巨人・菅野智之「メジャーリーグFA移籍」有力候補に「大谷翔平のドジャース」必然的根拠

 海外FA権を行使してメジャーリーグ入りを目指す巨人・菅野智之の移籍先として、大谷翔平が所属するドジャースが候補に挙がっている。メジャーリーグの取材に携わるスポーツライターはこう話す。

「アメリカのスポーツ情報サイトでは、先発投手に難のある、吉田正尚所属のレッドソックスや、ナ・リーグ西地区のジャイアンツを本命視していますが、実はドジャース入りを指摘する声があるのです」

 菅野は来季で35歳になることに加え、フォーシームは最速でも150キロを超えない。この点を心配する米球界関係者は多いが、ドジャースには先発の4・5番手として菅野獲得に乗り出さざるをえない事情がある。

 シーズン後半やポストシーズンの戦い方で分かるように、先発投手が足りていないのだ。故障離脱しているタイラー・グラスノーやクレイトン・カーショーが、来季は復帰する。大谷も二刀流に復帰する予定だが、フルシーズン働ける保証はない。今季2ケタ勝ったギャビン・ストーンは肩を手術するため全休する可能性が高く、先発陣の補強は急務なのだ。

 今オフ、コービン・バーンズ(オリオールズ)やブレイク・スネル(ジャイアツ)がFA市場に出回るが、獲得に乗り出すには巨額の資金が必要になる。そしてドジャースは、活躍したジャック・フラティやテオスカー・ヘルナンデスの残留にもカネがかかる。内野手やリリーフ投手も補強しなくてはならず、金満球団のドジャースとはいえ、ぜいたく税を考慮すれば、無尽蔵に資金をバラ撒くわけにはいかないのだ。

 その点でも、菅野は獲得しやすい人材だ。前出のスポーツライターは、

「前回の挑戦時は金銭面も含めて折り合いがつかず、巨人に残留したわけですが、今回はメジャーでプレーするラストチャンス。年俸が1年10億円に届かなくとも、単年ではなく2年契約という条件ならサインするはずです」

 菅野の代理人事務所は、大谷のチームメートであるムーキー・ベッツと同じ「VCスポーツグループ」で、ドジャースとの関係は深い。菅野が大谷や山本由伸と一緒にプレーする可能性は、意外に高いかもしれないのだ。

(阿部勝彦)

2024/10/19 5:59

この記事のみんなのコメント

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  • えっ!菅野がメジャーへ行くの?さて何年で帰ってくるかな??ハッキリしてることはメジャーでは通用しないってこと。まぁ通用しなくたって一度でもメジャーに行けば、間違いなく「元メジャーリーガー」という肩書はつく。日本のプロ野球もメジャー養成所と化し、メジャーの出戻り組がようけ増え続けるんやろなぁ!?みんな己の実力を自覚すべきやし、勘違いは慎むべきかも!?まぁメジャーリーグは銭が違う。それは分かるけど。

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