2つに割った舌でラーメンを食べる女性 その姿に「面白い」「ゾッとする」など様々な声(米)
米フロリダ州セントピーターズバーグのタトゥーアーティスト、ヴィー・デュケットさん(Vii Duquette)が今月11日、ラーメンを食べるだけというシンプルな動画をTikTokに投稿したところ、多くの人の関心を集めた。
実はヴィーさん、手術で舌先が2つに割れた「スプリットタン」を手に入れており、動画には「今は、ラーメンを食べることが楽しいの」と言葉が添えられている。
動画はヴィーさんがフォークですくった麺を口に運ぶだけの短いものだが、視聴者は真ん中から縦に割れた2つの舌を巧みに使い、麺を両脇から挟み込むように食べるヴィーさんの姿に驚き、次のようなコメントを寄せた。
「2つの舌で物を掴めるなんて知らなかった! これは面白い。」
「まるで麺をハグしているみたいね!」
「とても見ていられない。」
「ゾッとする。」
「よく手術を受ける勇気があったわね。怖くて私には無理。」
「身体改造は一種の中毒よ。」
「病気でしょう。」
「2つの舌で2種類のドリンクを飲み比べて欲しい。」
「これほど深くカットした舌を初めて見た!」
「施術者は誰?」
「手術について詳しく教えて!」
ちなみにヴィーさんは、TikTokで「スプリットタンにしたことを後悔はしていない。でも『もう一度手術をするか』と聞かれたら、絶対しないでしょうね」と明かしており、手術の生々しい経過については別の動画やブログで報告している。
それによると、ヴィーさんは数年をかけて入念にリサーチをした後、昨年11月初めに手術を受けたという。そしてアメリカを拠点に活躍する身体改造アーティスト、ショーン・オヘアさん(Shawn O’Hare)に手術を依頼したそうで、「彼の仕事ぶりは素晴らしかった」と述べている。
それでも手術前には恐くなり「『ピアスを開けると思って臨めばいい』と自分に言い聞かせていた」と明かし、「手術は15分で終了し、思っていたよりもあっけなく痛みもあまりなかった。私はラッキーだった」と続けた。
しかし過酷だったのは手術後だったようで、「地獄の日々だった」と語り、このように明かした。
●術後はよだれが自然に垂れてきて、口を閉じることができず、全く熟睡できなかった。
●舌の腫れがひどく、2日目はアザができたように変色し、吐き気に襲われた。痛み止めを飲もうとしたが、何度も吐いた。
●最初の1週間は全く固形物を食べられなかった。
●痛みはそれほどでもなかったが、突然何かで刺されたような痛みに襲われたこともあった。ただそれは長くは続かなかった。
●一番つらかったのは、手術から1週間後の抜糸だった。舌が引き裂かれるような酷い痛みだったが、その後、腫れが引き始めた。
●抜糸後に初めて、スクランブルエッグを食べようとしたが難しかった。
●味覚が戻ってきたのは手術から16日後だった。ただ「完全に腫れが引くのは1か月は必要」と言われ、その間は上手く話をすることや食事をすることができなかった。
●2つの舌をどのように動かすか、改めて学ぶ必要があった。最初は特に、左側の舌を思うように動かすことができなかった。
●手術費用は1000ドル(約14万8300円)以下だった。ただ詳細は話せない。
●自分の舌をとても気に入っている。施術者には本当に感謝している。
テックインサイト編集部では、スプリットタンに憧れた理由、手術をして良かったこと、逆に苦労したことなどについてヴィーさんに話をうかがうべく取材を申し入れている。
画像は『Vii Duquette 2023年9月11日付TikTok「Eating noodles is so fun now」、2023年1月20日付TikTok「Uh this song fit the motions too well don’t judge my life ok」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)