ビートルズの故郷リバプールで驚愕の「タイムスリップ」事件が多発!?人々が異世界へ…

 ビートルズが結成されたのは60年代のことだ。それから半世紀以上経つが、今もその人気は衰えを知らない。ところで、ビートルズメンバーの出身地であるリバプールには、世にも奇妙なタイムスリップ・ストリートがあるという。もしかしたら、ここに行けば、若かりし頃のジョンやポールに会えるかもしれない。

 リバプールにある「ボルド・ストリート(Bold Street)」はタイムスリップ経験の絶えない場所として有名だ。いくつか有名な体験談を紹介しよう。

 ボルド・ストリートの最も有名なタイムスリップ体験談は1996年に報告された。フランクという名の男性が妻とともに、ボルド・ストリートで買い物をしていた。その途中、フランクは所用があり、あとで妻と「Waterstones」という書店で落ち合う約束をした。しかし、用事を済ませたフランクがWaterstonesに向かったところ、そこに書店はなかったのだ。フランクは元警察官であり、同地の地理には精通している方だった。奇妙な出来事はそれだけではなかった。通り全体が奇妙な雰囲気に包まれ、なにもかもが古めかしく見えたのだ。走っている車はどれも50年代のビンテージカーばかりで、通行人の服も明らかに半世紀ほど前のファッションだった。

 フランクがおろおろと街を歩いていると、現代的な服を着た困惑した女性を発見した。その近くにはCrippsという女性服店があったが、ここはWaterhouseがあるべき場所だった。2人はとにかく事情を確かめようと店の中に入った。すると、そこにいつの間にか元の書店が現れたというのだ。

 後にフランクはボルド・ストリートの歴史を調べ、愕然とする。Crippsは1848年~1970年代に存在した当時の有名な洋服店だったのだ。これは人々の服装が50年代のものだったというフランクの証言とも一致する。彼はタイムスリップしていたのだろうか?

 ボルド・ストリートでは、同様のタイムスリップ経験がいくつも報告されている。そして、その年代は決まって50年代や60年代なのだ。もし、この話が面白半分の作り話であったら、タイムスリップ先の年代がもっとばらけているはずだ。ところで、このことはビートルズファンには朗報だろう。ちょうどビートルズが結成されたのが60年代だからだ。運よく彼らと対面することもあるかもしれない。

 しかし、どうしてボルド・ストリートだけが、タイムスリップの“特異点”になっているのだろうか?

ミステリーサイト「Mysterious Universe」は、ボルド・ストリートの磁場に異変が起こっている可能性を指摘している。実はボルド・ストリートは、磁場に干渉する砂岩と石英の塊の上にあることがこれまでの研究で分かっているという。

 もう1つは、高電圧のリバプールの地下鉄網が何かしらかの効果を生み出しているという説だ。どういうわけだが、ボルド・ストリートに局地的なタイムスリップポータルを生み出しているというわけだ。

 いずれにしろ、何人もの人物がボルド・ストリートでタイムスリップを経験していることは間違いないだろう。興味のある方は一度足を運んでみてはいかがだろうか?

参考:「Mysterious Universe」、ほか

 

※当記事は2019年の記事を再編集して掲載しています。

2024/11/29 7:00

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