ミカコちゃん:「ねぇねぇイシジマ、AM読者様の中で一番、もしや自分はサレ妻かもしれないと疑心暗鬼になっちゃいそうな女性って誰？」

担当編集I嬢:「スマホを守るガード力が高くなったら怪しいですよね」

今週は珍しく……いや、珍しいどころか多分初めての試みだと思うのですが、既婚女性向けの内容です。なぜこれまで既婚女性向けの内容を書かなかったのかと申しますと、理由は至極シンプルで、ミカコちゃん自身が独身だからってだけなんですけどね（ちなみに過去の婚姻歴もナシでございます）。

なのでミカコちゃんにとっては、既婚女性のお悩み事って想像するしかないのですが、やっぱり「夫の不倫」は気になっちゃうかと。むろん、独身同士のカップルであっても彼氏の浮気って気になりますが、重大度合いがだいぶ違ってくるでしょう。

独身カップルの浮気であれば、「俺たちはまだ結婚しているわけでもなし」って言い方も出来ます。一方で婚姻関係にある者同士だと、どちらかが不倫した場合は、不貞行為として慰謝料問題に発展するパターンも大いにアリですから。

不倫を見破るのは難しい！

さて、難しいのは不倫の見破り方ですよね。興信所を雇えばカンタンですが、いかんせん大金がかかります。聞くところによるとウン十万円だとか……。そりゃまあ、張り込みしていただく探偵さん（調査員さんって言うのかな）のご苦労を考えれば、それくらいかかるのかもしれませんが、庶民には厳しい額ですよね。

かと言って、自らの「オンナの勘」で不倫を疑うのはリスクが高すぎます。その「勘」が間違っていた場合、無実の夫を責めたことになるので、こっちが悪者になってしまうでしょう。なので、自らの「オンナの勘」はあてにならないということで。

「スマホを見る」という手段もありますが、これは人間としていかがなものかと足踏みしちゃいますよね。また、仮に不倫している場合は相手女性とのやりとりはマメに消去している可能性大です。余談ですがミカコちゃん自身は、相手が誰であろうとLINEも通話もメールも履歴は残さず全・消去しています。ついでに言うと画像フォルダもゼロ。スマホ自体も重たくならないですし、過去の出来事に対しての感情も重たくならないのでオススメですよ。

話を戻しましょう。興信所もオンナの勘もスマホの盗み見も使えないとなると、不倫を見破る手段の選択肢はだいぶ限られてきました。

どこを見たら夫の不倫が分かる？

今こそ全ての日本国民に問います。

夫の不倫を見破るには、どこに着目すべきなのでしょうか？　

そんなことも知らずに、やれ「最近、夫がオシャレに目覚めたのは不倫相手の前でカッコつけたいのかしら？」とか「いや、これまでがファッションに無頓着すぎただけなのだろう」などと言っている日本人のなんと多いことか。

しかしミカコちゃんは知っています。夫の不倫を見破る着目ポイントとは……！？　

「むしろ優しくなった」です。

離婚する気満々の男性は…

不倫真っ只中の男性を大別すると、以下2パターンに分かれます。「離婚する気満々の男性」と「離婚は考えていない男性」です。前者と後者では態度が全然変わってきます。まずは前者のほう、不倫相手にガチ恋で、妻とは別れ離婚を考えている男性は果たしてどのような態度をとるのでしょうか？　

離婚する気満々の男性は、妻をディスり始めることが非常に多いです。察するに、「離婚の要因は俺の不倫にあらず！」「妻の性格が問題である！」ってことにしたいのでしょう。ミカコちゃんの旧い知り合いにも、バリキャリな妻に対しこれまで何1つ文句なんぞ言ったこともないのに、不倫が始まった途端、「家庭的じゃないキミとはやっていけない」と態度を急変させ、離婚成立に持ち込んだ策士がおります。

表面的な優しさに注意！

一方で離婚を考えていない男性は、むしろ妻に優しくなります。察するに、やましいところがあるからこそ、表面的な優しさでバレ防止しているのでしょう。具体的に言うと、「晩メシの後のデザートで」とハーゲンダッツを買ってきたり、休日に「今日は俺がカレーを作る、スパイスから」とか言い出したり、今の時期ならエアコン掃除を買って出ることだってあるでしょう。

なので、ある日突然ダンナさんが優しくなったら要注意！　とは言え、単刀直入に「不倫しているのね！」と確信に迫るのは時期尚早です。まずは、「なんだか最近優しいね」「私は嬉しいけど」と前置きしたうえで、「なんで？」「なんで急に優しいの？」と問いましょう。

Text／菊池美佳子