引退する巨人・梶谷隆幸が残した「開幕戦インパクト」たった6試合でも記憶に残る名シーン
「いいファンだな。6試合しか出てないから」
野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、こう苦笑気味に語ったのは、今季限りでの引退を表明した巨人・梶谷隆幸のファインプレーを評する、アシスタント・森藤恵の発言に対してだ。2人のやり取りを再現すると…。
森藤「梶谷選手のプレーといえば、今シーズンだと序盤でスタメンで出てきて、あわや抜けるかなというのを大ファインプレーで飛び込んでいって…」
高木「あれだけだよ(笑)。いや、ホームラン打ったな」
森藤「それを鮮明に覚えていて」
これに続けて高木氏の口から出たのが、冒頭のコメントだったのである。
2023年には102試合に出場した梶谷だが、今年はわずか6試合にとどまった。しかし巨人党に残したインパクトは強く、こと梶谷がスタメン出場した開幕戦のプレーは、森藤が言うように、なかなかのものだった。
3回表、一死一・二塁のピンチで、阪神・森下翔太の右中間の当たりを梶谷がダイビングキャッチ。すぐさま返球し、戻れなかった一塁走者をみごとな中継プレーでアウトにしてダブルプレーに。
さらに5回裏、二死二塁の場面では、阪神の先発・青柳晃洋からツーランを放ち、巨人は4-0で白星を飾った。
YouTubeチャンネル〈DRAMATIC BASEBALL2024〉では、梶谷のファインプレーとツーランをダイジェストで公開。巨人を4年振りリーグ優勝に導いた、記憶に残る名シーンだ。
(所ひで/ユーチューブライター)