アタランタは28日、エヴァートンからイングランド人DFベン・ゴッドフリーが完全移籍加入することを発表した。『スカイ・イタリア』によると、移籍金はオプションも含めて最大1200万ユーロ（約21億円）ほどの見込みだという。

　ゴッドフリーは1998年1月15日生まれの現在26歳。ヨーク・シティの下部組織出身で、2016年1月にノリッジへ完全移籍した。2017－18シーズンにはシュルーズベリー・タウンへのレンタル移籍も経験し、復帰後はノリッジで不動のセンターバックに君臨。2020年10月にエヴァートンへ完全移籍加入を果たした。

　エヴァートンでも加入直後から最終ラインのポジションを掴み、2020－21シーズンは公式戦36試合に出場。シーズン終了後の2021年6月にはイングランド代表デビューも飾った。以降はケガに苦しめられるシーズンもあったものの、コンディションが整えば主力の1人として活躍を続ける。ただし、2023－24シーズンは序列が下り、公式戦通算16試合の出場にとどまっていた。エヴァートンには計4シーズン在籍し、公式戦通算93試合のピッチに立っている。

　なお、ゴッドフリーに関してはエヴァートンで出番を失っていた今年1月にもセリエAへの移籍が取り沙汰されたものの、当時は実現せず。今夏の移籍市場ではリヨンからも関心も報じられていたが、ゴッドフリー自身がセリエAでのプレーを熱望し、アタランタと合意に至った模様だ。

　2023－24シーズン、アタランタはセリエAを4位で終えただけでなく、ヨーロッパリーグ（EL）ではクラブ史上初の優勝を成し遂げた。来季は3シーズンぶりにチャンピオンズリーグ（CL）の舞台に舞い戻る。今夏の移籍市場では、レンタル加入していたベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレの買い取りを発表しており、同選手を含めると2人目の補強に。純粋な“新戦力”という意味では、今夏第一号の加入選手となった。

【画像】アタランタのユニフォームに身を包んだゴッドフリー