「嘘つき!! 払うと言ったくせに、養育費を振り込まないなんて!」自分勝手な理由をつけて、支払いを辞めるチャンスを探す元夫

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夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香です。「自分を大切にしてくれ、本当に優しい人だから結婚すれば幸せになれる」と信じていたのに、結婚した途端にモラハラが始まり、我慢できずに離婚を選ばれる方は少なくありません。

経済的な理由や子どもの養育の問題もありますが、モラハラ夫と共に暮らし続ける辛さに耐えられず、離婚を決断される方も多くいらっしゃいます。離婚の際には、モラハラ夫がそれまで子どもの世話をしていなかったにもかかわらず親権を主張したり、養育費の支払いを拒否するために「お金がない」と言い訳をするケースもよく見受けられます。

今回は、離婚調停や公正証書の作成を行わず、「すぐに離婚を受け入れる」と言った夫に対し、早く離婚を成立させたいと考えてその条件を受け入れたNさんのお話の【後編】です。

Nさんの場合、公正証書は作成していませんが、二人の取り決めはお互いのLINEに残っているという状況です。

 

◀この記事の【前編】を読む◀ Nさんとその息子さんが受けたモラハラ事例をもとに、なぜモラハラ夫は自分の思い通りにならないとイライラを爆発させるのか?という加害者側の心理を解説。__◀◀◀◀◀( https://otonasalone.jp/?p=434343&preview=true )

 

離婚の取り決めとその後

『夫は私の本気度を察したのか、「離婚調停をせず、公正証書も作らないのであれば、すぐに離婚してもいい」と言いました。これ以上、時間をかけて離婚調停をするよりも、一刻も早くこんな夫と縁を切りたいという思いが強かったので、その条件を受け入れました。

私はもともと個人でエステサロンを経営しており、経済的に大きな問題はありませんでした。そこで、私たちは「夫が毎月息子の学費として5万円を支払い、養育費として月に3万円を支払う」という約束を、お互いのLINEに送るだけで離婚することにしました。

1週間後、夫は新しい住まいを見つけて家を出て行きました。私たちはこれまで通りの家に住み続け、生活は何も変わらず、むしろ気楽になったと感じました。

しかし、離婚後も夫から頻繁に連絡があり、「たまには一緒に食事をしよう」と、まるで何事もなかったかのように接してきます。さらには、息子と食事をした後、「帰るのが面倒だから泊まってもいいか?」と平然と口にするような人でした。』

 

Nさんの元夫は、離婚後もまるで何事もなかったかのように、頻繁に連絡を取ってきました。Nさんは、養育費や学費の問題もあったため、完全に関係を断つことはできず、適当にあしらいながら対応していたそうです。

しかし、息子さんが「野球部の顧問とどうしても合わないから、野球部をやめる」と退部届を出した日に、元夫は突然、激しい勢いで電話をかけてきました。これは、野球部の顧問が元夫に「お宅の息子さんが野球部をやめると言っていますよ」と連絡を入れたことがきっかけでした。Nさんは、学校に対して離婚の事実や、親権は自分にあることを伝えていたにもかかわらず、母親である自分には何の連絡もせずに元夫に直接連絡をしたことに対し、非常に憤慨していました。

 

 

野球部をやめるなら、養育費も学費も払わないと言った元夫

『元夫は「野球部をやめるなら、学費も養育費も一切払わないからな!」と、激しい勢いで怒鳴りつけました。

野球部をやめるか続けるかは、すべて息子自身の意思で決めることだと何度も説明しましたが、元夫は全く納得しませんでした。それに、部活をやめたからといって学費や養育費を支払わないという理不尽な要求が通るわけがありません。しかし、元夫はそう言い放つと、電話をガシャンと切ってしまいました。それ以来、3ヶ月間、養育費の振り込みは一切ありません。

私の収入で息子の学費を支払うことはできるけれど、親としての責任とは一体何なのでしょうか。今は、こんな人と別れて本当に良かったと、息子と一緒に笑って暮らせることに心から幸せを感じています。』

 

元夫が「学費や養育費を払わない」と言った背景には、コントロール欲求、自己中心的な考え方、そして報復心が関係しています。彼は、自分の思い通りに物事が進まないと、相手を金銭で支配しようとします。また、自分の欲望を優先し、他人の気持ちを考えることができません。そして、息子が野球部をやめることで自分のプライドが傷ついたため、その仕返しとして金銭的な罰を与えようとしたのです。このような行動は、彼の未熟な感情処理と自己中心的な性格から来ています。 モラハラ夫は離婚をしてもモラハラが続きます。

 

 

 

2024/9/6 12:01

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