来季「二刀流復活」に暗雲…大谷翔平に懸念される左肩亜脱臼の「重大後遺症」【AsageiBiz週間BEST】
11月5日、ドジャース大谷翔平はワールドシリーズ第2戦で痛めた左肩を手術。関節唇の損傷を修復するもので手術は無事成功、来年2月の春キャンプには参加できる見込みだ。ただ、心配なのはピッチャーへの復帰が間に合うかということと、シリーズ終盤に崩してしまった打撃の“後遺症”である。10月31日~11月6日の1週間に配信したAsageiBizの人気記事より。(初公開は11月6日)
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ワールドシリーズ(WS)で4年ぶり8度目の世界一に輝いたドジャースが、11月2日午前3時(日本時間、以下同)に、36年ぶりに地元ロサンゼルスで優勝パレードを行った。
市庁舎前から中央図書館まで約1.5キロの距離を、大谷翔平ら選手たちは2階建てバス7台に分かれて乗車。3号車に乗った大谷の横には真美子夫人と愛犬・デコピンの姿も。乗車中のインタビューで大谷は、「すごく感謝をしていますし、最高の結果を出すことができて、チームとして素晴らしい1年だった」と話した。
さて、そんな大谷の来季は「二刀流復活イヤー」になる。フリードマン編成本部長は、来年3月に東京で行われる開幕戦で「投手大谷」の復活の青写真を描いているが、問題は今回のワールドシリーズで痛めた左肩の亜脱臼だ。
「怪我をしてから打撃のバランスを崩したのは誰の目にも明らかで、もちろん、盗塁はNGになっていました。WSでは打率が1割台で6、7戦までもつれれば出場していたかどうかも微妙でした。本人もチームも軽傷を強調していますが、来季の影響については全くわかっていません」(現地取材記者)
最高の結果をもたらしたドジャース1年目の大谷だったが、シリーズ最後になって暗雲が垂れ込めてしまった。左肩亜脱臼の「後遺症」などないと思いたいが…。
(小田龍司)