ポッター氏が現場復帰に意欲「準備は出来ている」…イングランド代表後任候補にも浮上
かつてブライトンやチェルシーを率いたグレアム・ポッター氏が現場復帰への意欲を語った。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
イングランド出身で現在49歳のポッター氏は2005年の現役引退後に指導者へ転身し、エステルスンドやスウォンジーの指揮官を歴任。2019年5月にブライトンの監督に就任すると、3年目の2021-22シーズンにはチームをプレミアリーグトップ10フィニッシュに導いた。翌2022-23シーズンは開幕から4勝1分1敗と好成績を残し、9月にチェルシーの指揮官に就任。しかし、成績不振に伴い約7カ月後に解任され、以降はフリーの状態が続いている。
今夏には古巣ブライトンやオランダの名門アヤックス、プレミアリーグ復帰を決めたレスターなどから関心が伝えられたポッター氏。直近では、ガレス・サウスゲート氏が辞任したイングランド代表監督の後任候補に含まれているとの報道もなされており、その動向に注目が集まっている。そうした中、『スカイスポーツ』の取材に応じたポッター氏は次のように現場復帰への意欲を示した。
「今は準備が整っているし、とても幸せな気分だ。次の挑戦を楽しみにしているよ。素晴らしい休暇を過ごすことができた。過去を振り返り、元気を取り戻すことが私にとって重要だったんだ。他のスポーツやチーム、そして他の場所を訪れるのに良い機会だったと思うよ。私は多くのチームと話をしたが、指導者の道のりは長く険しいものだと認識している。適切な機会が来なければ復帰しようとは思わない。しかし、今は準備が出来ているし、適切な機会があれば戻ってくるのが楽しみだ」
一方で、イングランド代表監督就任の噂については「それについて話すべき日ではない」とのみ言及。その上で8年間の在任期間でEURO準優勝2度、FIFAワールドカップ4位という成績を残したサウスゲート氏について次のようにコメントした。
「彼の仕事を誇りに思う。サッカー界に身を置くイングランド人として誰よりも尊敬されていると思う。彼の振る舞いやスタッフ陣、トーナメントへの出場権獲得、トーナメントでの上位進出、国中がチームを応援することなど、彼は素晴らしい仕事をした。今後の幸運を祈りたい」