レジェス氏の“忘れ形見”は偉大なる父親を追いかける…レアル・マドリードのトップチームの練習に初参加
故ホセ・アントニオ・レジェス氏の実子が、レアル・マドリードのトップチームの練習に初参加したようだ。30日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
かつて、“セビージャの神童”と謳われたレジェス氏は、同クラブに加え、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードの両雄、そしてスペイン代表でも活躍。プロキャリアにおいて、ヨーロッパリーグ(EL)を5度制覇するなど、スペインフットボール史に足跡を残している“クラック”だ。しかし2019年6月、交通事故により、35歳の若さでこの世を去った。
そんなレジェス氏の“忘れ形見”が、偉大なる父親の背中を追いかけているようだ。2007年10月15日生まれのホセ・レジェス・ロペスは現在17歳。所属するフベニルBと、U-17スペイン代表の主力であり、先日にはレアル・マドリードとの契約を2027年夏まで延長していた。スペイン紙『マルカ』によると、カルロ・アンチェロッティ監督の下で、トップチームの練習に初参加し、「キャリアにおいて重要な一歩を踏み出した」とのこと。フベニルBの選手に、このような機会が与えられるのは、とても稀なことと併せて伝えている。
2019年に、レガネスのカンテラからレアル・マドリードのカンテラに移った後、主戦場とするフォワードで高パフォーマンスを披露し、各カテゴリーを順調に踏破してきたホセ・レジェス・ロペス。世界最高峰の選手たちとのトレーニングは、父親が立ったラ・リーガの舞台に、また一歩近づけるものとなったはずだ。