自分を広瀬すずだと思って!「雰囲気美人」になるには美人を真似ること
ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、せめて美人風になりたいと願っている女性って誰?」
担当編集I嬢:「『美人風』ならなれる気がしてます」
現世で美人になることは潔く諦め、来世で美人に生まれ変わるべく、一日一善などで徳を積んでいる人は意外に多いかと! 少なくともミカコちゃんはそう思っております。ゴミを拾う、お年寄りに席を譲る、コンビニのレジ横に置いてある募金箱に小銭を入れる……などの「美しい行ない」が、死んで生まれ変わった後の来世の美貌に繋がっているのであれば、一日一善と言わず二善でも三善でもやっちゃうぞ!
一方で、現世での人生はまだ続くわけでして。美人、は無理だとしても「美人風」なら何とかなるんじゃないか……って気もしております。カニカマみたいなもんかと。実際の材料は練り製品によく使われるスケトウダラらしいですが、色やカタチはカニそっくり! 私たち人間も、カニカマがカニ風であるように、美人風くらいは目指せるはず!
そういえば、男性にも「雰囲気イケメン」って言い方がありますよね。実際の造形はイケメンじゃなくても、雰囲気がイケメン風だとカッコ良く見えちゃうから不思議なもんです。で、あるならば! 女性にも雰囲気美人って存在するはずだし、既に存在しているってことは目指すことも大いに可能と言えるでしょう。
そういえばミカコちゃんの大好きな漫画『女帝エカテリーナ』では、冒頭にこんなシーンがあります。少女が鏡に写る自分の顔を見てため息をつき、「わたしが容姿に恵まれなかったってことは間違いのない事実だわ」と呟きます。その上で、「意志の力でできないことは無いわ」「深い教養と知性で美しくなることさえ」と、決意を固めるのです。
この少女が、いずれロシア女帝となるエカテリーナ二世なのですが、そりゃ一国の君主になるような器であれば教養と知性で美しくなることは可能なのでしょうけれども、あいにく我々は一般ピープル……。知性と教養以外の方法で美人風・雰囲気美人を目指しましょう。
雰囲気美人になるには?
今こそ全ての日本国民に問います。
雰囲気美人になるには、どのような手段が有効なのでしょうか?
そんなことも知らずに、やれ「カニカマってサラダ以外どんな活用法があるのかな?」とか「酒のツマミとしてだったら、そのままでも充分に美味しい」などと言っている日本人のなんと多いことか。
しかしミカコちゃんは知っています。美人風や雰囲気美人になる方法とは……!?
「口数を減らす」です。
「美人」はただ立っているだけで
3年前に日本テレビで『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』ってドラマが放送されていたんですけどね。主演は菅野美穂ちゃんで、菅野美穂ちゃんの娘が浜辺美波ちゃん。その母子の会話として印象的だったシーンがありまして。
娘「私が広瀬すずだったら、ただ立っているだけでいいのになぁー」
母「私だって井川遥だったらただ座っているよ」
菅野美穂だって浜辺美波だって充分に美人じゃないか……とツッコミたいところですが、そこはドラマ上の設定で、美人ではないごく普通の母子として描かれているってことなのでしょう。
さて、本題。広瀬すずだろうと井川遥だろうと、いわゆる「美人」はただ立っているだけ、ただ座っているだけでオッケーなのです。合コンの場を思い浮かべると納得できるはず! 面白いことを言って場を盛り上げるのは美人じゃない……もとい普通の女性がその役割を担います。そして美人は、それこそ文字通りただ座っているだけでも、その容貌で場が華やぐのです。
場を盛り上げるために面白いことを言わなくても、男性の目線を引くことができる……これぞ美人の定義であるならば! 美人に倣って、場を盛り上げるため敢えて面白いことを言うのはやめにしましょう。そして、ただ座っている……とまで言いませんが、なるべく口数は少なくしてみましょう。
自分を井川遥だと思って!
これはミカコちゃん自身にも覚えがあるのですが、大半の普通女性には「私は美人じゃないぶん、トークで男性を楽しまねば」って初期設定がカスタマイズされちゃっているんでしょうね。その考え方って、基本的には正しいと思うのですよ。受験勉強と一緒で、「数学と理科が苦手なぶん、国語と社会で補う」みたいな考え方と一緒ですから。
でも今回の論点は、美人風に見せることが第一優先事項! なので、「美人じゃないぶんをトークで補う」って考え方はいったん捨てましょう。そして、世の美人たちがそうしているように、トークに頼らずただ座っていましょう。自分を井川遥だと思って!
Text/菊池美佳子