『重曹湯』はメリットだらけ! 企業の解説に「驚き」「入浴剤要らず」
炭酸水素ナトリウム、いわゆる重曹を溶かして作る重曹水は、油汚れに強い洗浄剤として知られています。
こすり洗いでも落とせない頑固な汚れも、少量の重曹を加えた水で拭き取るだけで、すっきりきれいにできるでしょう。
しかし、重曹の使い道は掃除用洗剤だけではありません。
毎日を心地よく過ごしたい人におすすめの重曹活用術を、メーカーでもある健栄製薬株式会社(以下、ケンエー)の公式サイトから紹介します。
入浴剤代わりに重曹がおすすめ
ケンエーが公式サイト上で紹介しているのは、重曹を『入浴剤』として活用するアイディアです。入浴剤といえば、『色や香り、好みの効能に合わせて選び、購入するもの』といったイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。
ケンエーは公式サイトで以下のように説明しています。
重曹湯は血行を促進する働きがあるので、疲労回復、神経痛、肩や腰の痛みや凝り、冷え性などに効果があります。お湯に重曹を大さじ3杯入れてください。
ケンエー ーより引用
重曹はお湯と反応し、一気に発泡し始めます。まるで炭酸風呂のような趣を楽しめるでしょう。
普段あまり意識する機会はありませんが、市販の入浴剤の中にも、重曹を用いたものは少なくありません。全身の疲れやコリが気になった時には、ぜひお気軽に重曹風呂を楽しんでみてください。
重曹を入浴剤代わりに使うメリット・注意点とは?
※写真はイメージ
入浴剤代わりに重曹を入れると、お湯は弱アルカリ性へと変化します。弱アルカリ性のお湯は温泉にも少なくありません。『美肌の湯』として、多くの人々に愛されています。
弱アルカリ性のお湯は皮脂汚れを落とし、肌をツルツルスベスベにする効果を期待できるでしょう。体臭の原因も除去できるため、ニオイ対策にも効果的です。
重曹風呂を楽しんだ後、少し時間を置けば、次の日の浴槽掃除も楽になります。最後にお風呂用小物を一緒に漬け込んでおくのにもおすすめです。
肌や配管への刺激には要注意
いいことずくめに思える重曹風呂ですが、肌がデリケートな人には重曹成分が負担となってしまう可能性もあるため、十分に注意してください。濃度が濃くなればより影響は強くなるため、最初は薄めで自身の肌に合うかどうか確認するのもよいでしょう。
また、重曹成分が角膜を傷付けてしまう恐れがあるので、入浴中は、目の中にお湯が入らないよう注意してください。なお、重曹を含んだお湯を追い炊きすれば、配管や風呂釜を傷めてしまう可能性があります。
入浴剤代わりに重曹を使う場合、好みのエッセンシャルオイルを数滴垂らすと、華やかな香りも楽しめるでしょう。心も身体も、心地よく癒やせるのではないでしょうか。自宅にあるものを使って、リラックスタイムを満喫してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]
出典 ケンエー