入浴剤入りの残り湯で洗濯はOK?NG? 回答に「盲点」「確認します」
節約や環境への配慮で、お風呂の残り湯で洗濯する人も多いでしょう。ただ、どんな残り湯でもよいというわけではなく、使用を避けたほうがよい時もあります。
見落とすと洗濯機や洗濯物に悪影響が出てしまうこともあるため、事前に知っておきましょう。
洗濯機や洗濯物に思わぬ悪影響を与えることも
※写真はイメージ
洗濯機をはじめ、多くの家電を製造・販売している東芝ライフスタイル株式会社(以下、東芝ライフスタイル)の公式サイトでは、お風呂の残り湯を使った洗濯についていくつかの注意喚起をしています。
まず、残り湯の温度は『40℃以下』を目安にしましょう。「温度が高いほうが汚れが落ちそう」と思う人もいるかもしれませんが、洗濯のために沸かし直す必要はありません。
次に、お風呂の水の成分です。イオウ成分が含まれた残り湯は洗濯・脱水槽のステンレスにさびを生じさせてしまう可能性があるため注意しましょう。イオウ成分入りの入浴剤を使った残り湯はNGです。
イオウ成分だけではなく、入浴剤や浴室用洗剤の使用は全体的に注意が必要なようです。
入浴剤や浴室用洗剤が入ったふろ水は、成分によっては洗濯・脱水槽が傷んだり、洗濯物に色が付いたりすることがあります。入浴剤や浴室用洗剤の説明書をよくお読みください。
東芝ライフスタイル ーより引用
入浴剤はバリエーションが豊富で、香りや色、効果などで選ぶのも楽しみの1つですよね。しかし成分によっては洗濯機や洗濯物に悪影響を与えてしまう恐れがあるため、製品の説明書をよく読んでから、残り湯を洗濯に使うかどうか決める必要があります。
また、選んだ入浴剤の色や香りなどが問題なさそうだと思っても、以下のタイプは給水されない可能性もあるそうです。
・発泡タイプ
・ゼリータイプ
・とろみタイプ
どれも入浴タイムに楽しみたいタイプではありますが、洗濯での使用は難しいようです。『今日は入浴剤を楽しむ日』『今日は残り湯を洗濯に使う日』などを決めた上で楽しんでみてはいかがでしょうか。
最近の入浴剤は製品表示に細かい説明が書かれていることが多く、残り湯の洗濯について言及していることも少なくありません。迷った時には製品表示を確認してみてください。
節約や環境への配慮は大切ですが、洗濯機がさびてしまったり、洗濯物に色移りやニオイ移りがおきてしまっては元も子もありません。東芝ライフスタイルの注意喚起や入浴剤の製品表示を参考にしながら、お風呂タイムや洗濯を楽しんでいきましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 東芝ライフスタイル