意外と知らない【魚肉ソーセージ】の世界。“歯でギーッ”じゃない上手な開け方は?目ウロコなおいしい食べ方って?
こんにちは、ズボラ系家事コツ研究員の小町ねずです。物価が上昇する中、「魚肉ソーセージ」が家計のお助け食材として注目を集めているのを知っていますか?そのまま食べても、料理の材料にしてもおいしい魚肉ソーセージ。今回はそんな魚肉ソーセージの知っているようで知らない雑学をご紹介します!
(1)魚肉ソーセージの上手な開け方
魚肉ソーセージはオレンジ色のフィルムに包まれていますが、サッとはがせず、イライラしがちですよね。そんなときに活躍するのが、このアイテム。
1本のつまようじがあれば、簡単にはがすことができるんです。
①つまようじをクリップの下に刺します。
②つまようじを手前に引いて、フィルムを切ります。
③切り込みを手掛かりにクリップを引っ張ると、縦方向にきれいにフィルムをはがすことができます。
魚肉ソーセージがフィルムに残らず、形も崩れずきれいなまま。気持ちよく食べることができますね。
この技は、ハムやチーズかまぼこなど「ロケット包装」と呼ばれる両端をクリップで留めた容器でも活用可能です。覚えておくと役に立ちますよ。
(2)まるで作り立ての味!?魚肉ソーセージのおいしい食べ方
魚肉ソーセージを製造する「マルハニチロ」で、目からウロコのおいしい食べ方が紹介されていました。
マルハニチロによると、「工場のレトルト釜から取り出したばかりのアツアツの魚肉ソーセージは、とにかくおいしいと評判です。その理由は、練りこんだ脂分が魚肉全体に溶け出しているから。弾力があるなかにもフワフワ&ジューシーでまろやかな食感は、一度食べたら忘れられません。」とのこと。
そのおいしさが再現できる調理方法が【湯せん】なのだとか。
方法は、フィルムごと約1分間湯せんするだけ。
やけどに注意しながらフィルムをむいたら、完成です。
1分間湯せんしたものと、フィルムをはがして電子レンジで温めたものを食べ比べてみました。写真の上側が湯せんしたもの、下側が電子レンジで加熱したものです。
写真ではわかりにくいけれど、湯せんしたほうが軽くツヤが出ています。
見た目に大きな違いはないですが、食べてみると食感が異なりました。
湯せんしたものは軽い弾力があり、プリっとしています。電子レンジのほうは乾燥してしまったのか若干のパサつきがあり、惜しい感じ。
温めたことで、両方ともふわっと感が増したけれど、おいしさは湯せんしたものが断然上!ふんわりプリプリなおいしさが楽しめるので、ぜひ一度湯せん調理をお試しください。
(3)知っていた?魚肉ソーセージの保存方法
魚肉ソーセージはお店の冷蔵コーナーで販売されているため、家庭でも冷蔵保存をしている方も多いのでは?でも実は、未開封の場合は常温での保存が可能なんです。
商品記載の保存方法を確認すると、この通り。
「直射日光をさけ、常温で保存してください」「直射日光を避け常温または冷所で保存してください」と書かれています。
魚肉ソーセージは、高温高圧で加熱殺菌して作られているため、包装フィルムを開封しなければ常温で保存可能なのだとか。
そのまま持ち歩けるので、登山の行動食にしている方も多いようですよ。
(4)中国・九州地方にはローカル魚肉ソーセージがある!
福岡、山口、広島で販売されている、ローカル魚肉ソーセージがあることを知っていますか?見た目も味も、普通の魚肉ソーセージとちょっと違うんです。
こちらが、その商品。マルハニチロ製造の「ベビーハム」です。
通常の魚肉ソーセージと比べると、太さも長さも異なります。極太サイズで、「これが魚肉ソーセージ!?」と驚きますよね。
中身は、こんな感じ。塊のようなものが見られます。
この塊の正体は、マグロのぶつ切り。
通常の魚肉ソーセージは、スケソウダラ、ホッケ、イトヨリなどが使われますが、「ベビーハム」にはマグロと豚肉が加えられ、独特の味わいを楽しむことができるんです。
適度な厚さに切って焼くだけで、お弁当や朝ごはんに嬉しい一品に。
魚肉版のスパムという感じでしょうか。個人的には、通常の魚肉ソーセージよりもベビーハムのほうが好み。
あっさりとしながらも旨味が感じられ、おつまみや炒め物の材料にもおすすめです。
販売地域を訪れた際は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
魚肉ソーセージは、お魚から作られているため低カロリーで低脂質。価格の安さだけでなく、低脂質高たんぱく質なのも魅力の食材です。
今回ご紹介した小ネタで、おいしく楽しく魚肉ソーセージを味わってくださいね。
撮影・文/小町ねず