B・フェルナンデスの強烈ボレーが決勝弾! マンUが連敗ストップ、敵地でバーンリーを下す
プレミアリーグ第6節が23日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとバーンリーが対戦した。
ここまで波に乗り切れていないマンチェスター・ユナイテッドは、開幕から3試合を終えた段階で2勝1敗と勝ち越していたものの、第4節アーセナル戦、第5節ブライトン戦を落とし、現在は2連敗中。20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループA第1節のバイエルン戦では、終盤に追い上げを見せながら3-4で敗れ、公式戦では3連敗を喫している。一方のバーンリーも今季の公式戦勝利はカラバオ・カップ2回戦のみ。プレミアリーグでは1試合未消化ながら、開幕から3連敗を喫し、前節のノッティンガム・フォレスト戦を1-1で終えたことで連敗を止めていた。一刻も早く嫌な流れを断ち切るのはどちらのチームになるだろうか。
マンチェスター・ユナイテッドはバイエルン戦からスターティングメンバー3名を変更した。ジョニー・エヴァンスが今夏のクラブ復帰後初の先発に名を連ね、ハンニバル・メイブリも今季初のスタメン入り。スコット・マクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、マーカス・ラッシュフォードらがスタートから送り出された。対するバーンリーはジョシュ・ブラウンヒルやコナー・ロバーツらが先発に並んでいる。
試合は立ち上がりからバーンリーがボールを握り、チャンスの数を増やしていく。10分には敵陣で前を向いたロバーツがヨーハン・ベルク・グズムンドソンとのパス交換からペナルティエリア右に侵入。マイナス目がけたセンタリングをゼキ・アムドゥニが頭で合わせたが、シュートはGKアンドレ・オナナに弾き出される。17分には自陣最終ラインからボールを持ち運んだジョシュ・カレンが斜めにパスを付けると、ボックス手前でアーロン・ラムジーが方向を変え、最後はアムドゥニが抜け出す。左足でファーサイドを狙った一撃はポストに嫌われた。
対するマンチェスター・ユナイテッドは25分、右コーナーキックを獲得する。セルヒオ・レギロンが左足で内巻きのボールを蹴り込むと、ペナルティエリア中央で競り勝ったエヴァンスがヘディングシュートを沈めた。セットプレーからマンチェスター・ユナイテッドが先制したかに思えたが、ここはGKの横にポジションを取っていたラスムス・ホイルンドのオフサイドと判定され、得点は認めれなかった。
その後はスコアレスのまま時間が経過したものの、前半終了間際にスコアが動く。最終ライン中央でボールを受けたエヴァンスが左足でロングフィードを供給すると、ボックス右に走り込んだB・フェルナンデスがダイレクトで右足を振り抜く。強烈なボレーシュートをファーサイドに突き刺し、マンチェスター・ユナイテッドが先手を取ってハーフタイムに突入した。
後半に入るとマンチェスター・ユナイテッドが守備陣形を修正し、バーンリーはなかなか敵陣で自由を与えてもらえない。マンチェスター・ユナイテッドは1点のリードを活かしながら試合を進めると、58分には敵陣中央でのボール奪取からチャンスを作り出す。マクトミネイ、ホイルンドと繋いで左サイドのB・フェルナンデスにボールが渡ると、右足でクロスボールを供給。ボックス内で競り勝ったラッシュフォードが頭で折り返すと、ホイルンドが走り込んだが、ここはアミーン・アル・ダヒルが体を張った守備を見せてシュートまで持ち込ませなかった。
マンチェスター・ユナイテッドの1点リードで試合終盤に突入すると、徐々にバーンリーはゴール前まで侵入する機会を増やしたが、なかなか決定的なシーンまでは至らない。75分には敵陣低い位置でボールを持ったアル・ダヒルの浮き球パスでヤコブ・ブルーン・ラーセンが裏を取り、フィニッシュまで持ち込んだが、シュートは飛び出してきたGKオナナに防がれた。
試合終了間際の89分にマンチェスター・ユナイテッドはエヴァンスを下げてソフィアン・アムラバトを送り出す。今夏の移籍マーケットで加入したものの、負傷の影響で出遅れていたアムラバトは、嬉しい新天地でのデビュー戦となった。
試合はこのままタイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグでの連敗を「2」、公式戦の連敗を「3」で止めただけでなく、開幕節のウルヴァーハンプトン戦以来となるクリーンシートも達成し、今季3勝目を飾った。対するバーンリーは5試合を消化した段階で1分4敗と未勝利が続いている。
次節はミッドウィークに予定されているカラバオ・カップ3回戦を挟んでの開催となる。30日、マンチェスター・ユナイテッドはホームでクリスタル・パレスと、バーンリーは敵地でニューカッスルと、それぞれ対戦する。
【スコア】
バーンリー 0-1 マンチェスター・ユナイテッド
【得点者】
0-1 45分 ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)