『ジョブチューン』9品合格【無印良品】、350円「かぶと豚肉のとろみスープ」も絶品! プロも「やみつき」認定

 毎日、当たり前に食事や料理をしている中で浮かんだ食のお悩みについて、調味料ソムリエ・野菜ソムリエ、食養士のMICHIKOさんに解決策を教えてもらいます! 今回は、11月30日放送『ジョブチューン』(TBS系)で9品合格を果たした無印良品について取り上げます。

※2024年11月1日公開の記事を再編集しています。

目次

・【相談】無印良品の養生スープのおすすめは? 養生と薬膳の違いは?

・【回答】養生と薬膳の違い

・【無印良品】養生スープ「かぶと豚肉のとろみスープ」実食

・【無印良品】養生スープ「鶏肉とクコの実の生姜スープ」実食

・【無印良品】養生スープ「牛肉と白きくらげの酸辣スープ」実食

・自分で作れる「養生スープ」レシピ

【相談】無印良品の養生スープ、おすすめは? 養生と薬膳の違いは?

 近頃、養生や薬膳といった言葉に心が惹かれるのですが、2つの違いはなんですか? 無印良品からも、10月2日から「養生スープ」というものが発売になりました。養生スープ3種類の食養士さんの評価やおすすめを教えてください。

【アドバイス】養生と薬膳の違い

養生とは?

 養生とは「生を養う」、つまり「健康=病気をせず、元気であること」だけにとどまらず、長生きするためには注意深く暮らし、日々楽しむことです。健康のために大切なことは、5つあるといわれています。「心に負担をかけないこと」「太陽のリズムに合わせた生活をすること」「深呼吸をすること」「無理せず水分補給をすること」、最後に「食=食を楽しむこと」です。

 完ぺきにできなくてもいいので、少しずつやってみることが大事です。健康の基本が“食”であることは、何千年も前からわかっていたとか。自分の健康は自分だけがつくれるものです。

薬膳とは?

 薬膳は、数千年もの歴史をもつ中国の伝統医学に基づいた食養生法のことです。食は医であり、薬といわれています。この「食」は非日常的なものではなく、毎日食べる食事のこと。病気にかからないよう健康を保ち、健やかな心と体を維持するための食事です。

 日本の伝統的な和食「一汁三菜=(ご飯と汁もの、おかず3点)」は、栄養バランスよく摂取できる理想的な食事といわれています。今では、薬膳と食養生は同じ意味で使われることが多いようです。

【無印良品】養生スープ「かぶと豚肉のとろみスープ」(350円)実食レビュー

 おいしさと香りで心もおなかも満たされるスープ! 

 ゴロゴロッと入っている味がしみた根菜と豚肉、押し麦も入っているので、おなかも大満足の、おかずにもなる食べ応えがあります。体にじゅわっと染みこむスパイスの香り、喉越しがよいトロトロ感は絶品で、やみつきになること間違いなしのおいしさです。 

 パワフルに動いているけど健康に気をつけたいと思っている方、風邪などが治りかけでエネルギーチャージしたいとき、簡単に済ませたい日のランチにもおススメですよ。

 レンチンパスタをそのまま絡めたり、ご飯に乗せて丼にしたりすれば、晩ご飯に! パンやクラッカーなどを添えてもいいですね。ピザ用チーズを加えたり、オーブントースターで軽く焼いても。

疲れた人へのおすすめ度:★★★☆☆

コスパの満足度:★★★★☆

リピート購入度:★★★★★

【無印良品】養生スープ「鶏肉とクコの実の生姜スープ」(350円)実食レビュー

 丸鶏をそのまま煮込んだような、ゴロリと入った鶏肉が口の中でほどけ、きくらげのコリコリ感、トロリとしたはと麦、薬味野菜と高麗人参のコクと深みが加わり、クセになるぜいたくな味わい。まるで専門店で食べているようなスープです。 

 疲れ気味のときや食欲がない、体調がすぐれない、疲れが取れないと感じた時に、おススメのスープです。消化吸収もよく、からだを温めてくれ、スパイスの香りが食欲を満たしてくれますよ。

 トーストした食パンやおもちを加えれば、ボリューム満点に。カットしたアボカドや茹でたブロッコリー、豆類、トマトなどを組合せてアレンジも。朝ごはんや小腹が空いた時の夜食にもぴったりな一品。

疲れた人へのおすすめ度:★★★★☆

コスパの満足度:★★★★★

リピート購入度:★★★☆☆

【無印良品】養生スープ「牛肉と白きくらげの酸辣スープ」(350円)実食レビュー

 酸味と辛味が食欲をそそる酸辣湯風スープ!

 牛肉、白きくらげ、まいたけ、たけのこ、春雨と具材多めで栄養満点、口の中でハミングするような楽しい食感です。そこに優しい黒酢の酸味、花椒や唐辛子、ラー油のピリッとした複雑な辛みが後味に花を添えてくれます。辛くて旨みたっぷり、さっぱりな酸味が食欲のない時でも食べやすい一杯で、疲れも吹き飛ぶおいしさです。

 肩が凝るような疲れのとき、からだが冷えたとき、風邪っぽいと思うとき、パワー不足のとき、あと一品ほしいときに食べたいですね。

 納豆や豆腐を加えたり、茹でたそうめんやうどんにかけたり、溶き卵を回しかけてふわふわのかき玉風にも。ご飯を加えて雑炊風にしてもおいしいですよ。

疲れた人へのおすすめ度:★★★★★

コスパの満足度:★★★☆☆

リピート購入度:★★★★☆

自分で作れる「養生スープ」レシピ

【材料】

にんじん、玉ねぎ、しいたけ、小松菜   合わせて250g

豆類 レッドキドニー(ドライパック)  1袋(50g)

鶏ひき肉(もも、またはむね肉)     100g

かつお節                4g(不織布の袋に入れる)

水                   900ml

【作り方】

1.にんじんは薄いいちょう切り、玉ねぎは1cmの角切り、小松菜は長さ2cmに切る。しいたけは石づきを取り除き、1cmの角切りにする。

2.鍋に鶏ひき肉を入れて、乾煎りをして水を加える。沸騰してきたら、アクを取り除く。

3.②に①の野菜とかつお節の袋を入れて、約20~30分、野菜が柔らかくなるまで、蓋をして弱火で煮る。火を消したら、かつお節の袋を取り出す。

4.器に盛る。

*具材は、冷蔵庫にある野菜でOK。

*かつお節は市販のだしパック可(ただし、調味料が加えていないものが望ましい)

 養生スープは、シンプルに水か沸騰した湯に食材を入れて煮るだけです。それだけで野菜や肉、だしの味や香りを最大限に生かした滋味深い、飲み干したくなるおいしさ。基本的に調味料は加えません。食材から出る旨みでおいしく食べられます。

 食べるときに、オリーブオイルやMCTオイルを加えるのもよいです。味が物足りないときや味変したい時には、塩や醤油、味噌、梅干し、カレー粉などを、体力回復には肉や魚、牛乳などを加えるといいです。

2024/12/1 13:00

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