「冬瓜と手羽元のスープ」滋味深いスープを甲州のオレンジワインと共に【ワインと料理 ペアリングの愉しみ】
「冬瓜」は冬に旬を迎える野菜と思われがちですが夏野菜です。冬まで貯蔵できることから「冬瓜」の名がつきました。貯蔵して熟すと表面が白く粉を拭いたようになり、淡白な味はそのままですが火を通すとトロリとするので、冬は煮物やスープによく合います。
今回は鶏手羽元と一緒に煮込んだ「冬瓜と手羽元のスープ」をご紹介します。手羽元の濃厚なスープに生姜と昆布を合わせて冬らしい味わいに。出来たても美味しいですが、いったん冷ますと冬瓜に味がなじんでより美味しいですよ。
冬瓜の皮は「冬瓜皮(とうがんひ)」と呼ばれ、果肉の部分よりも利尿作用が高いとされています。捨てずにキンピラにしたり、乾燥させてスープで煮込んでもいいですね。
■冬瓜と手羽元のスープ
調理時間 25分 ※調理時間に煮込む時間は含みません
レシピ制作 保田美幸
冬瓜と手羽元のスープ
【材料】(4人分)
冬瓜 1/8個
鶏手羽元 4本
ショウガ(薄切り) 4枚
水 400ml
昆布 2~3g
酒 大さじ 1
塩
【下準備】
1、鍋に<スープ>の材料を入れ、昆布を戻しておく。
鶏手羽元に熱湯をまわしかけて臭みを抜く。
【作り方】
1、冬瓜は大きく切り、皮をむく。
2、<スープ>を入れた鍋に冬瓜、鶏手羽元、生姜を入れて強火にかける。煮たったら弱火にしてアクを取り、鍋に蓋をして1時間煮る。
3、塩で調味し、器に盛る。
【このレシピのポイント・コツ】
出来たても美味しいですが、いったん冷ますと味がなじみます。
・スープに寄り添う 甲州のオレンジワインとペアリング
ペアリングに甲州のオレンジワイン「甲州醸し2022年SMOKE」を合わせました。ワインの穏やかな酸が柑橘のような風味を与え、厚みのある味が滋味深いスープに寄り添います。
▼今回使用したワイン情報
【商品名】甲州醸し2022年SMOKE
【生産者】サドヤ
【種類】オレンジワイン
【品種】甲州
【風味】甲州ブドウの果汁に果皮も一緒に浸して作られたワインで、酸を残しながらも厚みと広がりが感じられ、滋味深い味わいが特徴。出汁や発酵食品を多用する和食との相性が良いワインです。
【アルコール度数】12%
【産地】山梨県・甲府市