セリーヌ・ディオン、「エリー・サーブ」のファッションショーで歌唱披露「夢が実現した」
セリーヌ・ディオンは、2022年12月に稀な神経疾患「スティッフパーソン症候群(SPS)」を患っていることを公表し、ワールドツアーの残りの日程をすべてキャンセルした。
今年7月26日(以下、日付はすべて現地時間)、セリーヌはパリ・オリンピック2024開会式のフィナーレで、フランスの国民的シャンソン歌手エディット・ピアフの名曲『愛の賛歌』をフランス語で熱唱。2020年3月の米ニュージャージー公演以来、約4年ぶりに力強い歌声を披露し、世界中のファンを感動させた。
そんなセリーヌが再びステージに立ち、その美しい歌声を披露した。
セリーヌが登場したのは13日、サウジアラビアの首都リヤドで開催された、レバノン出身のデザイナー、エリー・サーブ氏(60)のキャリア45周年記念イベント「The 1001 Seasons of ELIE SAAB」である。
会場には900人のゲストが来場し、90人のモデルが300着もの衣装を披露する豪華なファッションショーが行われた。
ランウェイでは女優ハル・ベリーがキャットウォークを披露したほか、歌手カミラ・カベロやジェニファー・ロペスらが煌びやかな衣装でパフォーマンスを披露した。
ショーのフィナーレでは、セリーヌが淡いピンクのドレスに身を包んでステージに登場した。
セリーヌが着用したのは、淡いピンクの全身にスパンコールをあしらったロングドレスだ。透けるシアー素材のドレスは身体にフィットしたデザインで、膝下がフレアになったマーメイドスタイルだ。ドレスとお揃いのケープが床まで伸び、さらに豪華さを際立たせている。
セリーヌはブロンドのロングヘアをまとめてお団子にし、煌めくイヤリングとブレスレットを身に着けていた。モデルがランウェイを歩く中、セリーヌは大ヒット曲『パワー・オブ・ラヴ』(1993年リリース)と『アイム・アライヴ』(2002年リリース)を熱唱した。
ショーのクライマックスを飾ったセリーヌは、挨拶に現れたエリー氏とハグを交わし、一緒にステージを後にした。
この日、イベント開始前のレッドカーペットでは、セリーヌが両肩に大きなフリルが付いたピンクのドレス姿で登場し、写真撮影に応じた。
その際、セリーヌは英メディア『Hello!』の記者に、エリー氏のショーに出演する喜びを次のように語った。
「この場所に初めて来たことは、夢が実現したような気分です。ムッシュ・エリー・サーブと彼の側近たち、美しい家族が私たちを歓迎してくれた。私のマネージャー、息子たち、そしてここに来るためにサポートをしてくれたすべての人々に感謝しています。」
「私は長年にわたり彼のドレスを纏い、彼の寛大さと才能を称えながら歌ってきた。彼の非凡な才能を纏い、さらに彼と会って少しでも話す機会を得られたことは、とても感動的だったわ。」
「だから、この場所にいられることは本当に素晴らしいわ。私たちは本当に恵まれていて、とても光栄に思っています。」
View this post on Instagram
画像は『Céline Dion Instagram「Tonight, Celine honored one of her very favorite designers,」』『Elie Saab Jr. Instagram「#ELIESAAB」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)