ユニクロとANYA HINDMARCH（アニヤ・ハインドマーチ）のコラボ商品が11月22日より販売開始され、大人気になっている。すでに「1人1商品につき色柄2点まで」の購入制限が設けられ、全国の取扱店舗では整理券を配布するほどだ。

　アニヤ・ハインドマーチは英国のファッションブランドで、目玉マーク「The Eyes」がついた特徴的なデザインで人気を博している。本家ではカジュアルなトートバッグでも10万円近くする高級ブランドだが、ユニクロとのコラボ商品の「パッカブルバッグ」は、1990円とケタ違いの激安。今回のコラボは女性用とキッズ用のラインナップをメインとしているものの、男女兼用で3XLまでサイズ展開しているので、男性の購入者も多いという。

　一部店舗ではすでに売り切れ商品も出ているが、早くも転売ヤーがメルカリなどに商品を大量出品している。まだ発売がスタートしたばかりで、ユニクロ公式Webサイトから購入することも可能なため、今のところ過剰なぼったくり商品は少ないが、中には1990円のニットキャップを1万円以上で値付けするケースもあり、SNS上では呆れる声が上がっている。

「ユニクロは22日から7日間『40周年感謝祭』を実施していますが、アニヤ・ハインドマーチ以外にも、1290円のヒートテックが990円になるなど、冬の必需品をお得な価格で購入することができます。もっとも、以前はセール価格790円程で購入できたことを考えれば、値上がり感は否めませんが」（生活情報誌ライター）

　かつては庶民の愛用品だったユニクロだが、近年は値上げが著しく、「せめてユニクロを気兼ねなく買えるレベルの生活がしたい」と嘆きの声も聞こえてくる。買い控えしていた人にとっては、待望のセール期間となるだろう。

（ケン高田）