マンチェスター・ユナイテッドは、エリック・テン・ハフ監督の後任として就任が噂されているトーマス・トゥヘル氏と接触をしていないようだ。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　今夏に指揮官交代が噂されていたなか、2026年6月30日まで契約を延長したテン・ハフ監督体制3シーズン目を迎えたマンチェスター・ユナイテッドだが、プレミアリーグ第7節終了時点で2勝2分け3敗で14位に低迷。データサイト『OPTA』によると、リーグ開幕から7試合終了時点で勝ち点「8」にとどまっているのは、1989－90シーズンの「7」に次ぐ、クラブワースト2位の記録になっているという。

　さらにはプレミアリーグでの得点数「5」は、サウサンプトンの「4」に次ぐワースト2位タイとなっていることや、ヨーロッパリーグ（EL）でも開幕から2試合をドローで終えるなど、低調なスタートになってしまっている。

　現在公式戦5試合未勝利（4分け1敗）となっている状況から、一部ではこのインターナショナルウィークに突入したタイミングでテン・ハフ監督は解任され、後任として今夏にも招へいの話し合いが進んでいたトゥヘル氏か、現在アシスタントコーチを務めるルート・ファン・ニステルローイ氏などが就任する可能性が噂されており、8日には首脳陣による重要な会議が行われることも報じられていた。

　それでも、今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドの首脳陣はテン・ハフ監督の将来を慎重に評価することを決断した模様で、インターナショナルウィーク後も同監督が引き続き指揮を執り続けることが予想されている。また、後任として噂されているトゥヘル氏とは正式には接触していないことも伝えられている。