いよいよ配信スタート! 人気TPS『フォートナイト』新チャプターは日本をインスパイアした世界観とマップでゴジラも登場予定
Epic Gamesが販売・配信するサードパーソン・シューティングゲーム(TPS)『フォートナイト』バトルロイヤル チャプター6 シーズン1: 鬼ノ島の配信が12月1日にスタートした。
言わずと知れた超人気タイトルである『フォートナイト』は2017年に公開されたオンラインゲームで、「ビクロイ(Victory Royale)」を目指して争うバトルロイヤルモード(PvP)は高い人気を誇る。クリエイティブモードやUEFNモードでは、プレイヤーが自由に独自の世界を作成できる機能や作成したものを実際にユーザーに遊んでもらう仕組みを備え、幅広い遊び方を提供している。
さらに、「レゴフォートナイト」や「ロケットレーシング」などの新たなコンテンツも加わり、バトルロイヤルの枠を超えたエコシステムを形成している。英語、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語をはじめ様々な言語に対応しており、海外では社会現象を巻き起こすほどの人気を博している。
『フォートナイト』では年に一度の大規模アップデートでマップや世界観などが更新され、新たな「チャプター」がスタートする。12月1日にチャプター6が始まり、その中で「シーズン」が更新されていく。
この度、配信の始まったチャプター6 シーズン1はなんと日本がモチーフになっており、タイトルは日本語で「鬼ノ島」。ちなみに、日本以外では「鬼HUNTERS」というタイトルが用いられる。特定の国や地域、言語限定で独自タイトルを設定するのは『フォートナイト』史上初の試みだそう。ほかにも、あのゴジラが登場するということで早くも話題となっている。
配信開始に先立ち、11月26日には都内で「フォートナイト バトルロイヤル チャプター6 プレスビューイベント」が開催された。開発陣からチャプター6への想いが語られ、試遊ではチャプター6で登場する新要素なども体験できた。今回は、試遊体験会も兼ねたイベントの様子をレポートする。
会場に足を踏み入れると、いきなり和の模様が描かれたのれんが出迎えてくれた。のれんの横には「ふぉーとないと」と記された提灯も。最初から度肝を抜かれつつ会場を見渡すと、「鬼ノ島」と日本語で記されたパネルが目に入る。イベント会場がチャプター6 シーズン1の世界観で彩られるという演出がなされていた。
イベントの冒頭、Epic Games Japanの河崎高之代表(※)からチャプター6 シーズン1の概要が語られた。
(※「崎」は正式には「たつさき」)
公開された新マップは全体的に日本からインスピレーションを得て作られたものになっている。マップの右下部分にある「シーポート・シティ」は都会的な一画で、その西にある渓谷には雑居ビルが立ち並んでいたりもする。左上には「ナイトシフト・フォレスト」があり、公開された映像では夜桜が印象的だった。右上には「鬼の道場」という名のトレーニングセンターがあり、ここには強力なボスキャラがいるそうだ。
河崎代表に続き、Epic Games グローバルパートナーシップのVice Presidentを務めるネイト・ナンザー氏が登壇。ネイト氏から日本にインスパイアされた神秘の世界を作り上げることが実現し、さらに、東宝とコラボしてゴジラを登場させることが可能になったというエピソードが語られた。ちなみに、12月1日の段階でゴジラはゲーム内には登場しないが、チャプター6 シーズン1の中のどこかのタイミングで、ゲーム内でプレイヤーが入手することができるバトルパスとして登場するそう。
プレゼンと質疑応答に続いて、チャプター6 シーズン1の試遊体験会が開催された。
『フォートナイト』バトルロイヤル チャプター6 シーズン1から導入されたアクション面の新要素としては、まずキャラクターが壁や門などを垂直によじ登ることができるようになった。実際に試してみると、以前なら低い壁しか超えられなかったものが、高い壁を越えて先に進むことができた。ちなみに、これは「忍者」にインスパイアされた動作とのこと。
また、高所から飛び降りた際、着地と同時に体を回転させるローリングの動きも加わった。さっそく高い場所から飛び降りてみると、柔道の“受け身”のように背中を地面に付けて衝撃をやりすごし、すぐに立ち上がって走り出すことができた。
試遊は時間が限られていたため、動きが素早くなるという新武器「刀」や、強力なファイアーボールのような魔法攻撃ができさらにテレポートも可能にするという新アイテム「鬼のお面」などをゲットすることは残念ながらできなかったが、「日本の文化や伝承にインスパイアされた神秘の世界」が作り上げられたマップと世界観には圧倒されるばかりだった。
配信開始となったチャプター6も、今後シーズンが続々と更新されていく予定。『フォートナイト』からまだまだ目が離せそうにない。
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)