イシイのミートボール誕生50年で累計50億食販売!知られざる誕生逸話「10粒直径約2.5センチのミートボール」無添加調理に秘められたホンキの理由。そしてお客様へ感謝の想い
無添加調理(※1)で商品作りを進めている石井食品株式会社(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長執行役員:石井 智康、以下、石井食品)が製造販売する『イシイのおべんとクンミートボール』でおなじみの「ミートボール」が2024年に誕生から50年周年を迎えました!これまでご愛顧くださったすべてのお客様へ、心より感謝を申し上げます。ここでは、50周年で累計50億食販売されたミートボールへの想いとこだわり、そして知られざる歴史とお客様から寄せられた声をご紹介します。
※1当社の製造過程においては食品添加物を使用しないで調理・加工している、という意味です。
■『イシイのおべんとくんミートボール』誕生逸話と50年の歴史
毎日のお弁当作りに欠かせないおかず、みなさんはどんな献立を思い起こしますか?大手調査機関のお弁当に関する意識調査によれば、お弁当作りをする人は女性の約4割が「週1回以上」、20代女性の3割は「週4〜5回以上」(※2)あり、定番・人気のメニューは冷めてもおいしいおかずが取り上げられています。この献立の上位に選ばれてきたのが、ミートボールです。
『イシイのおべんとクンミートボール』でおなじみのミートボールが誕生したのは1974年。当時、日本は経済成長期も落ち着き、社会は新たな変化の最中でした。お弁当を手作りで作り込む家事の風景も次第に変化し、手軽においしく食べられるおかずが求められる時代に様変わりをしていました。すでに温めるだけで食べることが出来る調理済みチキンハンバーグの開発に成功し、販売を手掛けていた石井食品は、新しいチャレンジ「ミートボールづくり」に踏み切ります。
※2株式会社エクスクリエ「お弁当作り」に関する調査結果(2024/11/20付)
1946年当時 石井食品の佃煮製造の様子
ずっとそのまま「10粒直径約2.5センチ」のミートボール
発売当初、ミートボールは現在の甘酸っぱいトマトソースではなく、中華風の甘酢で味付けがされたものでした。意外と知られていないですが、石井食品は1946年に創業、前身は電気器具の修理工場を営んでいました。戦後間もない時期です。創業者の石井毅一は、栄養価があり、おいしく安全に食べることができる食品を世の中に提供したいと願い、アメリカに工場視察の旅にでます。ほどなくして改良を重ねたミートボールは、直径約2.5センチ。
幼稚園に通うようなお子さんでも無理なく口に入れられるサイズはなんだろうか、と検討に検討を重ねた末、誕生した大きさは、ポイっと自分の口に入れたり、時にお弁当の隙間を埋めたりと身近な存在になっていきました。補足しますと、1袋に10粒が入っていることも『イシイのおべんとくんミートボール』になってからずっと変わらない、そのままです。
■無添加調理へのこだわり‐変わらないために変わり続ける
石井食品がもっとも大切にしているこだわりをご紹介します。石井食品が手掛ける食品はすべて、無添加調理(※1)であること、ご存じでしょうか。美味しさをそのままに食を大切にしたい方からも選ばれ続けています。
取り組みは、1997年に始まります。しかし、無添加思いはるか昔からでした。石井食品の創業者である石井毅一が残した著書によれば、その考えは毅一の妻・トヨ子の「手作りの味を大切にする」にあるのです。
トヨ子は、石井食品の本社がある千葉県船橋で農家を営んでおり、戦後まもなく家族の生計を支えるために「田舎の料理を都会の人に届けたい」という思いで事業を開始。手作りの惣菜を小さな手押し車にめいいっぱいに積み、運んで販売していたそうです。トヨ子は、総菜を食べてくれたお客様の声に耳を傾け続けていました。それは、おいしいを大切にし、そして何より一貫した姿勢として「添加物を使わない」ことを心掛けていたといいます。
毅一は目まぐるしく変化する社会において、トヨ子とともに生涯かけて守り伝えた「本物の食を提供したい」という思いを企業の根幹とする決意を一層固めるのです。
1997年から変化革新を続ける素材を生かした原材料
さて無添加調理とは、何を指すのでしょうか。
当社の製造過程においては食品添加物を使用しないで調理・加工している、という意味です。1997年から段階的に家庭で使われる調味料以外の使用を見直し、2006年には卵白、こしょう、菜種油、脱脂粉乳を原材料から省いたことで食物アレルギーを持つ方への配慮から取り組んできました。
■毎日選ばれるにはワケがある・国内シェアトップのミートボール
「25年以上、浮気せず一筋です」
「もはや人生の一部、未来を共に創っていきたい!」
「3世代でミートボールを食べています」
当社には日々お客様の声が続々と寄せられています。そのすべてのお声を当社のカスタマーセンターは必ず確認させていただいています。すべての声をご紹介したいですが、50年分のお客様のお声となると膨大になるため、こちらでは断念しますが、頻繁にお寄せいただくお言葉を1つご紹介させてください。
独り占めしたくなる!浮気せず、一筋!
頻繁にお寄せいただくお言葉には、浮気せず、一筋!というお声もとても多いです。時折、派閥を宣言くださるお客様もいます。朝ごはんにミートボールを食べる「朝ミートボール派」、夜食や、小腹が空いたときにポイっと口に含む「いつでもミートボール派」。この記事をお読みくださる方は、どちら派でしょうか。わたしたちはどちらの派閥も、大歓迎です。
イシイのミートボール‐これからもこの先も
「豊かな食生活とはなんだろう」イシイのミートボール誕生から50年。お客様が真に求めている食の豊かさを問い、革新し続けるホンキをお伝えしたいと常に問い続けています。
代表取締役社長石井智康自らが、校長を務める食育教育のシーン
石井食品は、来年2025年に創業80年を迎えます。今年2024年は、ひとつの節目にあたり、ミートボールが生誕50周年となり、企業ビジョンとして“農と食卓をつなぎ子育てを応援する企業”の実現を宣言しています。具体的には、無添加調理はもちろんのこと、食の安心安全を守り、さらに目まぐるしく変化する食の環境を守るため、パッケージの減プラ・オーガニック素材の使用・もっと”使える”ミートボールに の3つの宣言を 通じて持続可能な食を追求し、子どもたちに本物を届けていきます。
まだまだ、ここから。
そしてこれからも、どうかシイのミートボールをよろしくお願いいたします。
【石井食品について】
1946 年千葉県船橋市にて佃煮製造を開始し、真空包装品・煮豆小袋を発売。その後 1970 年には業界初の調理済みハンバーグ 「チキンハンバーグ」 を発売。1974年には 「イシイのおべんとクン ミートボール」でおなじみの「ミートボール」を発売し、2024年に50周年を迎えました。素材本来の美味しさを最大限に引き出すため、「無添加調理※」に取り組んでおり、味や色そして食感など素材のもつ本来の力を生かす調理と技術・本物の美味しさの追究を行っています。