官公庁・自治体への転職...興味ある分野の仕事は 3位「教育」、2位「地方創生」、1位は?
大手転職サイト「エン転職」を運営するエン・ジャパンは2024年9月17日に、ユーザー3658人に「官公庁・自治体への転職」についてのアンケート調査を行い、結果を発表した。
転職者の興味のある仕事トップは「観光企画・マーケティング」 雇用形態は「正社員」
<官公庁・自治体に転職したい理由 3位「仕事の幅を広げたい」、2位「仕事を通じて社会貢献」、1位はやっぱり?>の続きです。
調査では、「官公庁・自治体で働く場合、どういった領域・分野の仕事に興味がありますか?」と質問した。最多は「観光企画・マーケティング」で40%、次いで「地方創生」が35%、さらに「教育」が33%だった。
男女別では、男性の興味がある分野トップ3は、1位が「地方創生」で42%、2位が「観光企画・マーケティング」で35%、同率で3位は「教育」と「デジタル」で27%だった。女性の興味がある分野トップ3は、1位は「観光企画・マーケティング」で43%、2位は「教育」で39%、3位は「地方創生」で30%となった。
また、希望する雇用形態について問いかけると、全体で正規社員(任期なし)が81%、「雇用形態のこだわりがない」が16%、「任期付き職員」は14%、「副業・兼業」は8%という結果だった。
年代別にみると、20代が最も「正規職員(任期なし)」のポイントが高く、20代で91%、30代で89%、40代以上で77%だった。
さらに、40代以上は他の年代に比べ「雇用形態のこだわりはない」が高く、20代が7%、30代が10%、40代以上は19%とポイントが高くなった。
具体的な理由を聞くと、
●「正規職員(任期なし)」と回答した人・契約期間が決まっている状態だと、成長のための目標を立てづらい印象がある。(20代男性)
・任期を終えた後のキャリアを考えたときに、次の仕事があるか不安。(30代女性)
●「雇用形態のこだわりはない」と回答した人・官公庁、自治体の職務内容が不明なため、どのような形の雇用が自分にあっているのか見当がつかない。(30代女性)
・宇宙に関わる仕事をしたい。仕事内容の希望が叶えば、雇用形態は気にならない。(30代女性)
などが寄せられた。
なお、この調査は2024年7月29日~8月27日、インターネットによるアンケートで行われ、「エン転職」を利用するユーザー3658人を対象とした。