森で見かけた1匹の犬 後をついていくと…?「感動して涙が出た」
アメリカのワシントン州で起きた出来事が話題になりました。
『スティーブンス郡保安官事務所』のライト保安官代理が、田舎の森林地帯をパトロールしていた時のことです。
彼は道路に座っている1匹の犬に遭遇しました。
近くに住宅が見当たらなかったため、ライトさんは犬を車に乗せて飼い主を探そうとしましたが、犬は車に乗ろうとしなかったのだそう。
そこで彼は約1.6km以内の周辺住宅を調べましたが、飼い主は見つからなかったのです。
犬の後をついて行くと…?
ライトさんは「何かがおかしい」と感じて、道路のセンターライン上に横たわっている犬の元に戻りました。
そして犬を車道から移動させようとしたところ、犬が人通りの少ない、標識のない道を走って行ったのだとか。
彼があわてて犬を追いかけると、小さな別荘にたどり着きます。
その周辺を調べ始めたところ、別荘から少し離れたところで高齢の男性が横たわり、助けを求めていたのです。
ライトさんを別荘まで誘導した犬は、男性の愛犬のギータちゃんだったのです!
『スティーブンス郡保安官事務所』は、ギータちゃんの写真とともに、この出来事についてFacebookに投稿。
「彼の命を救ってくれたギータに感謝しています。毛皮で覆われた我々の友達の忠誠心と勇敢さは、我々を驚かせて止みません」とつづりました。
投稿にはギータちゃんと、ライトさんへの称賛の声が寄せられています。
・感動して涙が出た。犬は私たちの最高の仲間で、素晴らしい方法で愛を示してくれるよね。
・お父さんを救おうとした賢い犬だ。またライトさんが直感に従い、走り去らなかったことに感謝するよ。
・ライト保安官代理にはボーナスを、ギータちゃんにはおやつが詰まった箱をあげて。どちらもヒーローだ。
ギータちゃんは13歳で、元保護犬なのだとか。
飼い主である84歳の男性は、定期的に薬を服用する必要がある持病を抱えていて、転んで脚をケガしていたそうです。
ライトさんが発見した時、男性はすでに何時間もそこに倒れていたといいます。
もしそのまま発見されなかったら、深刻な事態になっていたかもしれません。
ギータちゃんは倒れた飼い主さんを助けようとして、車道に横たわり、通りかかった車の注意を引こうとしたのでしょう。
なんという賢い犬なのでしょうか。
また、ギータちゃんを見て異変を感じ、後をついていったライトさんの判断もさすがです。
犬の飼い主に対する忠誠心と愛情には、本当に驚かされますね。
[文・構成/grape編集部]