アモリム監督、マンU指揮官就任は代表ウィーク以降? 取締役が“契約合意発言”もスポルティングは否定
マンチェスター・ユナイテッドの指揮官就任が噂されるルベン・アモリム監督は、11月中旬までスポルティングに留まる見込みのようだ。31日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
2022年4月にエリック・テン・ハフ監督が指揮官へと就任したマンチェスター・ユナイテッド。名門の再建を託された同監督は、1年目からカラバオカップ優勝を飾ってタイトルを手に入れた。しかし、2年目の昨シーズンはFAカップ制覇を成し遂げたものの、プレミアリーグではクラブ最低順位を更新する8位に低迷。3年目の今シーズンも開幕からスタートダッシュに失敗し、9試合を消化したプレミアリーグで3勝2分4敗の14位に低迷しているほか、ヨーロッパリーグ(EL)では3節を終えて未勝利が続いている。この結果を受け、マンチェスター・ユナイテッドは28日にテン・ハフ監督の解任を発表。後任となる指揮官に大きな注目が集まっている。
マンチェスター・ユナイテッドは今夏からコーチを務めているルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定的に指揮を執り、30日に行われたカラバオ・カップ4回戦のレスター戦で5-1の勝利を収めた。そんななか、試合後にクラブの取締役を務めるデイブ・ブレイルスフォード氏が注目発言。ポルトガルメディア『Record』によると、同氏は招へいが噂されるアモリム監督との契約が成立したと明言したという。一方、スポルティング側は合意の存在を否定しており、ポルトガル人指揮官をめぐる情報が錯綜している。
マンチェスター・ユナイテッドからの関心が“公然”となるなか、『BBC』はアモリム監督が11月の代表ウィークまでスポルティングに留まる見込みと報道。同クラブの財務規則ではアモリム監督の退団が合意に達した場合、リスボン証券取引所へと確認作業を行う必要があるようだ。今後スポルティングは来月1日にリーグ戦でエストレラ・アマドーラと対戦し、5日にはチャンピオンズリーグ(CL)でマンチェスター・シティと激突。10日にリーグ戦で同監督の古巣であるブラガと戦い、翌日からUEFAネーションズリーグ(UNL)に伴う代表ウィークへ突入する。