通販で購入したクロワッサン型のランプ 「本物!」と使用者仰天
話題の動画は今月2日、ネタ・マーフィーさん(Neta Murphy)がTikTokに投稿したものだ。ネタさんは動画にて、中国発のオンラインマーケットプレイス「Temu(テム)」で購入したクロワッサン型のランプを、姉妹からプレゼントしてもらったと話す。
「部屋に置いていたのですが、ある暑い日に仕事から帰ってきたら、たくさんのアリがランプの下に集まっていたんです。どうしてフェイクのクロワッサンにアリが集まっているんだろうと不思議に思っていたんだけど、『もしこれが、レジン(樹脂)で覆われた本物のクロワッサンだったとしたら…?』と疑ったんです。」
疑念を抱いたネタさんは、ランプの一部に穴を開けて確認してみたところ、中身が本物のクロワッサンと非常に似ていることに気が付いたと説明する。
そしてネタさんは持っていた携帯電話を置き、クロワッサン型のランプを2つに割る様子を撮影し始めた。両手でランプを持ち、半分に割ろうと力を入れると、「パリパリッ」と乾いた音が聞こえる。ランプは硬いようで、ネタさんは割るのに少し苦戦していたが、ようやく2つに割れて中が見えた。
中は空洞になっていて、ランプのスイッチ部分が確認できる。中身はくり抜かれているものの、残った外側の部分は本物のクロワッサンのように見え、ネタさんが指で内側をこすると、ポロポロとパンくずのようなものが落ちてきた。
それからネタさんは、「本物かどうか確かめるには、これしかないよ」とつぶやくと、ランプの中から小さなかけらを取り出し、歯でかじったのだ。口の中で味わってみたネタさんが、「これは間違いなく本物の食べ物だよ」と衝撃を受けているところで動画は終わった。
この動画は瞬く間に拡散され、今月11日の時点で再生回数は1350万回を超えた。コメント欄には、「Temuでチキンナゲットのキーホルダーを買ったんだけど、なぜ本物に見えるのか理由が分かった」「うちにもTemuで買った猫型のランプがあるから確かめないと」「一番安く作れる方法なのかもね」などの声が寄せられたが、ほとんどが「なんで食べたの!?」「Temuのランプを食べるなんてクレイジーだよ」「食べる必要なかったでしょ」「体は大丈夫なの?」など、口にしてしまったネタさんの心配をしていた。
こうしたコメントを受け、ネタさんは元気に走り回る姿を撮影した動画を投稿し、視聴者を安心させた。
英ニュースメディア『Birmingham Live』は、この件についてTemuに連絡を取っているが、今のところ返信はないそうだ。
ちなみに先月には、米在住の夫婦がTemuで購入したディズニー柄の靴下を確認すると、ミッキー(Mickey)ではなくマイキー(Miikey)と書かれているなど、お粗末なコピー商品ばかりで大笑いの声が寄せられていた。
画像は『froginahatgirl TikTok「Pls explain temu」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)