探偵事務所で助手として働く浦部鹿乃子(松本穂香)は母のフミ(若村麻由美)宛の封書を郵便ポストに投函。鹿乃子はこれまでもフミに近況を知らせる手紙を出していたが、この時、初めて事務所の住所を書いていた。そのため、鹿乃子はフミからの返事を待つ。左右馬は鹿乃子が手紙を待っていることに気づいた。
ある日、倉田タロ(渋谷そらじ)と会った鹿乃子は、「サンタクロースに何をお願いしたの?」と聞かれる。「サンタクロース?」と聞き返す鹿乃子。タロは鹿乃子がクリスマスを祝ったことがないと知って、あることを思いつく。タロは母のヨシ江(磯山さやか)に、お食事処『くら田』で鹿乃子のためにクリスマス会を開くことを提案。鹿乃子には内緒で、父の達造(大倉孝二)に料理を作ってもらい、左右馬はもちろん、端崎馨(味方良介)たちにも飾り付けを協力してもらう。後に企画を聞かされた左右馬は渋い顔。ウソを聞きわける力を持つ鹿乃子に内緒事は難しいからだ。
一方の鹿乃子は、町で探偵依頼を求めるビラ貼り。掲示板にビラを貼っていると、書店から嘉助(黒川想矢)を追って、利市(橋本淳)が飛び出してきた。利市から嘉助を捕まえる手助けを頼まれた鹿乃子は応じる。左右馬はつくも焼き屋のじいさん(花王おさむ)が寺へ屋台を出すので、寺までの屋台引きを手伝いがてら、稲荷を掃除。すると婦人に声をかけられた。祝探偵事務所への行き方を尋ねる婦人に左右馬は鹿乃子の母・フミだとわかり…。
「嘘解きレトリック」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送中。
(シネマカフェ編集部)