オリンパス「社長がコカイン漬け」ショックの全真相 週に2~3度も取引を……
今週の注目記事・第1位「売人の独占告白5時間『私がオリンパスS・カウフマン社長にコカインを売った』」(『週刊文春』11/7日号)
同・第2位「橋本環奈(25)壮絶パワハラ&公園キスin下関」(『週刊文春』11/7日号)
同・第3位「大阪地検クズ元検事正とゴマすり女性副検事の罪と罰」(『週刊新潮』11/7日号)
同・第4位「MEGUMI(43)さん、キレイはこれでつくれますか?」(『週刊文春』11/7日号)
同・第5位「巨大詐欺組織ナンバー2と森三中『大島美幸』の危ない関係」(『週刊新潮』11/7日号)
同・第6位「令和最大の炎上事件でなにが起きていたのか?」(『週刊現代』11/9日号)
同・第7位「ジャニーズが“NHKスクープ証言者”を提訴した!」(『週刊文春』11/7日号)
同・第8位「自民党壊滅全内幕」(『週刊文春』11/7日号)「孤独な宰相『石破茂』の大迷走」(『週刊新潮』11/7日号)
同・第9位「NHK『美女アナ番付』に異変アリ」(『週刊アサヒ芸能』11/7・14日号)
同・第10位「独占告白 筒井康隆、90歳。『老人ホームに入りました』」(『週刊ポスト』11/8・15日号)
【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!
1週間のご無沙汰です。ちょっと12日間ほど海外へ行ってました。
その間にいろいろなことがありましたね。衆院選で自民党と公明党が惨敗。ヤンキースとドジャースのワールドシリーズでドジャースが4勝1敗で優勝。
ちょうど私が成田を立つ時間に、私も少し出ていたNHKスぺシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』が放送され、かなりの反響を呼んだと知人たちからのメールで知りました。
さて、今週は久しぶりにスクープが文春や新潮から放たれ、賑やかな誌面になっていることを寿ぎ、早速いきましょう。
まずは、ポストの作家・筒井康隆のお話から。筒井巨匠ももう90歳になるのか。文豪・五木寛之も90歳を超えたはずだ。
映画『九十歳。何がめでたい』で、草笛光子が佐藤愛子を演じたが、文壇には90歳越えでも元気な人たちが多い。文字を書くことが脳の働きを活発にして、ボケない、衰えないのだろうか?
だがいくら元気でも、老いは突然襲ってくる。筒井も4月4日に家の廊下で突然、ぶっ倒れたそうだ。
頚椎をやられ麻痺で全身が思うように動かないため、近くの病院に入院することになった。入院前にご馳走を食べておこうと、寿司やら刺身やらを二晩続けて食べたそうだが、それがためにえらい目に合ったという。
「何やらあちこちが痛くて、苦しくて、悲鳴を上げてね。『助けてくれ』って言っても、看護師が廊下で笑っている。ひどいところでした」
そこからリハビリ病院へ移り、一気によくなったそうだ。朝と午後にリハビリ。健康寿命が延びたという。
今は老人ホームに奥さんと一緒に移り住み、暮らしているそうだ。入院後初のインタビューがこのポストだという。
来年で結婚生活も60年になる奥さんのことは、
「入院中は寂しいんだけれども、一方ではやっぱり、自分を愛してくれている人間がいるんだということを強く思うだけでも、なんか救われるんだよね。それはもう、お互いに愛し合っていることははっきりしている。何も言わなくても、はっきりしているわけだから。この施設にも二人きりで、ということです」
と、のろけている。結婚生活が60年近くにもなって、こうハッキリいえるのは凄い。よほどできた奥さんなんだろう。
手が痺れているから原稿も書けないようだが、『文學界』で連載している原稿だけは書いているようだ。
こんなことを最後にいっている。
「これまで、『老人の美学』ということを言ってきたけれども、やっぱり、それは醜い場面もあるわけなんです。だけど、その醜いところを、なるべく醜く見せない工夫が、美学になるんでしょうね。なかなか人間、達観しないものです。だけど、それを達観したように見せるんですよ(笑)」
こういう言葉は、年を取ってみないとわからないものである。老人は醜いかもしれない。そのことは老人になったら誰もが感じることであろう。
だがそこに「醜悪な美学」という訳のわからないものができてきて、それが生き甲斐になる。その繰り返しである。人生とは深淵である。
さて、久しぶりにアサ芸から。
NHKの女子アナといえば、和久田麻由子と桑子真帆が長い間1位2位を争っていたが、和久田は産休。桑子も『クローズアップ現代』が長くなり、報道色が強くなって、その次の女王の座が誰になるかが注目されていた。
アサ芸によると「最新美女番付」で2人を脅かす存在になってきたのは、今年の『紅白歌合戦』の司会に抜擢された鈴木奈穂子アナ(42)だという。
美人女子アナというには年齢的にどうかと思うが、彼女は有働由美子(55)に憧れてNHKに入って来たそうで、有働がやっていた『アサイチ』での軽妙なやり取りが人気だそうだ。
『紅白』は去年が有吉弘行と橋本環奈で、歴代最低の視聴率だったため、入れ替えるかと思っていたら今年も同じだそうだ。
それでは視聴率がさらに下がることが予想され、旧ジャニーズ事務所のタレントを出演させる方向に舵を切り、鈴木で新味を出そうというらしい。
NHK上層部のなりふり構わない旧ジャニーズ事務所タレント解禁策は、世の批判を浴びるだけで、視聴率にはほとんど貢献しないと思うが、それをカバーする鈴木のプレッシャーはかなりのものだろう。
次代のNHKの顔になる女子アナは、林田理沙と副島萌生だそうだ。
林田は、一時はいいところまで上位2人に迫ったのだが、
「先だっての離婚報道がイメージダウンでした。離婚の前後にネカフェで寝泊まりしている姿まで撮られてしまった。本人は素知らぬ顔で仕事をしていますが、どうしてもNHK局員からは奇異な目で見られているのが現状なんです」(放送作家)
今勢いがあるのが『ニュースウオッチ9』のメインキャスターに抜擢された星真琴だそうだ。母親は元TBSの三雲孝江。母親ほど美人ではないが短髪の似合う清楚な感じがいい。
まあ、NHKは大組織。その中で勝ち抜いていくのは、女子アナといえども大変だろう。
お次は文春を始め、どこもが報じている自民党大敗と、石破政権の先行きである。
石破は「辞めない」と居座るつもりのようだが、
「衆院選の結果を受けて、朝日新聞社は11月2、3日に全国世論調査(電話)をした。石破茂内閣の支持率は34%と、1カ月前の組閣直後調査(10月1、2日実施)の46%から急落した。不支持率は30%から47%に上がった。与党の自民、公明両党の過半数割れは「よかった」が64%に上る」(朝日新聞Digital11月3日 21時30分)というのでは、いつまで持つかは秒読みに入ったと見ていいだろう。
文春によれば、石破は今、側近たちにこう息巻いているという。
「十一月十日にしときゃよかった。予算委員会だって別に乗り切れたのに。でも、辞めるつもりはない。今後は石破茂らしくやるしかない」
何が石破らしさなのか? 元々彼は党内野党の立ち位置で、モゴモゴ政権批判らしきものを呟いていただけではないか。
総理の冠を一度は頂いたのだから、潔く辞めてほしいと思う。
新潮で、石破の妻の佳子が、選挙中の夫の様子をこう語っている。
「選挙の間、毎日電話でやりとりはしていたのですが、情勢の厳しさに関しては私には言わなかったですね。けど、疲れていると声のトーンがより下がるんですよ。夜、電話していると声のトーンが下がっていることが多かったです」
裏金問題も大きな敗因の要素だが、選挙終盤にしんぶん赤旗が報じた、「裏金非公認の候補に2000万円 公認と同額 自民党本部が政党助成金」スクープがさらに有権者の怒りを増幅させたのである。
非公認ながらも楽々当選を果たした平沢勝栄元復興相は、この問題についてこういっている。
「こんな大きな問題になるってことを全く想像できなかったとしたら、(執行部は)ちょっとどうかしていると思うな。余計なことをしてくれたな、と思いますよ。時期が悪すぎますよ。何でこんなにセンスがないんだろう」
森山裕幹事長は、就任前は人当たりのいい、腹芸の出来る人間だと思っていたが、幹事長になると、石破に解散総選挙を迫り、裏金問題議員の処遇も二転三転してしまった。
見かけと内実がこれほど違うのは、石破と同じである。
今回の衆院選は「赤旗選挙」といってもいいほど、派閥の裏金問題にしてもこの政党助成金問題でも、スクープしたのは赤旗であった。
前に、新聞の川柳欄に「赤旗に白旗あげる自民党」というのがあったが、大新聞形無しの共産党赤旗のスクープが自民党を追い詰めたことは間違いない。
だが、その共産党も自民党、公明党、日本維新の会同様、大きく議席を減らしてしまった。
しんぶん赤旗日曜版(11月3日付)で「総選挙の結果について」(日本共産党中央委員会常任幹部会)こう総括している。
「この総選挙では、日本共産党の支持を広げようと多くの支部・グループ、党員のみなさんの大奮闘がありました。しかし、対話・支持拡大は近年の選挙と比べても半分程度にとどまり、党の訴えを有権者に十分浸透させきれないまま投票日を迎えたことを率直にお伝えしなければなりません。その根本にはわが党の自力の後退があります。ここに総選挙から引き出すべき最大の教訓があり、この弱点の打開は、いよいよ緊急で死活的課題となっています。そのことは全党のみなさんが、共通して痛切に感じておられることだと思います」
この党も、真剣に党名変更を考える時期に来たのだ。
自民党は嫌だが、共産党も嫌だ。そうした有権者の判断が、似非自民党といってもいい国民民主党を党勢拡大させた。
いい気になった玉木雄一郎は、早速自民党と連携する姿勢を示し、あわよくば公明党に代わって与党入りを目指すつもりのようだ。
自民党は大敗したが、終わってみれば、何も変わらなかった。そうした「諦め」が有権者の中で広がることが恐いと思う。
まずやるべきは、大敗の責任をとって石破茂首相が辞め、簡単な総裁選で次を選び、野党と丁々発止と切り結ぶ自民党にするべきだろう。
政治資金規正法を大改正し、企業献金廃止、世襲は二代までとするべきだ。
更に喫緊の課題として、皇室典範を改正して女性天皇を認める。世界中から批判を浴びている皇室の男女差別こそ、この国の恥であることを国民も政治家も自覚すべきだろう。
ところで、10月20日に放送されたNHKスぺシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』は、反響が大きかったようだ。
私の発言「タブーはメディアが作り出す」がSNSで数多く取り上げられ、気恥ずかしい思いをした。こんなことは私でなくても誰でもいえるのだが、今は、こうした「常識」でさえも忘れ去られているということであろうか。
この番組は、9月の終わりに放送予定だったが、旧ジャニーズ事務所側がジャニー喜多川の性暴力の被害に遭った人たちへの補償問題について発表し、それを受けてNHKの会長が会見するため、10月20日に延ばされたのだ。
だが、私は、NHK会長の定例会見での発言を聞いて、このNスぺは「お蔵入りになる」のではないかと思った。
放送する少し前、取材をしてくれた中川雄一朗報道局社会番組部ディレクターからメールがあり、
「取材に協力いただいた皆様の覚悟がにじむ、力強い番組にできたと感じております。NHKは、旧ジャニーズ事務所のタレント起用再開を決めましたが、現場は現場として、きちんと伝えるべきことを伝えていきます」
とメールがあったので安心したが、放送された内容は私が想像していたよりはるかに力強く、インパクトのあるものになっていた。
私などはちっぽけな出版社で社長の意向に沿わないことをやってきたが、NHKはそれとは比べ物にならないくらい巨大な組織である。
いろいろな圧力があったに違いないが、間違いなく、BBCがジャニー喜多川の性加害を最初に放送したことに匹敵する素晴らしいドキュメンタリーになった。
だが、文春によれば、NHKはジャニー喜多川の性加害報道の中で、昨年10月9日に『ニュース7』が、「被害者Xが、NHKの局内のトイレでジャニー喜多川から性加害を受けたとする証言」をスクープしたが、新会社「SMILE―UP.」の補償担当者や弁護士とXとの面談が2回行われたが、そこでXの証言に疑問符が付いたというのである。
Xは、NHKの放送センターの男性トイレの中で、3、4カ月の間に計5回被害を受けていたと証言していたが、トイレの位置や間取りを説明できなかったり、放送センターへの出入する手続きも記憶していなかったりと、不審な点が多々あったというのだ。
そこで「SMILE-UP.」は今年4月に補償を行わないことをXに通知したが、Xのほうも徹底抗戦する構えを崩さなかったという。
そこで「SMILE-UP.」側は10月11日付で、補償債務が存在しないことを確認する訴訟を提起したというのである。
X側も争う姿勢を見せているようだが、「SMILE-UP.」側が許せないとしたのは、Xの証言を大々的に取り上げたNHKの報道姿勢で、
「これまでジャニーズと蜜月関係にあったNHKが、自らへの批判をかわすため、あえてNHK局内での被害を訴えるX氏の証言を裏付けのないまま強調して報じた、とスマイルアップ側は受け取っている。裁判ではNHKの報道姿勢についても言及するはずです」(メディア関係者)
「SMILE-UP.」に対して恭順の意を表すためにNHKは会長自ら、「SMILE-UP.」側の被害者救済を是とし、紅白を含めた番組へ旧ジャニーズのタレントたちの起用することを公表したのではないのか。
あまりにも節操のないNHK上層部のやり方に、現場は怒りの声を上げた。その一つが今回のNスペ報道だったのではないか。
私はそう思えてならないのだ。
ところで、小山田圭吾(55)といっても、ピンとくる人はそう多くないのではないか。
しかし、Yahoo!ニュース(2021/7/18(日) 18:10)の以下の内容を読めば、大方の人が思い当たるに違いない。
「東京オリンピック・パラリンピック開会式の作曲担当として7月14日に発表された小山田圭吾さんが、過去に雑誌で障害者へのいじめを自慢していたとして炎上。16日に謝罪文を発表しましたが、炎上は収まっていません。
小山田圭吾さんは、ソロユニット『Cornelius(コーネリアス)』として活動するミュージシャンです。NHKのEテレ『デザインあ』の音楽も担当されていることで有名です。
きたる7月23日の開会式の盛り上げを期待してか、7月14日に制作メンバーのひとりだと発表され注目されましたが、その結果、過去の”行為”が騒がれることになりました。
問題となっているのは、1994年に発行された『ロッキング・オン・ジャパン(1994年1月号)』と、翌年の『クイック・ジャパン(95年vol.3)』に掲載されたインタビュー記事です。
記事では小学生から高校生にかけての学生時代に『障害者をいじめていた』と告白」
そのいじめのやり方も、「段ボール箱に入れてガムテームでぐるぐる巻きにした」「うんこを食べさせた」という陰惨なものだったため、SNSを中心に彼への批判が巻き起こり、ついには五輪から辞任することになった。
だが、現代でノンフィクションライターの中原一歩は、小山田はいじめの当事者ではなかった可能性がきわめて高いと書いている。
スキャンダルが報じられた当時、当事者の小山田は一切の取材を拒否していたが、それは、取材を受けることができる精神状態ではなかったからだったという。
そこで中原は、いじめの舞台になった中学校の同級生たちを探し出し、小山田のいじめを見聞きしたことがあったかを聞いて回ったそうだ。
そうすると、いじめはあったが、それは小山田とは別の同級生で名前も特定することができたというのである。
その後小山田をインタビューすると、彼は「あのインタビューには事実ではないことが書かれており、長年そのことに悩んでいた」と打ち明けたという。
中原はこういう。
「最大の過ちは、炎上を報じるメディアの側が、あの雑誌の内容は正しいのか事実確認をしなかったことだ。もし、炎上の段階で独自取材を重ねていたならば、結果は違っていた可能性が高い」
中原のいうことは正論ではある。だが、自分は関与していないのに、あのような非道ないじめを雑誌のインタビューで自らなぜ語ったのか?
もし、小山田が、自分はそんなことはいっていないとすれば、悩んでいないで、すぐに雑誌(『ロッキング・オン・ジャパン』と『クイック・ジャパン』の2誌)に訂正削除をさせるべきではなかったのか。
雑誌側の全くの捏造なら、騒動になった時に、なぜ雑誌側を訴えなかったのか、疑問は残る。
もちろん、メディア側に非がないなどというつもりはないが、小山田の側にも非がなかったのか?
そいう意味では、もう一度この「事件」を再取材する必要はあると思う。
さて、また巨額の詐欺被害が発覚した。新潮が、
「会員制リゾートクラブ『ワールドビッグフォー(WB4)』による詐欺被害を訴える記者会見が9月6日、新潟県庁で開かれた。会員70人が計4億円の被害に遭ったとして、WB4の運営会社『ジャパンエアリゾートインターナショナル株式会社(JARI社)』(東京・文京区)を、新潟県警に刑事告訴する準備を進めていることが分かった」
と報じている。
代理人を務める代々木総合法律事務所の林治弁護士はこう語っている。
「入手した内部資料によると、新潟県内だけで被害者は少なくとも約1600人、被害総額は100億円ほどに上るとみられます。また、JARI社の銀行口座の履歴を調べたところ、現状で確認できるここ数年間の分だけで100億円近くが、全国の被害者と思しき方々から入金されていた。過去にさかのぼった場合、被害総額は1000億円近くに上る可能性も十分に考えられます」
さらにこうもいう。
「WB4は実際に、フィリピンのセブ島で会員制リゾートクラブらしきものを手がけていました。その仕組みは会員から“預り金”を集め、特典として“リゾート利用券”を渡すというものでした。会員はこの券を使ってリゾート施設を無料で利用できますが、利用しなくてもいい。有効期限が切れた券はWB4が買い取り、現金でバックしてくれるからです。会員はバックのことを“利息”と呼んでおり、“預り金”の額に応じて年利4.8~9.0%を受け取っていました」
だが、2020年3月から突然、コロナ禍を理由に“利息”が支払われなくなり、元本の“預り金”も戻らなくなったというのである。
こうした巨額な詐欺には、有名人や芸能人を広告塔のように使う手口がよくある。
「組織のナンバー2は、代理店総統括理事の村松紀梨湖(のりこ)氏という女性でした。彼女は芸能関係者との人脈が豊富だったといわれています」(経済ジャーナリスト)
手元に残された一枚の招待状。それは村松が自身の闘病記『がんでは死なない』(幻冬舎メディアコンサルティング)を自費出版した際、開催された記念パーティーのものだという。
「〈発起人〉の欄には、お笑いトリオ『森三中』の大島美幸(44)を筆頭に、その夫で元放送作家の鈴木おさむ氏(52)や女優の音無美紀子(74)、テレビリポーターの東海林のり子氏(90)、着物デザイナーの紫藤尚世(しとうひさよ)氏(77)などの著名人が並んでいる」(新潮)
当の村松は「昨年頃、亡くなったとされる」(新潮)らしいが、村松と家族ぐるみの付き合いだったといわれている大島はどう関わっていたのか、全く無関係なのか? 夫の鈴木が電話とメールでこう回答したそうだ。
「妻は、お世話になっている紫藤先生から“がんの方を勇気づけたい”と言われたので、村松さんの出版記念パーティーにコメントを出したに過ぎません。パーティーには参加しておらず、発起人だと記されているのであれば、それは勝手にやられたことで、相手を訴えなくてはいけない。私たちはWB4の会員ではなく、WB4がそもそもどういう組織なのかも知りません」
被害者たちは、この言葉をどう聞くのだろうか。
お次は今や美の化身とまでいわれる(?)MEGUMIのキレイには医学的根拠がないという文春の記事。
「MEGUMIは1981年生まれ。芸能界デビューを果たしてからは、グラビアアイドルとして人気を博した。その後は、女優やタレントとして活動。近年は美容に力を注いでおり、自身が試してきた1000種類以上の美容法から厳選して紹介した『キレイはこれでつくれます』がベストセラーになったほか、スキンケアブランド『Aurelie.オレリー』のプロデューサーや、『バンタン渋谷美容学院大学部』の名誉学院長に就任。彼女の美しさに憧れる女性たちのお手本のような存在になっている」(文春オンライン2024/10/30)
そんな彼女の代表的な美容法の一つが、シートマスクの利用だという。
「例えば、昨年大阪で開催された『Biople FES』でのトークショーでは、シートマスクの重要性について『真皮層まで水分が入り、肌がどんどん柔らかくなります』などと言及している。肌は表面から順に『表皮』『真皮』『皮下組織』と三層に分かれているが、MEGUMIによれば、シートマスクに含まれた成分が表皮より内側の『真皮層』まで届くことで、肌が柔らかくなるという」(同)
しかし、多くの皮膚疾患の診療経験をもつ「ひまわり医院」の伊藤大介院長は次のように指摘している。
「成分を含めた水分は肌の真皮層まで、基本的には届かないと言っていい。私が知る限り、『真皮層まで成分が到達した』とする医学的エビデンスは現時点でありません」
MEGUMIの所属事務所に尋ねたところ、こう答えたという。
「『法的および医学的な事柄が多く含まれておりますため、誤解を避けるため』、美容業界に精通しているとされる独立した第三者の弁護士に見解を求めたという。その弁護士は『薬機法の表現上、角質層(編集部註・表皮の最も外側の部分)までしか謳ってはいけませんが、真皮層まで効果がある美容成分はあると考えます』などとしたうえで、主に以下のように回答した。
『弁護士の立場としては、ご指摘いただいたとおり誤解を招きかねない表現ではあったと考えます。MEGUMI氏に対しては、今後トークショーなどでは誤解を招かない表現を心掛けるよう助言しました。今後は、開会前に本トークショーは化粧品の広告ではなく、MEGUMI氏自身の美容体験をお伝えすることが目的のため、自身の体感や感覚をメインに話すので、それが薬機法の定める広告規制に反する可能性があることをお伝えするなど、誤解を招かないよう取り組んで参ります』」(同)
他にも、MEGUMIが商品企画開発からフルプロデュースした化粧水や美容液などの宣伝文句が、厚生省が定める「医薬品等適正広告基準」に違反している疑いや、「サウナの汗はミネラルを含み真皮に浸透する」という美容法が、汗のほとんどが水分とわずかなミネラル成分を含むに過ぎないと指摘されたりと、彼女の美容法には疑問符が付くものが多いという。
MEGUMI自身も文春に対して、「今回のご指摘は改めて伝え方を見直すきっかけとなりました。本当にありがとうございます」などとコメントを寄せたそうだ。
まあ、本を読んだ読者が「これで私もMEGUMIのようにキレイになる」と信じればいいのだから、宗教みたいなものだろう。信じる者は救われるのだから、目くじら立てることもないか。
お次は新潮の大阪地検のクズ元検事正とその部下のゴマすり副検事のお話。
「(10月25日=筆者注)大阪地方検察庁の元検事正・北川健太郎被告(65)が、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行を加えた罪に問われている事件の裁判が始まった。事件の被害者である女性検事が明かしたのは、“共犯者”ともいえるゴマすり女性副検事の存在だった」(デイリー新潮10月30日)
「北川被告は、故郷・石川の金沢大在学中に司法試験に合格。検事に任官すると大阪、京都、神戸の各地検で要職を務めて『関西検察のエース』と呼ばれた。大阪高検次席検事、最高検刑事部長を歴任、2018年に大阪地検のトップ・検事正に上り詰める。退職後は弁護士になったが、検事正時代に部下だった女性検事への準強制性交罪の容疑で、今年6月に大阪高検に逮捕、7月に起訴された」(同)
同日、被害を訴えた現役の検事が自ら会見を開き、事件の全容を語った。
事件は18年9月12日に開かれた北川の検事正を祝う会だった。同僚たちと参加した彼女は、日頃の疲れで泥酔してしまったという。
宴席が終わると、彼女が乗ったタクシーに北川が強引に乗り込み、自分の官舎へ連れて行った。
その時の様子を彼女は、
「被告人は抗拒不能の状態にあった私の服や下着を脱がせて、全裸にした上で私に覆いかぶさり、避妊具を用いず性交に及びました。(中略)上司として尊敬していた検事正の被告人から性交されているという予想外の事態に直面して、恐怖して驚愕して凍り付きました。私は抵抗すれば被告人から、自分の名誉などを守るために殺されると強く恐れました」
彼女は結婚していた。
しかし彼女は、すぐには被害申告できなかった。北川から、公にすれば検察が機能しなくなり、検察職員に迷惑がかかると脅され口止めをされたこともあったが、この件で職員に迷惑をかけられない、検察を守らなければという彼女の職場への忠誠心からだった。
やがて北川は退職し、弁護士に転身したが、検察への大きな影響力を持ち続けていた。
あまりに無反省な北川の態度に、彼女は告発を決意したという。
さらに、彼女が訴えたのは、事件の発端となった宴席に同席した女性副検事が、内偵捜査の段階で北川被告側に捜査情報を漏洩して、不利な供述をさせないよう尽力していたという疑惑だった。
この会見で被害女性は、
「(女性副検事は)検察庁職員やOBに対して、被害者が私であることを言った上で、事件当時、性交に同意していたと思う、PTSDの症状も詐病ではないか、金目当ての虚偽告訴ではないかという趣旨の、私を侮辱し、誹謗中傷する虚偽の内容を故意に吹聴していたことが分かりました。さらにうそは検察庁内に広く伝わり、私が信頼していた上級庁の検事までもが、証拠関係も知らないのに、被害者を誹謗中傷し、被告人を庇(かば)うような発言をしていた」
被害女性は、女性副検事を名誉毀損で10月1日に刑事告発したという。
実際に裁判を傍聴して会見の様子も取材したライターの小川たまかは、
「性被害者が、周囲からのセカンドレイプに傷つけられることは多々ありますが、この件が異様なのは、その加害者が性犯罪に詳しいはずの副検事だったこと。下手をすれば、北川被告は不起訴になっていたかもしれないだけに看過できません」
元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝はこう話す。
「北川被告は最低でも懲役5年の実刑は免れないでしょう。関西エリアの検察はかなり特殊で、昔から検察庁内で“大阪人事”“関西人事”などと呼ばれ、大阪の幹部たちが人事を決めていました。若い検事たちからすれば、検事正は面と向かって話もできないようなレベルの高い役職に感じられるかもしれません。被告自身、心の中では大阪地検のトップの検事正である俺が言っている以上、被害者も表に出さないだろうというおごりがあった可能性はあると思います」
検察の闇は永田町の政治屋たちと同様、暗くて深い。
ところで、私は橋本環奈(25)という女優にほとんど魅力を感じないが、NHKの朝ドラ『おむすび』のヒロインに抜擢されたのだから、人気はあるのだろう。
そんな彼女の私生活での彼氏とラブラブな様子と、仕事場でのパワハラと思える態度を、文春が報じている。
ちなみに、9月30日から放送を開始した『おむすび』は、橋本演じる主人公の米田結が、ギャルから管理栄養士を目指す現代劇だが、今のところ視聴率は下落の一途を辿っており、放送3週目にして12%台に突入したという。
まずは、ラブラブから。
10月中旬、橋本がかねて交際を報じられてきた俳優の中川大志(26)と山口県下関市で「お忍びデート」する現場を捉えたというのだ。
「この日、山口県某所で映画の撮影を終えた橋本が向かったのは本州最西端の山口県下関市。橋本は下関港からほど近い場所を訪れ、たった1人で『ホテルドーミーイン』にチェックインした。
午後8時半頃、彼女はチェックのシャツにブランド物のミニポーチを提げ、フロント階へ降りてきた。黒いキャップを目深に被りマスクで顔をさらに覆う。厳戒態勢を強めているのだろうか。
ちょうどその時――。ホテルの入り口を出た先には長身の男性が立っていた。
橋本が外に出て男性のもとに駆け寄る。身長差があるため上目遣いで男性を見上げ肩にふれる。彼女が東京から遠く離れた地で密かに会った相手が、中川大志だった。
中川大志の身長は179cm。152cmの橋本とは27㎝の身長差。
『子役出身の中川は過去に国宝級イケメンランキング1位に輝いた二枚目。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で武将を熱演しブレイク。2人は映画の共演がきっかけで交際に発展した。2年前、橋本が中川の住むマンションに出入りするお泊りデートを、『女性自身』が報じていた。ただ、ツーショットを撮られたことはなかった』(芸能記者)
中川の知人が続ける。
『交際期間は2年を超え、多忙の2人は密かに愛を育んできた。中川は東京からわざわざ下関まで環奈に会いに行ったのです』」
私生活のほうは順調のようだが、文春によれば、仕事場での彼女は全く違うという。
橋本を福岡時代から知る人物がこう話す。
「根は真面目ないい子なのに…数年前から目を覆いたくなるような言動が増えています。東京に出て人格が変わってしまったのか」
橋本は女優の酒豪番付でも横綱、大関にランクされるほどの酒好きのようだが、仕事は次々に入り、若い女優たちも台頭してくるため、プレッシャーからか、二日酔いのままで撮影に行くこともあるそうだ。
さらに、ストレスのはけ口が、立場の弱い者たちへ向かっているというのである。
「現場マネージャーに八つ当たりするようになったのです。例えば、ドリンクを出すタイミングを間違えただけでヒステリックにキレる。環奈が欲しくない時にドリンクが視界に入れば『なんで今あるんだ』と激怒。(事務所の=筆者注)社長は窘めるどころか、彼女と一緒になってマネージャーを『使えねえ』と罵倒するのです」(橋本の知人)
複数の事務所関係者の証言によれば、橋本による壮絶パワハラが原因で、これまで少なくても8人のマネージャーが退職しているという。
環奈一人で年間10億円近く稼ぐといわれているようだから、事務所社長といえども、彼女の振る舞いに口を出せないのだろう。
イベントで借りたホテルの部屋で、7万円ものルームサービスをとり、食い散らかし、飲み散らかして、そのまま退出していった。
彼女の主演舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演の初日に、いきなりドタキャンしたという。
ロンドンに着くなり、環奈は観光気分で大はしゃぎし、共演者たちと飲み歩き、オイスターを食べて食あたりを起こしたといわれているようだが、そうだとしたらプロ意識に欠ける行動ではある。
現在の朝ドラの撮影現場もスタッフたちは「彼女のせいでピリピリしている」そうだ。
「橋本さんに挨拶しても目も合わせてくれない。彼女は相手も『肩書』や『立場』によって態度を変え、番組内で決定権を持つチーフプロデューサーや共演者のみ愛想よくする。その上、目の前でマネージャーへのパワハラを繰り広げられたら委縮しますよ」
これを読みながら、25歳といえばまだ女優としてもまだまだ未熟で、様々なジャンルの人たちから教えてもらい、それを糧に芸の道に精進する年齢であろう。
こうした理不尽な振舞いを彼女が本当にしているのであれば、それは事務所の社長以下スタッフたちなど、周囲に彼女を叱責する大人がいないことが彼女を増長させているに違いない。
たかが25歳の新人女優に毛が生えた程度の娘に振り回される連中もだらしないとは思うが。
さて、今週の第1位は、オリンパスという名の知られた企業の社長が「コカイン漬け」だったと報じた文春に捧げたい。
事件そのものは他のメディアでも報じられていたが、シュテファン・カウフマン社長にコカインなどを売っていた“売人”から、5時間にわたり取引の実態を聞き出した文春の取材力には敬服する。
企業のトップが薬チューだった。そんなことが長い間わからないことがあるのだろうかと思うが、事実らしい。
オリンパスといえば、2011年(平成23年)7月に巨額の損失を「飛ばし」という手法で、損益を10年以上にわたって隠し続けた末に負債を粉飾決算で処理した事件が起きている。雑誌『FACTA』のスクープでイギリス人社長の早期解任を契機に発覚した。
不祥事の多い会社のようだが、その事件の後始末を竹内康雄会長と共に奔走してきたのが、今回の薬物事件で辞任したカウフマン社長だったというのだから、この会社はどこか間違っているところがあるような気がする。
始まりは、9月24日にオリンパスの本社と竹内会長に、シュテファン・カウフマン社長兼CEOの薬物使用に関する情報が届いたところからである。
カウフマン社長は21年前の2003年にヨーロッパにあるオリンパスのグループ会社に入社し、本社で経営戦略の統括役員などに就いた後、去年4月から社長兼CEOを務めていた。
事態を重く見た竹内会長は警視庁に相談し、社内調査を進める判断をした。
さらに10月3日にも情報が届き、そこには外部の人間が知り得ないカウフマン社長の個人情報が含まれていたというのである。
竹内会長から通報を受けた警視庁は、すでにカウフマン社長を違法薬物使用の嫌疑で、今年6月18日に家宅捜索をしていたそうである。
そして、その“通報者”とは、カウフマンに薬物を渡していた売人だったというのだ。
10月28日、カウフマン社長の辞任が発表された。
文春が、カウフマン社長の違法薬物に関する情報を入手したのは、昨年2月だったという。
その情報とは、「カウフマンは彼と親密だったラテン系の女性を介してドラッグを卸してもらっていたが、昨年1月以降は売人と直接取引を行うようになり、取引は週2回から3回にも及ぶ」というものだったという。
昨年2月11日の夜には、取引の現場を写真に撮っていたそうだ。その後も、28日にも彼らの姿を捉えていたという。
約1年8カ月に及ぶ取材の結果、百通余りの通信記録と2人が取引現場で交わしていた音声データなどを入手していたそうである。
だが、なぜ、上得意を裏切るような行為を売人がしたのか。売人Xはこう語っているそうだ。
「この二年間、俺は都合良くコキ使われ、しまいには裏切られ、屈辱を受けてきた。あんな人間が世界的企業のトップで良いのか。今では彼に関わって売人を続けてしまったことを深く後悔し、反省しています」
カウフマンがどっぷり浸かっていたのはコカインとMDMAで、昨年9月上旬ごろには、致死量を越していたそうだ。よくそんな体で社長業が務まったと思うが、カウフマンは、薬物がなかったら仕事はできないといっていたという。
社長就任直前の昨年3月にはXに対して、違法薬物の取引がバレたら「オリンパスの株価が1000円まで下がる」と豪語していたそうだ。
呆れ果てた人間がトップに就いていたものだが、これほどのスキャンダルが起きてもオリンパスという会社は生き続けるのだろうか。そのほうが不思議な気がするのだが。
(文中敬称略)
【巻末付録】
まずは現代から。
「川道さら じゃじゃ馬ならし」「神山みれい 挑発するカラダ」
お次はポスト。
「こっそり研究 目を奪われる『魅惑のニット乳』」
袋とじ「富士出版 匂い立つ熟女ヌード」
「はるっぴが愛される理由 兒玉遥」「大好評につき緊急掲載 瀬戸環奈」
やっぱり熟女ヌードは富士出版に限るね。