職場トイレがぼっとん便所、しかも屋外 「もれなくフェス気分を味わえます」と語るドラッグストアの30代店員
職場環境の中でも、トイレなどの衛生面がきれいであることは重要だろう。神奈川県に住む30代後半女性(医療・福祉・介護/年収600万円)は「ドラッグストアの薬剤師」として働いている職場のトイレが
「外に1個ぽつんとあります」
と明かす。(文:真鍋リイサ)
「最近の野外フェスのトイレみたいな感じ」?
店舗内にトイレがないだけでなく、そのトイレも「ぼっとん(便所)だけど洋式」であるそう。工事現場などに置かれている汲み取り式の仮設トイレのようなものだろうか。
「最近の野外フェスのトイレみたいな感じなので、もれなくフェス気分を味わえます」
と皮肉るが、毎日のように使うのは憂鬱だろう。「他店舗から応援に来られた方にもびっくりしていただいてます」という言葉からも女性が働く職場だけイレギュラーであるようだ。
また、埼玉県に住む50代後半女性(事務・管理/年収200万円)は「今年の6月に中途採用で正社員として入社」した運送会社のトイレ事情を明かす。
「事務員ですが女性は私一人です。トイレが建物(事務所)の外に1つだけあり、今時、水洗ではないのが不満です。所謂ぼっとん便所です」
この時代に、またしても職場トイレが「ぼっとん便所」というから驚きだ。
「本当に精神的に病んでしまいます」
トイレの場所も悪いようだ。
「トイレのある場所は運搬するために一時的に配達物を保管したり出来る場所なので屋根はありますが、そちらに向かうまでの道のりは屋根が無いため、雨の日は傘をささないと濡れてしまいます。とにかく臭いし不衛生です」
トイレに行くのにいちいち外を通らなければならないのは面倒だ。使いたくない理由はほかにもある。
「男性の多い職場なのでドライバーが配達を終えて帰社すると、毎日その荷物置き場の辺りにタムロするので使い辛く我慢してしまうことも少なくありません。入社時、社長にリフォームを頼みましたが『考える』といいながら未だに何もしてくれません」
男女共用のぼっとんトイレで、女性が自分だけという環境の精神的なダメージは測りきれない。
「本当に精神的に病んでしまいます」
という女性の悩みが一向も早く改善されることを願う。
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