中村ゆりかが見つけた“戦う姿勢”「この先どうするんだろうという気持ちに」葛藤乗り越えられた理由【インタビュー後編】
【モデルプレス=2024/10/10】テレビ東京系木ドラ24「チェイサーゲーム W2 美しき天女たち」(毎週木曜深夜24時30分~)で菅井友香とともにW主演を務める女優の中村ゆりか(なかむら・ゆりか/27)。女優業だけではなくアーティスト活動も行い、多岐にわたる活躍を見せている彼女が抱いていた葛藤とは。乗り越えられた理由や新たな夢に進む思いを聞いた。【モデルプレスインタビュー後編】
◆中村ゆりか、美しさ&妖艶演技の秘訣は?
― 美しさを年々増している中村さんに美容についてお伺いしたいです。毎日欠かさず行っていることや、現在ハマっている美容法を教えてください。
中村:えー!なんだろうな…最近は皮膚科にも行かなくなっちゃったんです(笑)。疲れたらできるものはできるなって思っているので、今は皮膚科が必要ないくらい健康的なのかもしれないです!普段から気をつけているのは、ビタミンを取るようにしていることですかね。あとは、朝はトマトジュースを飲んだり、なるべく脂っこいものを取りすぎないようにしたりしています。でも、自分の中で脂を欲しているなと思ったら、その時は積極的に良い脂を摂ります。あとは、乾燥予防のために水分をたくさん摂るように意識しています。
― やはり美しさの秘訣は内面からなのですね!
中村:でもメイクをしたまま寝ちゃうとか、怠けている時も全然ありますよ(笑)。
― それは意外です!中村さんはこれまでも様々な役を演じていますが、特に色気溢れる役が印象的です。その妖艶な魅力の秘訣や、ボディケアの方法などがあれば教えてください。
中村:露出が多いシーンを撮影する前日は、あまり塩分や水分を摂りすぎないようにしたり、むくみをとるようにマッサージしたりしています。…私は何からそういうイメージを持たれるようになったのかな…?ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」で初めて悪女役をやってからだと思うのですが、そこから一気に悪女の役や露出の多い役が増えたんです。自分の勝手なイメージですが、悪女は瞬きがゆっくりで、目の行き場もきょろきょろとさせずに堂々としているイメージで、それがちょっと危なさを感じさせる気がして(笑)。その方法はよく使っています。
◆中村ゆりか、葛藤乗り越えられた理由
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、芸能界に入ってからこれまで、挫折や失敗、1番辛かったエピソードを教えてください。
中村:いろんなお仕事をいただけて、忙しい時期は大変だなと思うことはあるのですが、私は仕事の面ではあまり苦しいなどと思わないタイプなのかなと思うんです。でも、そこに生活の中の出来事や人間関係が入ってきた時に、沈んでしまって心にダメージみたいなものもありました。そういう時は1人でいたいという時間もあったのですが、そばにいてくれる人に「大丈夫?」と気づいてもらえたタイミングで、自分の中で切り替えなきゃいけないと思う時期があって。
本当に迷っている時や沈んでいる時は、何も明るいことが見えなくて、これからこの先どうするんだろうという気持ちになってしまっていたのですが、その中でも「ずっとこうしてもいられない、這い上がらなきゃいけない」という感情がどこかあって、それを見つけてくれた人がいたんです。そこから時間はかかったのですが、いろいろと仕事をしていく中で、少しずつ自分なりに戦う姿勢が見えてきました。
― 苦しかった時期があったけれど、自分の中で整理ができたからこそ立ち直れたのですね。
中村:自分にとって害になるものを上手くコントロールして排除していく作業をし出したら、少しずつ心に余裕が出てきました。その分ありがたいことにお仕事もいろいろといただけるようになって、お仕事が大変で疲れる時もあるけれど、やっぱり楽しいから続けられています。「これがステップアップになるといいな」とか、周りの人や一緒に仕事してくれた人が笑って楽しんでくれたことが嬉しかったから、続けたいなと思えるようになっていって、昔より人に影響されたり惑わされたりしなくなりました。
― 同世代の女優や周りと比較されることもあると思いますが、そのような悩みや葛藤を感じたこともありましたか?
中村:10代、20代の頃は、同じスタートラインに立っていた子がどんどん活躍していると気になっちゃっていました。昔はもっとすごく負けず嫌いで、そこまで考えなくてもいいようなことを考えて自分が落ち込んで…という感じだったのですが、今は「その子はその子の良い部分が広がっていて、じゃあ私には何があるんだろう」と自分と向き合う時間を作れるようになったので、あまり気にすることはなくなりました。
― 自分と向き合えるようになったきっかけは何かあったのですか?
中村:自然とですかね。友だちの作品も尊敬しながら見られるようになってきたし、「あの子のすごいところはそこだったんだよね」と思えて「だからもっと自分も頑張れ!」と自分で自分の背中を叩くことができるようになったので、切磋琢磨できる同世代の友だちに感謝しています。
◆中村ゆりかの夢を叶える秘訣
― これまで活動してきた中で中村さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
中村:好きでいることです。私もこのお仕事が好きじゃなかったら逃げているし、とっくに辞めていると思うので、好きな気持ちがあれば何か叶うはずと私は信じています。その夢に向けて、何か少しでも近づけるように、小さなことから始めるのもいいですね。
― 女優のお仕事は最初から好きでしたか?
中村:いえ、最初はあまり好きではなかったかもしれないです(苦笑い)。最初は何もよくわからずにレッスンを受けて、オーディションも見よう見まねでやって…という感じだったのですが、芸能界に入ってから4年経ったあたりの高校生くらいの時に「これが仕事なんだ」と自分の中で理解する瞬間があったんです。やっぱり経験をしないと責任感も身につかないと思うので、 いっぱい経験することは大事だなと思います。
― その経験を活かし、事務所も独立して、女優業だけではなく、歌手活動やファンミーティングなども行い、新たな道に進んでいると思います。いま掲げている目標や夢があれば教えてください。
中村:今は、もっと大きなステージで表現することを1番の目標に持っています。今年はイベントがどんどん増えて、お客さんの前で自分を表現したり、アピールしたりする機会が多く、歌を歌わせてもらう機会もあったのですが、初めはどうやってお客さんの前に出て行ったらいいのかとか、「もっとこうしたいな」という想像はあるのに体が動かないというような、自信のなさが出てしまう場面もありました。でもそれも回数を重ねて、自分が楽しみながらできた時に、自然と体がついてきたり、表現しやすくなったりして、また新しい自分が見えたなと感じて面白かったです。
ファンの方が目の前にいて、楽しんでくれている姿を見ると、みんなでもっと大きいところに行きたいなと新たな夢が芽生えました。お芝居と違って、音楽では自分の感情をむき出しにできる新しい表現力だと思ったので、楽しいです!来年は、女優として、アーティストとしてもっとレベルアップしたかっこいい姿を見せられたらなと思います。
― 今後の活躍も楽しみにしています!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
◆中村ゆりか(なかむら・ゆりか)プロフィール
1997年3月4日生まれ、神奈川県出身。2011年「5windows」(主演)デビュー。ドラマ「家族狩り」や2015年放送のNHK朝ドラ「まれ」への出演で注目を集め、映画「賭ケグルイ」、ドラマ「ギルティ」、ドラマ「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」(W主演)などに出演する。2022年に音楽活動を開始し、シングル「浮ついたHeart」でメジャーデビュー後、海外でもアジアを中心にイベントを開催。2024年は主演ドラマ「社内処刑人」で挿入歌にも抜擢。女優だけでなく、アーティストとしても大きな注目を集めている。 2024年1月放送「チェイサーゲーム W パワハラ上司は私の元カノ」(W主演)に引き続きSeason2もスタート!Season2のエンディング曲「L.o.v.e.」も決定している。
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