松下洸平主演「放課後カルテ」第6話 森川葵“篠谷”と生徒の関係に「こんなの泣く」
松下洸平が主演を務める「放課後カルテ」第6話が11月16日に放送され、森川葵演じる篠谷が追い詰められていく姿からのラストの展開に「こんなの泣く」といった声が上がっている。
本作は、小学校を舞台に、松下演じる口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で児童の小さなサインを見逃さず、“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマ。
牧野を小学校へ赴任させる小児科医局長・高崎役に田辺誠一が出演するほか、牧野が学校医として赴任した小学校で、6年2組の担任をする篠谷を森川葵、校長・緑川洋平役にアナウンサーの武田真一が出演。また、塚本高史、吉沢悠、ホラン千秋、平岡祐太、高野洸、六角慎司、ソニン、田中幸太朗ら豪華キャストが脇を固めるほか、牧野と関わる子役にも注目が集まっている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
保護者対応や行事の準備などで忙殺され、寝坊が目立つようになってきた篠谷(森川)を気に掛ける牧野(松下)。芳野(ホラン千秋)や藤岡(平岡)も初めて6年担任を持った篠谷を心配するが、人に頼るのが苦手な篠谷の「TO DO」を書いた付箋は増えていくばかり。
一方、篠谷のクラスでは、野外宿泊学校がきっかけで仲良くなったれいか(畠中一花)や遥(斉藤百花)、芽依(凉川美春)のグループと話す凛(中田煌理)の姿が。凛は、流行りの色つきリップの話や、原宿に遊びに行くというれいかたちの遊び方についていくことができず、疎外感を覚えていた。そんな中、篠谷がれいかの色つきリップを没収した件で、れいかの母が来校し、篠谷先生は話しづらいってみんな言ってる、もうちょっと子どもに寄り添ってもらわないと…と言われてしまう。
さらに「篠谷先生としゃべった人、ムシしようね」と書かれたメモ書きを教室で発見してしまい、不眠と食欲不振が続く篠谷は心身ともに追い詰められていく…というのが第5話のストーリー。
篠谷は、帰宅途中に立ち寄ったコンビニで色付きリップを見つめる凛を見かけるが、メモ書きのことを思い出し、声をかけられずに立ち去る。しかし、副校長から凛がコンビニで万引きをしたと連絡が来る事態に。SNSでは篠谷に「これはしんどい」「怖すぎる」「倒れちゃうよ」と心配する声や「最悪な結果になっちゃった」「悪循環」という声も。
篠谷を心配した芳野は、牧野に篠谷を診て欲しいと頼む。篠谷には鉄欠乏性貧血の症状が出ていたが、貧血くらいならと言い病院へ行こうとしなかった。しかし無理をし続けた篠谷はついに教室で立てなくなり、牧野が保健室で休ませる。保健室で目を覚まし、慌てて仕事に戻ろうとする篠谷に牧野は問診をしようとするが、篠谷は責められていると感じてしまい「眠りたいんじゃなくて働きたい」と言い立ち去ろうとする。
そんな篠谷に牧野は、その状態では見えるものも見えない、自分はその程度だと自覚しろと言い放ち篠谷は涙を流した。このやり取りにSNSでは「貧血を甘くみちゃダメ」「辛いし危ない」「心配してるからこその言葉」「休んで」という声が上がった。
落ち着きを取り戻した篠谷が職員室に戻ると、他の職員が残っていて机の上の付箋が減っている。牧野から篠谷先生の仕事を取り上げろと言われた職員らが、篠谷の仕事を分担していたのだった。戻った篠谷に対し「フォローできなくてごめん」「ちゃんと病院行って」と職員がかわるがわる声をかける。このシーンに「良い職場」「なんて優しい人たち」「よかった」という声が上がった。
休日、しっかりと休んで美味しいものを食べた篠谷は元気を取り戻す。そして、声をかけられずにいた凛と向き合うため、保健室で話さないかと付箋を渡した。牧野は「なんでここなんですか」と不服そうにしながらも、保健室でソワソワしながら凛を待つ篠谷に「寄り添えばいいんじゃないですか」と諭す。
保健室で凛と向き合った篠谷は、コンビニで見かけたが声をかけられなかったことや、平気な顔で立っているけど毎日泣いていることを打ち明けた。それを聞いた凛は、メモ書きを書いたのが自分だったこと、れいかの言葉を聞いて自分たちに近付かないようにするためにどうしたら良いかを考えてあの紙を書いてしまったことを打ち明けて謝った。そして、リップは欲しかったわけでは無いこと、仲間外れにならないように無理をしていたことも明かす。また1人になってしまうのかと言う凛に対し、篠谷は嬉しいと思えることも意外なところからやってくるから大丈夫と諭した。
凛が明かした本音に「子どもにとっては学校の中の世界が全てだもんね」「わかる」という共感の声が上がり、寄り添う篠谷に「こんなに親身になってくれる先生、いて欲しかった」という声も…。
凛が教室に戻った後、牧野の元に6年2組の生徒が相談に来ていたことや、目安箱に篠谷を心配する紙がたくさん入っていたことが明かされた。篠谷は、生徒から感じていた目線は嫌悪ではなく心配だったこと、生徒達がちゃんと授業を聞いていたことに気付く。
SNSには「みんな良い子」「全く逆のことが起きてたのね」「こんなの泣く」「ボロ泣きしてる」という投稿で溢れた。そしてラストでは、れいかがカラオケに誘うと凛が「中学生になってからにする」と断り、そのやりとりを見ていたゆきとミカが凛と談笑する姿や、牧野が凛を心配するゆきとミカに「力になってやれるか?」と言っていたシーンが映し出された。SNSでは「よかった」「良い回だった」といった声が上がっている。
【第7話あらすじ】
ある日、6年2組のれいか(畠中一花)が保健室に来ていた。健康なのに保健室を出ようとしないれいかに牧野(松下洸平)は迷惑がるが、何か事情があるのを察した篠谷(森川葵)は、牧野にれいかを託して教室へ。れいかは率直な物言いをクラスメートのアローラ(コール レクシー)に感じ悪いときがあると指摘され、孤立していた。一方、授業終りに篠谷は、アローラたちにれいかと何があったのか話を聞く。そんな中、牧野は6年1組担任の藤岡(平岡祐太)に頼まれ、不登校の児童・聡(渡邉斗翔)の家庭訪問に同行。
聡は父親が家を出ていってから部屋にこもるようになり、母の順子ともほとんど顔を合わせていないという。牧野は聡の健康状態を気にかけるが、看護師の順子は急な仕事のため、話もそこそこに出ていってしまう。牧野と藤岡を無視して家を飛び出した聡は、様子を見に来ていたれいかと遭遇。聡の家出を目撃した藤岡が対応する中、牧野はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかけて…!
「放課後カルテ」は毎週土曜21時~日本テレビにて放送中。
(シネマカフェ編集部)