プロが教える「包丁をさびさせない長持ちさせる秘訣」これは知っておいて損ないぞっ!
あなたの家のキッチンにもきっとあるであろう “包丁” 。料理するのに欠かせないアイテムであるいっぽう、お手入れを怠るとダメにしてしまうことも……。
一般的に「ステンレス包丁はさびにくい」といわれていますが、間違った使い方をするとさびの原因になってしまうといいます。少しでも長持ちさせるためにはどんなことに気をつければいいのか、包丁のプロに教えてもらいましょう~!
【包丁をさびさせない長持ちさせる方法は?】
包丁の素材として多く使われているのは「鋼(はがね)」や「ステンレス」。なかでも、ステンレスはさびにくく使いやすいことから、一般家庭にも広く浸透しています。
調理師および研ぎ師でもある、包丁料理人のおいりさんによれば、ステンレス包丁をさびさせず長持ちさせるためには3つの秘訣があるのだそう!
■秘訣その1:水分を拭き取る! ステンレスは塩分・酸に弱いので要注意
包丁に水分がつくと、そこからさびやすくなるため、食材を切った後は布巾などで水気を拭くようにしましょう。洗浄後も自然乾燥ではなく布巾で拭くなど、十分に乾燥させてください。
またステンレスは塩分と酸に弱いので、塩分が多い漬物や酸性の柑橘類などの食品に使用したときには、すぐに洗い流すこと!
■秘訣その2:包丁を金属に接触させない!「もらいさび」に要注意
他の金属製品から発生したさびが、別の金属製品や非金属製品に付着してさびたように見える現象を「もらいさび」と呼びます。包丁を置くときは金属に触れていないか確認するようにしましょう。
■秘訣その3:傷がつかないよう丁寧に扱う!
包丁に傷ができると、傷の部分からさびやすくなります。傷が付きやすい金属タワシ、研磨剤入りスポンジ、アルカリ性洗剤、漂白剤などの使用はせず、食器用中性洗剤と柔らかいネットスポンジを使用してください。
ふむふむ、こうしてみると、特別なお手入れというよりも普段からのケアが大切なのだと身につまされます。毎日の積み重ねこそが「長持ち」につながるのですね……!
【レベル別・プロがおすすめする包丁は?】
ところで……皆さんはどんな包丁を愛用しているでしょうか。包丁には意外と多くの種類があるので、自分にはどんな包丁が合うのかわからない、という人もいるかもしれません。
そんなときは、おいりさん直伝「包丁のプロが教える自分にぴったりな包丁の選び方」を参考にしてみましょう♪
①初めての包丁・料理初心者におすすめ「三徳包丁(さんとくほうちょう)」
家庭用の包丁としておなじみの三徳包丁。日本のキッチンで欠かせない万能タイプの包丁で、肉・魚・野菜などの幅広い食材を切るのに適しています。使い勝手がいいので料理初心者におすすめ!
②料理好きにおすすめ「牛刀(ぎゅうとう)」
切れ味のよさが魅力の西洋の万能包丁。尖った刃先と刃元から刃先までの大きなカーブが特長で、肉や魚などの食材を切るのに向いています。包丁の刃の消耗が少なく手が疲れにくいので、たくさん料理する料理好きに◎。
③タイパ重視の人におすすめ「ペティナイフ」
フランス語で「小さいナイフ」を意味する小型の万能包丁。小さいけれどほかの包丁に負けないほど切れ味がよく、皮むき以外にもさまざまな食材を切ることができます。小回りがきく上に洗いやすいことから、タイパ重視の人におすすめです。
さーて、気になる包丁はあったでしょうか。自分にぴったりの包丁を使うことで、料理がもっと楽しくなるかもしれませんね!
参照元:サーモス、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch