乳児に熱いコーヒーを浴びせて国外逃亡した男、知人が犯行の動機を明かす(豪)

豪クイーンズランド州ストーンズ・コーナーで現地時間8月27日の正午頃、地元に住むエルナ・ブルギッチさん(Erna Burgic)が生後9か月の息子ルカ君(Luka)を連れて友人とハンロン・パークでピクニックをしていたところ、見知らぬ男が近づいてきた。すると男は突然、魔法瓶に入った熱いコーヒーをルカ君に浴びせた。

男は逃走したが、近所に住む非番の看護師がエルナさんの悲鳴を聞きつけ、ルカ君を冷水で冷やして応急処置を施した。その後、到着した救急隊によって病院に搬送された。エルナさんは、包帯で巻かれたルカ君の姿をInstagramに投稿し「残念ながら、ルカの首と胸の下の火傷には痕が残り、皮膚移植が必要になる見込みです」と明かしていた。

ルカ君に危害を加えた男は外国籍で、事件の4日後にオーストラリアを出国したことが伝えられ、警察は付近の監視カメラに記録された容疑者の映像を公開し、情報提供を呼びかけた。また警察は、9月1日に男の名前を確認できたものの、捜査に支障が出るとして氏名や出国先の公表を控えた。

しかしその後、『希望之声』など複数の中国ニュースメディアが新たな情報を伝えた。男は33歳の中国籍で、2019年頃から就労ビザや学生ビザを利用してオーストラリアへの出入国を繰り返した。男は中国浙江省杭州市で生まれ、山東省でパスポートを取得した。

また、この男のものと思われるFacebookアカウントには「Yue Huang」という名前が使われていたが、その後、アカウントは削除された。そして男の友人だという人物がメディアに明かしたところによると、男は新たにビザを申請したが、拒否されたことで「白人に対して報復するために犯行に及んだ」ということだった。

一方、エルナさんの友人であるザラ・マッツァさん(Zara Mazza)は、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」でルカ君の医療費を募るページを開設しており、これまでに23万208オーストラリアドル(約2324万円)の寄付が集まっている。

「GoFundMe」の専用ページには、ルカ君が9月16日に7回目の手術を受け、その後の経過が良好だったため、同月25日には自宅でお風呂に入り、「人生で最高の時間を過ごしたと言っても過言ではない」とエルナさんの心情が綴られている。ルカ君は、火傷の痕が残る可能性が高いものの、危険な状態から脱して順調に回復しているようだ。

なお、オーストラリアでは10月22日、西オーストラリア州パースのショッピングセンターで、21歳の女が母親に抱かれた2歳児の顔を素手で殴る事件が発生した。当時の様子を捉えた監視カメラの映像には、この女に対する怒りの声が多数寄せられた。

画像は『希望之声 「咖啡泼婴事件持续发酵 留学生逃回中国后 大量澳洲人聚集中共驻墨尔本领馆抗议」(网络图片)』より

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2024/11/21 10:52

この記事のみんなのコメント

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  • 脱走兵

    11/21 16:21

    靖国の落書きもそうだけど、中国人犯罪者の出国が簡単すぎだろ。カネ落としてくれるならウェルカムだから受け入れるのは構わんが。入国時に保証金積ませて、帰国後2、3カ月の追跡調査に引っかからなければ保証金を返還する、とか。一部の民度が低いヤツらが悪目立ちしてるだけで大半はちゃんとしてる人たちなんだけど。

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