昨年の中山大障害覇者のマイネルグロン 平地に3年1カ月ぶりにチャレンジ
昨年の中山大障害覇者のマイネルグロン(牡6、美浦・青木孝文厩舎)が、日曜福島7Rの3歳以上1勝クラス(芝2600m)で3年1カ月ぶりの平地戦に挑む。
マイネルグロンは父ゴールドシップ、母マイネヌーヴェル、母の父ブライアンズタイムの血統。母は03年のフラワーCの覇者。叔父のマイネルネオスは11年の中山グランドジャンプ、同じくマイネルアワグラスは08年のシリウスS、同じくマイネルチャールズは08年の弥生賞と京成杯、姪のユーバーレーベンは21年のオークス、甥のマイネルファンロンは21年の新潟記念を制している。まさにビッグレッドファームの名牝系出身だ。
ここまで23戦6勝。平地では未勝利に終わったが、障害に転じて素質開花。昨年の東京ハイジャンプで重賞初制覇を果たすと、続く中山大障害も制して現役最強ジャンパーを襲名した。今年初戦の阪神スプリングジャンプも制したが、前走の中山グランドジャンプで6着に敗退。レース後に右前深屈腱炎を発症したため、休養に出ていた。今回は当時以来の復帰戦、そして21年10月の3歳上1勝クラスで7着に敗れて以来、実に3年1カ月ぶりの平地戦となる。
平地のスピードにどこまで対応できるかがポイントとなりそうな一戦。大目標の中山大障害に向けて、まずは無事に走り終えることを願いたい。