インフルエンザ患者報告数は5000人を超える、東京都も徐々に増加

 国立感染症研究所が11月8日に更新したインフルエンザの流行マップによると、2024年第44週(10月28日~11月3日)の患者報告数は5127人だった。前週(10月21~27日)が4298人だったので、800人超の増加だ。なお、定点当たりの報告数は1.04(前週は0.87)となった。

インフルエンザ患者の報告数

(マップは国立感染症研究所のホームページから抜粋)

●32都道府県で前週よりも増加

 都道府県別での定点当たり報告数は、沖縄県(10.64)、静岡県(2.09)、千葉県(2.00)、大分県(1.66)、福井県(1.62)、愛媛県(1.57)、長崎県(1.53)、熊本県(1.44)、福岡県(1.39)、鹿児島県(1.29)、神奈川県(1.11)、鳥取県(1.10)、奈良県(1.02)、兵庫県(1.01)、石川県(1.00)、山口県(1.00)の順。32都道府県で前週の報告数よりも増加し、11都道府県で前週よりも減少した。

定点医療機関当たり患者報告数

(グラフは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)

都内流行マップ・保健所別

(マップは東京都感染症情報センターのホームページから抜粋)

 11月8日発行の「東京都インフルエンザ情報」では10月28日~11月3日の期間、インフルエンザ定点医療機関からの患者報告数が386人(前週は307人)と増加、定点当たり0.92(前週は0.73/定点)となった。定点当たりの患者報告数は、31保健所管内で注意報レベル1.00を上回った。

2024/11/11 18:00

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