「わからないことがあったら、いつでも聞いて」はNG。部下や同僚に話しかけられない空気がある人でも変われる、ひろゆきの“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
◆周りから気軽に声をかけてもらう方法
部下や同僚に対して「わからないことがあったらいつでも聞いて」と言っているが、結局はトラブルが起こるまで何も相談や質問がないことが多い。なんでも気兼ねなく聞ける人だと思ってもらうには、どんな声かけをしたらいいでしょうか?
◆気軽に声をかけてもらいたいなら、自分から声をかける癖をつける
人を動かす方法論として、「相手にしてもらいたいことは先に自分からやる」というものがあります。これは以前も書いた「返報性の原理」というもので、人から親切にされると自分も親切にしようと行動する、優しい世界があるのですね。でも、逆パターンもあって、自分が親切にされなかったら「この人に親切にする必要はない」と思われたりもします。
例えば、お歳暮やお中元。僕はお歳暮やお中元を貰いたいとも思っていないので、過去に一回も送ったことがないし、送られてきても返礼品を送り返しません。すると、お中元を送った人は「返ってこないから別に送らなくてもいいよね……」と考えて、だんだんと送らなくなります。年賀状とかでもまったく同じですよね。
これと同じくして、「人に話しかけてほしい人は、自分から人に話しかけてください」という当たり前の法則があります。
職場で問題が大きくなるまで相談をしてこない部下に、「わからないことがあったらいつでも聞いて」と言って、トラブルを未然に防ごうとする上司もいると思います。ただ、この言葉だけで話しかけてもらえるなら、すでに部下から相談されていると思います。
相談をしてこないのは聞きにくい雰囲気があるからです。部下の気持ちになると、「今は話しかけていいタイミングなのか?」と気になって二の足を踏んでいる状態です。しかも初歩的な仕事ができない人ほど、「こんな些細な内容の質問のために話しかけていいのか?」とか考えてしまうもの。
◆話しかけられない人
これを解消するには、まずは自分から周囲に気軽に話しかけてみることです。自分が上長に気軽に相談をしているところを見せたり、もしくは部下に気軽に質問をしてみてもいい。例えば部下に「わからないことがあるんだけど、教えてくれる?」とか些細なことでも聞いてみるとかです。
すると、話しかけられた相手は「自分も気軽に話しかけていいんだ」とわかり、雑談ついでに相談をするといったコミュニケーションが生まれやすくなります。
たいていの場合、話しかけられない人というのは、話しかけにくい空気をまとっているものです。その空気をまとったまま話しかけてほしいと考えるのは、自己中心的なある種の「こどおじ」みたいなもの。周りから気軽に声をかけてもらいたいなら、周りに気軽に声をかける癖をつけて空気をつくるほうがいいと思うのですよ。
◆周りから気軽に声をかけてもらうには…
× わからないことがあったら、いつでも聞いて
◎ わからないことがあるんだけど、教えてくれる?
構成/杉原光徳(ミドルマン)
―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―
【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
トリトン(♂)
11/17 10:55
初めに教えてやっても忘れる奴がいて心配なら確認すれば良いのに勝手にやって不良品出すやついるし、上司が勘違いして違う部品組み込んで100単位のミスをして組み換えするのに能天気に(さあ張り切ってやろう!)と言われると殺意を覚えますね迷惑かけたこと感じてないアホもいましたね。
いち(
11/17 9:35
何かミスしたときに 「わからんかったら聞けや!」 て言う奴は無能